マガジンのカバー画像

【グッドプラン・フロム・イメージスペース】

84
あらゆるアートやフィクションは人に影響を与えると思います。 つまり人の心が清く安らかになる様なフィクションがあれば、良い世の中になると言えます。 どんなに下手で稚拙であろうと気に… もっと読む
運営しているクリエイター

#まとめ記事

【グッドプラン・フロム・イメージスペース】Episode.5 「今から数年後・・・」第11章 まとめ記事

 新しい政府が出来上がるよりもはるか昔から、過去の政府達と結託していた世界中の悪人たちが準備していた愚かな計画が数年前に実行されました。

しかしそれ故に、彼らに騙され続けてきた人たちも悪人たちの正体と本性と計画に気づき、大勢が立ち上がりました。

それによってこの新しい政府が生まれ、今もなおより良く正しい世界にするために人々が日夜活発に活動を続けている状況なのです。

そんななか、ある地方都市で

もっとみる

【グッドプラン・フロム・イメージスペース】Episode.5 「今から数年後・・・」第10章 まとめ記事(未完結)

 新しい政府は、人々がマスコミの様な嘘偽りをバラまき続ける組織を何故そこまで信じて来たのかが分かりませんでした。

とっくにネットでいくらでも正しい情報が簡単にタダ同然で瞬時に手に入るのに、ずっと嘘偽りで人々を混乱される幼稚で愚かなマスコミが長く居座りました。

新しい政府はマスコミへの追求や研究と同時に、人々が騙されて来た理由も調べました。

そしてその原因のひとつが学校である事が分かりました。

もっとみる

【グッドプラン・フロム・イメージスペース】 「モグラたちに気をつけて」 まとめ記事

 今は夏です。この季節はとても暑いです、当然ですが。

それにしても今年の夏はとても暑い。
その暑い中でみんな、なにかしかの用事があって、陽に照らされてふらふらしながらも出たり入ったりとしなければなりません。

しかしここにいる3匹のモグラたちが住むこの地面の中はというと、決してそんなことは無いのです。

地面を少し掘っただけで、すぐに冷たく感じるほど外とは温度が違います。
外を歩き回る他の動物た

もっとみる

【グッドプラン・フロム・イメージスペース】  「ぼくのオレンジジュースはどこ?」まとめ記事

「観た?」
「うん、みた。」

朝、小学校の校門の前で、ランドセルではない四角いリュックサックを背負った2人の少年が話している。

まだ、登校にはずいぶん早い時刻だったので、校門は開いていたものの登校する生徒はいなかった。

「全然知らなかった。難しいところもあったから全部が分かったわけじゃないけど。」

青いリュックを背負った少年が自信なさげに言った。

「そうだろうね。君の歳じゃ。といっても私

もっとみる

【グッドプラン・フロム・イメージスペース】 「口癖はヤンス」 まとめ

 この記録的な灼熱の日に、男は電車に乗りました。

車内はキツイ冷房をかけながらも窓を開けるという矛盾した状況でありましたが、しかしそれでもホームよりよっぽど涼しく、男は帽子を取ってパタパタと涼みハンカチで汗を拭っておりました。

夏のさなか、通勤時間を避けたといってもまだ午前中です。かなり空いたと行っても利用客はそこそこいます。
男の乗った車両は、座席の端が全て埋まった程度でしたから座ろうと思え

もっとみる

【グッドプラン・フロム・イメージスペース】 「イモが育てた心たち」 まとめ記事

 とても天気が良く抜けるような青空のこの日は、都心から離れた小さな幼稚園の子供達が総出でジャガイモを掘る日です。

幼稚園から20分ほど歩いたところにある農家の老人は子供達の為に農地の一隅をジャガイモ畑にして今日まで大切に育ててきました。

ぞろぞろと保育士や父兄に連れられてやってきた子供達を、農家の老人は温かく出迎えジャガイモ畑の前まで案内し、これからの手順などをまず保育士と父兄に伝えました。

もっとみる

【グッドプラン・フロム・イメージスペース】 「視野の味」 まとめ記事

 雑なウイルス騒動のせいで学校はやっていませんでしたが、飼育しているウサギやニワトリ、花壇の草花が気になっていたヒナタは、同級生のナツオと一緒に毎日世話をしに来ていました。

花壇の水やりなどが終わり、2人は飼育小屋に向かいました。

元々飼育係でない2人でしたが、毎日やって来ては掃除から餌から遊び相手から何でもやってくれるので、小屋の動物たちもすっかり彼らの顔を覚えなついてしまいました。

「お

もっとみる

【グッドプラン・フロム・イメージスペース】Episode.7 「生きたくない人たちがいるなんて」 まとめ記事

 図書室の整理をしているユウタは、委員でもないのに手伝ってくれているトオルに一冊の本を見せました。

「この本はここが汚れているんです。」

ユウタの開いたページにはジュースのシミみたいのができていました。

「そうですね。」

トオルは何か意味があるのかと思いしばらくそのシミを眺めていたが、よくわかりませんでした。

「トオル、このシミには特に意味はないのです。」
「では何故見せたのですか?」

もっとみる