ストーンヘッジ

何がやりたいんだコラ!紙面を飾ってコラ!なにがやりたいのか、はっきり言ってやれコラ!噛…

ストーンヘッジ

何がやりたいんだコラ!紙面を飾ってコラ!なにがやりたいのか、はっきり言ってやれコラ!噛みつきたいのか、噛みつきたくないのか、どっちなんだ?どっちなんだコラ!なにがコラじゃコラ!バカ野郎!なにコラ!タココラ!なんだコラ!

最近の記事

詩【信頼というもの】

僕は今 あまり信頼というものを配っていない それは少し悲しいことのようで そんな気分の時もあるさって 認めることができるのが今なんだ そしてそれは 悪いことではないと 思っているのが今なんだ 8月の終わりの蝉のよう 諦めと焦燥の囚われと言えば物騒で つまりは頑なな理の是非に 季節も問わず煩い続けているんだ 正しさを主張しあう誤った主張や 日々存在を膨らませる単純な誤解も あれよあれよと真実味を増していく それはどこかおかしいなと 興味を少々別の方へ向けただけで た

    • 小説:キンタマ〜序〜

      ーーーーーー序ーーーーーー 恥じらいもなく迎合できる季節を過ごした。 その後はもう冬だった。 勝気なことを無自覚に、稚気をばら撒いた幼少期にその根幹があるのなら、果たして今考えを巡らせていることにも頷ける。 いや、それはそれであり、 実際はさらに遥か昔の事柄に由来することなのかもしれない。 四方八方に進む箱、エレベーターと呼ぶことができるのであれば、この箱をエレベーターと呼ぼう。 このエレベーターと思しき箱に乗った私は、上下や前後の感覚を失いながら何処かしこへと運ば

      • 陽だまりとデルピエロと

        ちょっとした余暇に散歩をしてみる。 どこかへ向かっていく。 そこでは、 誰も知らない何かが起きるんじゃないかって、 なにもせずに寝ていてばかりだった僕は、 ささやかな願いをこめながら歩を進めていく。 子供の頃なんか特にそうだったけど、 この歩みの中で出会う未知のことや、 思いもよらぬ発見がとても楽しくて、 いつもどこかを目指し歩いていた。 木漏れ日の隙間を縫うように走る夏。 鮮やかな期待、罪深き美しさ。 木々を揺らす風向きはいつも気まぐれで、 そのタクトは閃きに満ちてい

        • 詩【俗物の間】

          帰り道また俺は遭難している ただ仕事をしただけなのに なぜこんなにも遣る瀬無いのか 理由を探すからか 理由を探してばかりだからか 人生が道であろうが 川であろうが 何であろうが結局は自分のような 自己欺瞞の塊のようなふてえ奴は 理由を探す その最中にふと思い返す 自身がこれまで思い 書き残してきたことを 堂々巡りや袋小路を憂いた言葉 その中で もがき続けることを 美化することもなく ただ受け止めるでもなく 諦念に近いものの 諦めてもおらず もがき苦しむ様子ばかりが伝

        詩【信頼というもの】

          詩【いい奴】

          ひどく個人的な話かもしれない 個人的な話が、このような個人的な話が 何かしらの接点をもたらしたり 無関係を貫いた結果 その先のどこかしらで 我々が交わる時がくるのだとしたら それが縁であり妙なのだろう 山手線から眺める 並走する京浜東北線のように 一瞥をくれながら 離れていくこともあるだろう 新橋で降りてホームに立った時 有楽町でタッチの差でドアが閉まる時 一時的な交わりを得ることもあるだろう それぞれがその先はどこへ行くものか それは自由でもあるし 不自由さの結果で

          詩【戦いの火蓋】

          シーズンを決するであろう決戦 後半30分 スコアは1-1 ピッチ上では両チーム一進一退の攻防 膠着状態の試合は緊張感に包まれる タッチライン際には 流れを変えるべく投入されようと 2人の選手がレフェリーと共に立っている 審判たちやベンチの動きは慌ただしい スタンドのファンたちは 喉から手が出るほど欲しいタイトルを目の前にして さらにボルテージは高まり怖いほどに勝ちを希求する タッチライン際に控える投入選手2人は これまでベンチに座っていた鬱憤を晴らそうと 冷静かつ意欲

          詩【戦いの火蓋】

          詩【深海】

          とてもじゃないけれども 言えそうにないことばかりだけど あたりまえになるほど 透き通っていく日々 幾重に重ねる あてもなく 深海をめぐるような気持ち 深い夢 覚めないでほしいと思うまま ぼやける記憶の間 今うずきだす 乾いた花に水をやり しおれた葉っぱを撫でて 優しさのなにやらを知ったわけでもないのに 繰り返すだけじゃないと わかってきた頃にはもう遅くて 果てのない海の底へとまた戻る 探しに 間違いさがしの1番じゃなくて その正しさを広く受けとめたい 深い意味なんてな

          詩【遣い】

          古いけどまだ使えるモップみたいな髪の若造が、駅のホーム、目の前を横切った。 黒色のセットアップという装いは今時で、それはそれで今時らしくダサかったが、まあ許せなくはない。 通り過ぎる彼の両手には、その風体には不釣り合いな、美しい紫陽花が携えられていた。 新聞紙に包まれた青と紫の紫陽花は、丁寧にブーケのようにあしらわれていて、両手で支えられる様子は瀟洒な花瓶をも想起させる。 彼が視線の先からさらに遠ざかるにつれて、紫陽花の色合いと携えた両手の白さが、影送りのごとく目に張

          今こそ山田哲人に愛を叫ぶ【東京ヤクルトスワローズ】

          私にとって山田哲人は特別な野球選手である。 多くのスワローズファンのみなさんと同様に、私は彼を特別な選手だと感じている。 本当に、本当に特別な選手であり、 ひとえに彼は自分にとっての夢でもある。 一見大げさな表現ではあるが、 これはあながち大げさでもないかもしれないと、真剣に思っている。 山田哲人が、 打席に立つ姿を目にするたびに、 それが球場であれ、 テレビや電車の中で観る配信だとしても、 私は心から彼の応援歌を口ずさんでいるし、 芯から湧いてくる静かなる炎を燃やし、

          今こそ山田哲人に愛を叫ぶ【東京ヤクルトスワローズ】

          詩【忘れ音/今朝のまどろみ】

          今朝のまどろみ ピアノで曲を書いていた気がするけど もう忘れてしまったよ 鍵盤の中央の方 白と黒 ビルエバンスのような 丸まった背と指の記憶さえ 重なる音の隙間を縫うための アイディアも無いし 離れゆくその時々のメロディだって 遠く消え去るのなら 覚めないうち 縁取る音に書き出した今日と明日までもが もう2度と吹かない風に さらされるうちが幸せだと 冴えない口ごもりがちな日々を さいた詩まで溶けていくよ そのままでいただけの 道の影 咲きかけた花を思わせて 箸にも棒

          詩【忘れ音/今朝のまどろみ】

          詩【閑静なスラム】

          閑静なスラムの駅 通勤通学の皆様とともに 行かねばならぬ駅という渡し 外様には慣れ親しんだとは言い難い町 はたからみていれば比較的小綺麗な町 そういった評判に頭を抱える私 駅周りで行き帰りに敢えて素通りをする いくつもの事象に事柄がある その組成を知らなければ 美しく映るものも多く例えば 真っ黒なコンクリートキャンバス 息苦しい車から垂らされた油の跡 虹色の極彩色と雨に溶けた冬 差し迫る凍えと寒暖差 またはぐれる肌感覚 その組成を知らなければ 美しく映るものも多く例

          詩【閑静なスラム】

          詩【君の山手線は何周目?】

          君の山手線は何周目? 車内の天を仰ぎ 朝8時台も後半の日差しを一身に受けながら 口を開けて寝ているそれなりに若い女 自室の布団より 寝心地が良いところがあるとしたら ここだろう そう言った心持ちの無意識で内回り 過ぎゆく東京にさよならを 君の山手線は何周目? はたしてまともに働けているか否か わからなくなるほどの無意識で 何かに抗っている男 目をつむり 首を振り 時折不思議な声で唸りを上げる もう22時を回っているのだから あと2周くらいが関の山 戻らない意識

          詩【君の山手線は何周目?】

          詩【出張所】

          出張所でブチギレるジジイ 楽しそう 税金の使い道についてらしい 楽しそう 心持ちはおそらく記憶の中 あの頃やあの頃の大蔵大臣 楽しそう さっき見た出張所のジジイ 今度は交番でお話 楽しそう 税金の使い道についてらしい 楽しそう 笑っちゃうようなこと 笑えないこと 蓋を開けるまでもなく 笑っちゃう 笑えないこと 笑っちゃう 程度とかそういうのは関係なく ただそれを 笑っちゃう 粗探しとか思想とかではないな 無我夢中に包装紙を破るような そんな気持ちのようなこと

          詩【運ばれの唇】

          度重なる不慮に際して どうしてくれようかと思いに耽るものの 物語のさわりはまだこれからのようで ひとときの余暇をと 道すがら聴きこんだ陽水 あてのない明日にふれる心 夢のあいだに浮かべて泣こうか 鏡の中の顔の表面に はにかんだ形の唇が映る 不器用な言葉を吐く所以を 今再びに探す間も無く 気づいたらもうそこに またそこに着いている 閉まろうとする度に 開かれるエレベーター 失った開閉のコントロール 降り注ぐ視線 箱の中の逃げ場 昇降に意味合いはなく この箱にも意味なんて

          詩【運ばれの唇】

          詩【虚無の慣性】

          一番静かそうな車両をさがして 一歩ずつ電車内を歩いていくけれど そんなところはどこにもなくて 歯抜けの子供みたいに 席は中途半端に埋まっていたり 少し空いていたり そんな席を避けて 僕はひたすらに次の車両を目指す 目指すなかでは もうその先はないかもしれない ふとそう思うこともある さりとてまた残念か幸運なことに 先がないなんてことはなくて 次の車両はきちんとあって 今度は 人のいい歯抜けのおじさんみたいに 屈託ない笑顔で僕を迎えてくれる みんな歯医者にはいかない

          詩【虚無の慣性】

          詩【新作「新作」】

          いつも新しく何かを書く時 メモの題名に「新作」と添えてから書き始める 後から振り返る時にこの「新作」の記載を消し忘れているケースも多く 俺のメモの中には「新作」が溢れていく 常に今現在を表す文字が更新されていくことで「新作」は「新作」のていをなしていくのだろうが ただ過去となった「新作」が自身を表すものとして明らかに過去なのかといったらそんなこともないと思う 更新されない自分自身というのも俺の中にきっとあるはずで それが新陳代謝や絶え間ない前進を善きこととする世情に相

          詩【新作「新作」】