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感動の記憶を生活に取り入れる「KURKKU FIELDS」(3)

前回、クルックフィールズという「施設としての」体験を綴ってみましたが、今回の滞在の充実感、高揚感は全然別なところから湧き出てきているように自分では感じています。(もちろん施設、設備というハード部分も大いに楽しめてクオリティーも素晴らしいです。純粋にとてもとても楽しかった!)

それが何なのかを考えることは自分にとって重要なことである気が強くしているので考え続けているのですが、その答えさがしのための対話を求めすぎてそろそろ妻にも嫌がられてきました笑

その答えというのはおそらく文字で伝えることはできないことなのかもしれません。そう漠然と思いながらも、人に伝えるためにはやはり言葉を使うしかないので今回もつらつらと綴ってみたいと思います。


働いている人が素晴らしい♩(三才の息子は友だちになっていた笑)

今回、幼い子ども二人(0才と3才)を連れての宿泊をする私たちにとって、他に誰も宿泊する方がいないと知ったとき、他の方への迷惑を気にしなくて済むという面で安心しました。
そして私たち以外の他に誰も宿泊者がいないということはクルックフィールズの営業時間外の施設の利用が貸し切りになる(ラッキー♩)とも思いましたが、
家に帰ってクルックフィールズで過ごした時間を振り返ったときに湧き出てくる多幸感の元は、スタッフの方々とゆっくり関われた時間でした。

朝夕の枝豆、落花生収穫を体験させてくださったお兄さん、
夜のBBQとBARを素敵な時間にしてくださったお兄さん、
草間彌生の世界への鍵を開けてくださったお姉さん、
子どもと走り回って遊んでくれたお姉さん、

私たち夫婦はもちろんのこと、息子もみなさんのことを大好きになってしまいました。
帰り際には帰りたくないと何度も言いましたし、帰ってからは「クルックフィールズいついく?」と何度も聞いてきましたし、クルックフィールズで配布されていた地図や“KURKKU FIELDS Story”をずっと眺めていました。

ということで、
泊まった翌週にまた行ってきました!!!!

この週末はイベントが開催されるということで、私はそのイベントからクルックフィールズのもう一つの素晴らしさについて学びたいという理由もありました。


循環の仕組みがすごい!


宿泊した朝、草間彌生さんの作品に向かう道中、スタッフさんと歩きながらの何気ない会話で聞いた、排水の循環の話がずっと心に残っていました。

クルックフィールズの景色の一つとして、太陽光パネルは目に見えやすく環境面でのインパクトがとてもありますが、私が一番興味を持ったのが水の循環についての仕組みでした。この目には見えにくく全体を捉えづらい部分について、漠然とですが凄味を感じ、とても興味が湧き、学びたいと思いました。

四井さんの話を聞きながら、あることに驚かされた。それは【クルックフィールズ】に公共の上下水道が引かれていないという事実だ。飲み水は井戸水。各施設の排水は、地下に設けられた浄水槽にて微生物を介し有機物に分解してから、さらに場内に造成した水質浄化システム「バイオジオフィルター」を通し、分解、ろ過。それからマザーポンドと呼ばれる池に注がれる。そして、太陽光発電を利用した電動ポンプでマザーポンドの水を丘の上まで汲み上げ、また場内の小川に流す。ここでも“循環”が行われているのだ。

この水の循環への興味から、まずは実生活に取り入れやすそうな生ごみを堆肥化するコンポストへの興味も湧き、このイベントではクルックフィールズの循環の仕組みを監修された四井真治さん自身によりコンポストのワークショップも開催されると知りました。
このイベントではクルックフィールズに音楽が流れるということも、わくわくの一つとなり、私たちは二週連続で木更津に向かうことになったのです♩

続きます。

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