Kの向くままにおススメ映画『去年マリエンバートで』短文紹介

【超難解恋愛映画】　

男は去年フレデリクスバートで女と出会い、親密な関係となった。一年後に再会の約束をし、駆け落ちする段取りだった。しかし女は計画を全て知っていた夫(らしき男)に殺されてしまう。

…そんだけの話なのだが、、これは映画というよりもはや一つの発明かも。時系列や記憶が無作為に繋ぎ合わされ超難解。タイトルからして既に謎。
難解な上に動的な場面も少なく、エンターテイメントとしては★、しかし芸術性は★★★★★という非常に人を選ぶ映画です。

難解ですが、黒澤監督の『羅生門』に影響を受けて作られた作品、と言えば理解し易い人もいるかもしれませんね。男が嘘を喋っていたのか女が知らないフリをしていたのか、または両方か、真相は『藪の中』、という訳です。

主演のデルフィーヌ セリッグが超絶美人、そして彼女が着ている衣装はココ シャネルがデザインしたとの事で、芸術性重視の人やシャネル推しの人には是非観てほしい作品です。

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