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~STORIAのプロボノ活動日記~STORIAで生まれた数々の温かいストーリー オンライン報告会 開催しました

先日11/20(日)に、子どもたちのサードプレイス存続のためのクラウドファンディング公開記念企画オンラインイベント、「STORIAで生まれた数々の温かいストーリー オンライン報告会」を開催しました。
 
チームSTORIAから6名がプレゼンターとして、それぞれのストーリーをお話しさせて頂きました。
子どものプライバシーの配慮の都合上、具体的なお話はお載せ出来ませんが、各プレゼンターの印象的な言葉を拾い読みで書き留めさせて頂きました。

~むらさん(プロボノ)~

普段東京で広報活動を手伝っている私。子どもの体験企画イベントに初めて参加したときのことです。一人のお母さんが突然私に近寄ってきて、涙を溜めながら深々とお辞儀をしておっしゃるんです。「この度は、うちの子にこんな機会を与えて下さって本当にありがとうございます。」
 
私は自己紹介もまだで、お母さんは当然の私のことをご存じありませんし、どんな立場かも言っていません。そのお母さんも多忙の中、時間の隙間を縫って子どもが頑張っている様子を見に来たと後から聞きました。自分がどんなに頑張っても自分と子どもを簡単に楽にはさせてあげられない。そんなお母様の、お子様の幸せを願う思いがどんなに大きいかと思ったときに、私はもう溢れる想いが言葉になりませんでした。

~あーちゃん(サードプレイススタッフ)~

サードプレイスの子どもに愛情をこれでもかと注いでいると、子どもが段々と変化してくるんですね。そんなときに、ここで一人一人の人生に関わっているんだな、という喜びを感じます。小学校を卒業してサードプレイスを卒業した中学生は「ジュニアボランティア」としてサードプレイスに手伝いに来てくれます。子どもたちの「頼れるお兄さん」として子どもたちの気持ちに一番寄り添ってくれるのが彼らです。
 
この前イベントの前日に準備した時の話です。「手伝ってくれるかな」と声をかけたら前日にも関わらず全員集まってくれました。その時に久し振りに小学生に戻ったように「今日は大人を独占できてうれしいな」っていう気持ちと、頼れるお兄さんの顔があちこちに見え隠れしたのが嬉しかったです。
 
サードプレイスでは同時多発的に様々なストーリーが生まれています。毎回の活動は「点」かもしれないけど
繋がって広がって「線」になる。この温かなサードプレイスが「そこ」にあるという安心感の中での関わりが今に繋がる。そこにずっと関わっていきたいと思います。

~はまさん(プロボノ)~

私が初めてサードプレイスに訪問させて頂いた時のことです。私が感心したのは、とにかく子どもが元気なこと。9月のまだ暑い日に汗だくで遊んでいました。そして、自主性の素晴らしさ。みんなでご飯を食べるときに、おかずの準備から食器の片付けまで、誰に言われるということもなく、みんなが自主的に動くんですね。
 
そして、子どもの視野の広さ。サードプレイスで仲良くなってくれた低学年の子が帰りの時間に「バイバイ」と言ってくれました。そしたら高学年の子が「こういう時はバイバイじゃなくて遊んでくれてありがとうだぞ。」と言うんですね。サードプレイスで育った子どもは大人以上に大人なんだと感心しました。

~のりさん(プロボノ)~

先日、サードプレイスを卒業する6年生の卒業会に参加してきました。
ボランティアやスタッフの皆さんが会場の飾り付けやひとりひとりへのプレゼントの造花を準備しているときに、もう子どもたちへの愛情があふれて、会場がポカポカしているんですね。
 
時間になって子どもが入場すると、大好きなボランティアさん、スタッフさんに会うのが本当に嬉しそうで、膝の上に載ったり甘えたり。スタッフのけいちゃんが最初の挨拶をして、「卒業生の皆さん、おめでとうございます!」って言うのかと思ったらけいちゃんは「6年生のみんな、今日はここに来てくれてありがとう」って。
 
この言葉が普段の居場所を象徴しているような気がしました。「いてくれるだけでありがとう。」あとからそのことをけいちゃんに聞いたらけいちゃんは「そんなこと言いましたっけ?」って。意識もしてなかったみたいなんですね。そのことだけで涙があふれそうになりました。

~けいちゃん(サードプレイススタッフ)~

サードプレイスに長く関わってきて嬉しいのは子どもの人生に関われたと思えた時ですね。最初は不安な気持ちが大きくて、気まぐれな行動で大人を困らせる子も、段々自分の気持ちを出せるようになってきて、そして自分より小さい子どもたちの気持ちも思いやることが出来るようになって。
 
色んな関わりを経て中学生になった子がジュニアボランティアとしてサードプレイスに来てくれるようになって。僕が彼にした過去のことはちっぽけなことですけど、小さい子どもに対しても、「僕はこういう風に関わってもらえて良かったな」ということを想いながら接していることが分かるんですね。
 
僕はこのサードプレイスでの、子どもへの継続的な関わりが大事なんだなと思いました。何をするかではなくて、どう関わるか、ということが大事なんだと思います。

~あやさん(代表)~

小学校を卒業してもジュニアボランティアとしていつも手伝いに来てくれる子に、「このサードプレイスにいたことで何かいいことあった?直してほしいこととかもあったら何でも言ってね」と聞いたんですね。
 
サードプレイスでは小さい子たちが本当に言うことを聞かなくて、お世話するのが大変なんです。その子はそんな子たちの世話をして「ジュニアボランティアとして手伝うようになって、自分は今まで親やスタッフのみんなにどれだけ愛され、大切にされてきたかが分かった。だから恩返しの気持ちなんです。」と言ったんですね。私はそのときもう我慢できずボロボロ泣いてしまいました。

お知らせ

STORIAで生まれたストーリーをご紹介するイベントはクラウドファンディング公開期間の1月6日まで、引き続き開催しています。ご参加お申し込みはこちらからどうぞ。

クラウドファンディング1/6まで公開中です。御協力よろしくお願いします。


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