Kの向くままにおススメ映画『ダンサー イン ザ ダーク』ネタバレあらすじ感想日記
こんばんは。ミュージカルが苦手なKです。今回は『ダンサー イン ザ ダーク』。一言で表すと「命懸けの映画」です。
こんな人におススメ
要注意点まとめ
こんな映画です
セルマは息子ジーンの失明を防ぐため、チェコからアメリカに移住し、昼夜働いて手術費用を貯めていた。それを知った隣人に貯金を全て盗まれ、更に強盗殺人の汚名まで着せられたセルマは裁判で死刑を宣告される。
もう少し詳しく
正直に言うと、Kはミュージカルが苦手。何故突然踊り出すのか、また何故セリフが歌なのか。主要人物であるジェフも同様の事を喋っています。
しかし本作ではミュージカルシーンが明らかに主人公の空想となっているので割と簡単に受け入れられました。逆にそれがないとこの映画の場合は鬱過ぎて観れないかも。華やかなミュージカルを逆手に取ったトリアー監督お得意のとても嫌らしい展開(誉め言葉ですが)。
ミュージカルで鬱ENDって滅多にないよね?監督もミュージカル嫌いなのでは?と勘ぐってしまいます。
観た後はこんな気分になりました
色んな映画観てるけど、こんな悪いヤツよっぽどいないだろっていう、どんなヒールも顔負けの悪徳鬼畜警官が出て来ましたよ。その他、、
…どこをどう分析しても主人公セルマに対する鬱と不安要素しかない…。最大限に虐げられたセルマ、ラストはミュージカル王道の大団円ハッピーENDを期待するでしょ??
だがしかし………、、
……おい、コレさ、今日この後どういう気持ちで寝ればいいの?セルマが何度も言ってた「最後から2番目の曲で観るのをやめる」というのはそういう事か、警告なのか?
…けれど最後まで観ても一応救いはある。「救いのない最強鬱映画」とか言われてますけど、救いはあります。
セルマや観客にとってラストの専らの心配事は、息子ジーンの人生ですが、その点きっと大丈夫。何故ならあんなに親身になってセルマに接していた友人や協力的な眼科医の存在。こんな素晴らしい友人が人生で1人でもいたら幸せなのかもね(セルマには友人が2人もいた)。
だがしかし(2度目)………、、、監督が書いた脚本、当初のラストは何と、、
「セルマは刑の執行直前にジーンの手術が失敗した事を知る」
!!それはダメでしょう、人として映画としてイカンよ、そんなもの作ったら。
セルマ役のビョークが監督を説得して変更させたのが完成版だとか。
ナイスビョーク!主演・音楽・脚本の三冠だ、GoodJobビョーク!!ダンサー イン ザ ビョーク!!?
心に残ったセリフ
もう少しジェフに頼っていたら違う結末になっていたかも。
自分の命を代償として大切な人を守る、精神論ではなくて本当に《命懸け》の映画でした。
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