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志望校選択について私が考えること【東大理三に独学で現役合格】


私は現在東大医学部に通いながらブログを書いています。

ブログでは「田舎の公立高校から3年間の独学で東大理三に現役合格した勉強法」と題した大学受験対策記事を中心に、勉強になる本の紹介、英検などの資格検定対策、一般の方でもわかりやすい本格的な医学記事東大の内部事情、などなど色々書いているので、ぜひそちらも読んでいただきたいです。

ブログの宣伝もほどほどに本題に入っていきます。今回は、進路について、特に大学受験における志望校選択について、私の考えを述べていきたいと思います。


私がなぜ東大医学部を選んだのか

東大医学部生として他の大学の人たちや高校生と関わっていると、よく聞かれる質問があります。それは「どうして東大医学部を受けたのですか?」というものです。

たしかに、私は親戚に東大出身や医学部出身の人は1人もいませんし、それほど進学校に通っていたわけでもないので、周りの影響で東大医学部に行ったとは思えません。それでは、なぜ東大医学部を選んだのでしょうか。

簡単に結論を言ってしまうと「医学の研究をしたかったから」です。


私は小さい頃から外で虫取りをしていたり、変な実験をしていたりしたこともあって、理科という科目が好きになりました。その中でも、本や図鑑を読んで興味を持ったのが「人体」と「宇宙」についてです。はっきりとした理由はわかりませんが、自分の中に非常に複雑な構造があるという不思議さ、宇宙という広大で謎だらけのものの不思議さ、に惹かれたのだと思います。

どちらかについて詳しくなりたいと考えたときに、宇宙というのはあまりにも果てしない感じがあり、自分でどうにか対処できるものではないかなと感じてしまいました。そのため、医学部に行って人体の研究をしてみたいなと思うようになりました。具体的に医学部に行こうと考えたのは中学3年生のときです。


しかし、医学部というのは基本的に医師養成専門学校です。そのため、普通は研究室に所属することなく、卒論も書くことなく、黙々と医学の勉強をして国家試験に通ることを目指します(実際に医師になる過程はブログで説明しています)。

それでも大学生として研究ができる大学も少ないですが存在します。それが東大や京大など、主に旧帝国大やそれに準ずるレベルの大学になります。医学系研究が盛んなうえ、学生でも参加できるような仕組みができているのです。

研究ができる大学の中でも東大は圧倒的にお金があり、施設も整っています。もちろん、入試難易度が高いことからも想像つく通り、全体的な学生のレベルも高いはずです。研究する環境としては東大が1番良いのではないかと考えました。


以上の理由から私は東大医学部を目指すことになったのです。実際に私は現在、東大の医学系研究室に通っています(研究室の決め方の記事も書いています)。東大に入ったことで実現できたことなので、東大医学部に入って良かったと思っています。


進路の決め方

私は上のような感じで志望校を決めました。しかし、進路に悩んでいる人のほとんどは「やりたいことがわからない」という理由で悩んでいるのだと思います。この悩みについて私なりに考えてみました。

普通に考えて、小学校まで友達と遊んで暮らしていて、中学校で部活や勉強が始まり、高校で受験勉強を始めたところで、将来何をやりたいかというのは決まらないですよね。色々な知識を手に入れてからじゃないと自分が何をやってみたいのかというのはなかなか分かるものではないはずです。


進路に悩んでいる高校生へ、解決方法として3つを提案します。オススメ順に並べているので、上からやっていくようにしてみてください。


様々な方面の情報を手に入れる

この世の中には非常に多くの職業があります。そして、それらを叶えるための学部学科がやはり多く存在します。職業全部について調べることは難しくとも、学部学科であればかなり網羅的に調べることができるのではないかと思います。

実際に大学でどのようなことを習うのかというのを調べることがやはり大事です。


これだけでは決まらないという人は、もっと広い視点を持ってみることも必要です。

図書館に行きます。するとそこには様々なジャンルの本が並んでいるでしょう。各ジャンルについて広く書かれていそうなものを1冊ずつ手に取ってみます。それらをとりあえず読んでみましょう。現時点で興味のないジャンルも読んでみることが大事です。

多くのジャンルから1冊ずつ本を持ってきて読んでいけば、何冊かは面白いと感じるものが出てくるでしょう。そこを深堀りしてみます。すると、何かしらやってみたいことが出てくるかもしれません。


もっと行動的になるのであれば、様々なプログラムが高校生用に用意されています。それらに参加してみたり、自分でどこかに見学に行ったりと、自らの体で動いてみられたらさらに良いのではないかと思います。


私が思うに、進路に悩んでいるという人は、進路を決めようと行動していない人が多いです。とりあえず進路探しのための情報収集をしてみてください。これをするだけでも、かなりの人が何かしらに興味を持てると思います。


自分の得意分野に流れされてみる

多くの人は自分の得意分野を持っていると思います。もちろん得意科目があれば1番ですが、そうでなくても運動が得意、音楽が得意、話すことが得意、という観点から広げていくことができます。

例えば、話すことが得意なのであれば、学校の先生なんかは適職ですよね。みんなの前で話し、さらにちょっと面白いことも言えれば生徒の関心を惹くこともできます。

自分の得意分野から想像できる職業には就きたくないかもしれません。しかし、自分の得意分野を生かすことができればそれが楽しい仕事にもなりうるのです。

いくら好きでもできなければ仕事にはなりません。得意ということだけでかなりの価値があります。そのため、得意分野に流されてみるというのも手だと思います。


志望校を東大にする

上の2つを実践してもどうにもこうにもならなそうという人、得意分野に逃げるのではなく自分の好きな分野を見つけたいという人、そんなあなたには東大に行くことをオススメします。

これには大きな理由があります。それは東大では志望学科を2年生の初めに決めることができるからです。理系で大学に入っても文系学科に行くことだってできます。もちろん逆もしかりです。つまり、進路を決めるのに1年間の猶予がもらえることになります。


大学に入ると、半強制的に様々なことを学ばされます。授業としても色々なものに触れなければならないですし、大学生として生きるうえでサークルやバイトでも多く学ぶことがあるでしょう。その過程で、自分のやりたいことも探していくことができます。

高校生までの1年間と大学生での1年間では見えるものがかなり違います。大学に行ってから決めるのでも構わないのではないでしょうか。


「東大なんてどうやって行くんだよ!」って思う人は、私の書いた大学受験対策記事を見てみてください。独学でも東大に合格できるようになります。


そもそも大学に行くべきなのか

ここまで進路について、特に大学で何を学ぶかについて書いてきました。そんな後ですが、最後にこのような問題提起をさせてください。「そもそも大学には行くべきなのかどうか」という話です。

結論から言ってしまいますと「勉強をしたいのなら行くべき」というのが私の考えです。そんなの当たり前じゃんと思うかもしれませんが、そんなことはないのです。


最近、勉強法についての質問をTwitterなどで受け付けています。その中で「勉強のやる気が出ない」というような話が出てきます。

私だってやる気の出ない日もありましたが、基本的には毎日数時間程度は勉強していました。本当にやる気の出ない日に限っては遊びに出掛けるなどして気分転換をしていたという感じです。

嫌いな科目があってそれはやりたくないというのも分かります。自分の好きな科目を多くやってしまうというのは当たり前で、私も理科の比重が気づいたら大きくなっていました。

しかし、根本的にやる気が出ないのならどうでしょうか。私の答えは「じゃあ勉強しないほうがいい」となります。正直、大学に行かなくても生きていける世の中になっています。勉強以外にやる気の出るものを見つけて極めていくほうが圧倒的に有意義です。


大学に入ってからきちんと勉強するつもりなのかも大事です。もちろん、勉強以外にも遊びなどで得られることも多いでしょう。しかし、お金と時間についてもう少し考え、きちんと両立していく覚悟を持つことが必要なのではないかと思います。

高校ではきちんと勉強してきたであろう東大生でも、かなりの割合で大学での勉強はサボるものです。単位を取るだけという人は結構多いです。単位を取るだけならそれほど難しくないですからね。

大学に行く意味というのも考えるべき事柄なのではないかと思います。


まとめ

進路に悩んでいる人は、自分からやりたいことを探しに行くという意識が大事です。これは何よりも大切なことで、待っていても何も起こりません。自分から色々行動してみましょう。


最後にちょっとした宣伝をさせてください

noteに他の記事も載せているので、そちらも見ていただけたら嬉しいです。
主に受験勉強について色々書いています。

スタディブログというブログで、大学受験対策についてはもちろん、勉強になる本の紹介資格検定紹介東大の内部事情についてや、医学についても書いています。ぜひ一度訪れてみてください!

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