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~STORIAのプロボノ活動日記~ ワークショップでみんなの言葉を紡ぎました

先日、スタッフ、ボランティア、プロボノが一同に会して、半日のワークショップをしました。
宮城県の自然に囲まれたステキな会場、そして遠方の方はオンラインで。
20名ほどの方が集まって、それぞれの想いを言葉にする会。

STORIAで活動していると、居場所の現場、チームの仲間、ご支援者の皆様全てに通底する価値観があるなあ、と感じることがよくあります。でも不思議なことに、それを言語化することがなかなか出来ないのです。
胸の奥に同じ何かを共有しているつもりなのに、みんなで言語化しようと話し合っても、「これで全て表現しきった!」っていうものが出てこない。

ひと言で表すのは難しそうです。そこで、当日出てきたみんなの言葉をただ、書き連ねてみます。それぞれの言葉から、「チームSTORIAってこんな雰囲気が流れているんだな」っていうことを感じて頂けたら。

みんなの言葉

みんなと対話すると、自分の言葉を汲み取ってくれる。自分の言葉に変換して返してくれる。すると自分自身の価値観が広がったなと感じる。

それぞれ違うみんなが対話を重ねていくことは、無理に束ねたり混ぜたりすることなく、布をつくるように一本一本糸を織り、紡いでいくようなイメージ。布は、何にでもなれる。困っている人がいたら毛布にしてあげればいいし、重いものを持っている人がいれば、包んでバッグにしてあげればいい。

ありのままを受け止めることは難しいこと、でも受け止められるのは嬉しいこと。受け止められる場を大切にしたい。

世の中に“切り離す”と“繋げる”がある。貧富の格差や孤立は切り離すことで、悲しさを伴う。居場所や相談支援、様々な活動を通じて、切り離さず繋いでいくのがSTORIAらしさ。

今(ワークショップを終えて)、とても暖かい気持ちでいる。居場所からスタートしたSTORIAの活動が、今日みたいな形になり、現在地を確認することができて、嬉しく、感動が込み上げてきた気持ち。

それぞれ価値観が違う人々が集まっても、そのなかでみんなに通底している価値観は、自分がどうありたいかを問い続けている人、という点だと感じた。

すごくうれしい気持ちになった。私たちの年代になると、自分の気持ちを率直に話すことってすごく勇気がいる。賢そうに喋らないととか、カッコつけて話したりとか思ってしまうが、すごくパワフルなお話を聞けた。人間の心は人間の心でしか動かせないというのを改めて感じ、今日来てよかったと思った。

愛は愛されたいと思うと遠ざかる。愛する能動性こそが、人間を自立させ、開放するもの。

自分の肯定感がないと人を愛せないというのも自分の気づきだった。これから、課題や困難について考えるときも、愛情をベースに考えを組み立てていくことが大事だと思った。

決して、“ねばならぬ”というのではなく、「ありたい姿にみんなで、ありたいようにいこう」、というのがSTORIAらしさだと思う。

「これが正解でしょ」を人に押し付けない。「自分はこう思うよ」の方がいい。相手を一人の人間としてみる。そのためには、信頼関係が重要。

現場では違和感があったらみんなで話し合うようにしています。

自分自身も歩んでいるところなので、自然に水が流れるように、今後も歩んでいきたい。

STORIAに出会って、たった一人でも人生が変わったら、STORIAが存在している意味があると思える。

結びの言葉

最後の「たった一人でも」は代表のあやさんがいつも言っている言葉なのですね。今回の結びの代表としての言葉もこれでした。

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