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#セルゲイのMix_Up
【2つめのPOV】シリーズ 第6回 「しがみつく」 (No.0258) パターンC 〈セルゲイのMIX UP〉
・まばらな人の流れ、男Aはその流れについていくと、そこには安っぽい
真っ白な看板に「接種会場」と書いてある
看板の先には白いテントと車が並んでいる
そこに人々は間隔を空けて並ばされている。男Aもそこへ並ぶ
・牧場の牛たち
・せまい豚舎の豚たち
・ブロイラーの鶏
・袖をまくった腕に刺される針
・首を切り落とされる牛
・発行される安っぽい証明レシート
・牛の耳に直接取り付けられた鑑札
・
【2つめのPOV】シリーズ 第4回 「波」Part.5(No.0179)
Part.4のつづき
「誰であろうと結局そうなる。殆どの人がそうなるの。」
大きな透明のガラス瓶にぎっしりとキャンディが詰まっている
瓶が爆発し、キャンディもガラス瓶も粉々に飛散する
テレビ、アイドルグループのパフォーマンスが映っている
集中しているアリスの顔
テレビの前でジッと座っているアリスの姿
アリスの部屋にはアイドルグループのポスターや表紙を飾った雑誌などがある
学校のクラスで友
【2つめのPOV】シリーズ 第4回 「波」Part.4(No.0178)
パターンC〈セルゲイのMix Up〉
色とりどりのキャンディが詰まったケース
キラキラと輝きを放っている
色とりどりのキャンディがゆっくりと盛り上がると、下から甲を上にした指を伸ばした手のひらが出てくる
手がゆっくりとスローに持ち上がると、甲や指の上に乗ったキラキラと輝くキャンディが下のケースにこぼれ落ちてゆく
その手がキャンディをひとつ摘む
その摘まれたキャンディにゆっくりと近づく
【2つめのPOV】シリーズ 第3回 「仕切り」Part.6(No.0165)
パターンC〈セルゲイのMix Up〉
真っ白な空間に、まっすぐに続く階段
何処まで続くのかわからないほど長い
その階段を赤ん坊が懸命にハイハイで登ろうとする
よじ登るように赤ん坊が階段を登る
やがて立ち上がり、階段の端にある壁に手をつきながら登る
ドロドロとした地面に立つ泥だらけの男
太い棒で力いっぱい地面に線を引く
一瞬だけ地面に線が引かれるが、すぐに回りの泥が入り込んで線が消える
男は、疲
【2つめのPOV】シリーズ 第2回「手」Part.4(No.0158)
パターンC〈セルゲイのMix Up〉
都会、朝のラッシュアワーに揉まれながら改札に向かうOLの女
女 改札に勢いよくスマホを当てる
整った身だしなみと同じく背筋も顔つきも硬い
コンビニで買い物をする
支払いの時もカードリーダーに勢いよくスマホを当てる
スーツ姿が激しく行き交うビジネス街を歩く女
足並みは早い
口の広い大きな瓶に卵くらいのサイズの動物のぬいぐるみが入れられる
建物の
【2つめのPOV】シリーズ 第1回「土台」Part.4 (No.0147)
パターンC〈セルゲイのMix Up〉
閑散とした会場
中央のリングでボクシングをする二人の選手
ライトに照らされたリング以外は暗く、客の数は少ない
時々出される応援や野次の声と繰り出されるパンチの当たる音
両者のセコンドが出す指示の声だけが鋭く響く
右のまぶたが切れて血が目に入る青いグローブの選手
手が出せず赤いグローブの選手に一方的に殴られる
投げ込まれる白いタオル
誰も騒がず
新シリーズ 【2つめのPOV】企画説明:後編その4(No.0138)
後編その3のつづき
前回、前々回はまだ何とか大体の感覚は掴めていたのですが、残り2つは本当に自分でも未だ掴めずにいます。
また多少掴めていても、どうにも難しくてきちんと扱えるのか不安なままです。
パターン〈セルゲイのMix Up〉
例
「綿毛」
夕焼けに照らされた土手
かばんを背負って歩く少年
足取りは重い
一番うしろの席から見える授業中の風景
色を失う授業風景
飼育小屋の金網越しに