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支援先のラオスを訪問して"子どもたちが必要とする支援"を知り、考え始めた旅

私たちのサークルではラオス、バングラデシュの子どもたちを対象に教育支援をしていて、支援先の子どもたちに会いに行けるというプログラム(スタディーツアー)があります。今回は、そのスタディーツアーでラオスを訪れたメンバーにインタビューをしてきたいと思います。

国際協力ってどうなんだろう?支援先の様子ってどんな感じなんだろう?
そんな疑問を抱いたことはありませんか?

私たちSTUDY FOR TWO(以下SFT)は国際支援活動を行う団体です!

 今回はスタディーツアー*(以下スタツア)を通して、支援先を訪れるにあたって気になることや学んだことを実際に参加したメンバーにインタビューをしました!
(*スタツアとは、民際センターのスタディーツアープログラムを利用し、支援先へ実際訪問できるプログラムです。毎年3月と9月の初旬に行われるこのツアーに応募したメンバーは、隣国タイから陸路でラオスに入国し、3泊4日の日程で現地に滞在し、支援先の様子を実際にみることができます。)

スタツアインタビュー第2弾!!

 こんにちは!インタビュアーを務めます!広島大学2年の三谷真裕(アリシン)です😄よろしくお願いします!!

参加したメンバーについて

 今回は、スタディーツアー(以下、スタツア)に1年生で参加し、訪問先のラオスでの経験をもとに今はSTUDY FOR TWOの支援先調査プロジェクトのリーダーをしている広島大学2年生のしぎょう君にインタビューしていきます!彼はスタツアに参加したことで「子どもたちに本当に必要な支援とは何か」を考えて活動するようになったそうです。そのように考えるきっかけは何だったのか、現地を訪問して何を思ったのか、を今回のインタビューで探っていきたいと思います! それでは聞いていきましょう(^O^)/

【参加しようと思った理由、きっかけはなんですか?】
 1番の理由は、支援先についてほとんど知らないまま「国際協力、ボランティアをしている」ということに違和感を感じていたことです。もちろん国際協力や支援の方法については聞いたり調べたりして知っていましたが、支援先の文化や子どもたちの実際の生活、進路についてはあまり知らなかったんです。そういったときに先輩からおすすめ頂いて行きました。

スタツアってどんな感じ?

【スタツアではどのようなことをしましたか?】
 2校の学校訪問と3箇所の奨学生宅訪問をしました。学校では勉強道具(文房具など)の寄贈や食事や現地の伝統的な儀式、子どもたちとの交流をしました。また、奨学生宅では私たちが支援している奨学生にインタビューを行いました。それ以外にも、ホテルに帰ってからふりかえりMTGをしたり、洞窟や市場などに観光に行ったりもしました。

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【学校訪問や奨学生宅への訪問などで知ったこと、発見したことはありましたか?】
 奨学生へのインタビューでは、私たちが支援するのは主に中学生までなのですが卒業後の子どもたちが高校に行くことができず、家の農業を手伝ったり、工場に勤めたりするそうで、学校で習う数学や英語があまり役に立っているとは言えない状況を知りました。
 また、学校訪問では現地の教師より、教師自体が都市部に集中しているため、田舎では教師の数が少ないことを知りました。そのため、田舎の教師はボランティアでしている人が多く、質を保つのが難しいという問題も気づかされました。

【実際の現地の様子を見て感じたこと、思ったことはありましたか?】
 さきほども話しましたが、高校に行けなかったり、教師がボランティアであったりと学校での教育が本当に支援された子どもたちに活きているのか、という疑問を抱きました。そのため、教育の内容、教師の量・質の改善にアプローチする支援、または高校以上の進路に関するアプローチができる支援ができればいいなと思いました。

スタツアから帰って

【参加した後にSFTの活動にどのような変化がありましたか?】
 以前に比べ普段の活動が支援につながる、という実感が持つようになりました。その一方で、ただ支援金を寄付することにあまり意味はない事、自分たちの支援が個々の問題に対してどうアプローチしていくのかを明確に考えて支援することの重要性を以前にまして意識するようになりました。それと同時に、スタツアに一緒に行った先輩(ふっくーさん)から支援先調査プロジェクト(以下、支援先調査PJ)について教えていただき、参加することにしました。そこでは、支援先やNGO団体について勉強するとともに、支援内容の検討を行っています。
 また、今年の夏からその支援先調査PJのリーダーになり、「より必要とされる場所に、より必要とされる支援を提供する」「メンバー全員にSFTの存在意義を再認識してもらう」ことを目的に活動するようになりました。

【スタツアでの体験や支援先調査PJでの活動を通し、これからどのような支援をしていきたいと考えていますか?】
 前述の通り、ラオスに関してはアプローチがより将来に直結するような団体に寄付をしていく必要性を感じました。
 一方で、ラオスでは私たちが支援している農村部の子どもたちでさえ「最低限度の教育」は受けられる環境がありました。そのほかにも、SFTが支援しているラオス、バングラデシュは2024年に後発開発途上国を卒業するとも言われています。そのため、他の「最低限度の教育」が達成されない国と比較してこのまま両国を支援し続けるか否かも考える必要が出てきています。
 この2点をふまえ、各国の抱えている問題や支援団体の支援内容を吟味してSFTがどの問題にどの様にアプローチすべきかを検討し、最善の支援をしていきたいと考えています。

最後に

【スタツアに行くことを少しでも考えている方にどうぞ!】
 スタツアは自分たちの活動の成果や実感を何よりも感じられる場です。現地の方やNGO団体の方からの現地目線での問題点など、実際に行ったからこその発見がたくさんあります。ただ学び、子どもたちと交流し文化を知ること以外にも、ここでは話しきれない多くのスタツアだけの体験もあります。
 参加を迷っている方はぜひ次のスタツアに参加してみてください。きっと何か見つけられます。そしてそこでの話や思いをぜひ、沢山聞かせてほしいです。


最後までお読みくださりありがとうございました!!

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