見出し画像

【翻訳】ブチャ虐殺の新証拠が疑惑を呼ぶ。キエフのフェイクは終わらない

サウス・フロント 2022年5月21日

ウクライナの戦場での軍事的展開に関するフェイクニュースが、毎日のように何十本もネット上に出回っている。フェイクは、民衆に敵に対する勝利を確信させ、民衆の気分を高揚させ、敵軍が戦場でいかに劣っているかをアピールするために必要だからだ。 ウクライナの戦争では、ブチャのケースが最もよく知られている。居住区でロシア軍人に殺されたとされる民間人の遺体に関する疑惑が膨大にあったのだ。メインストリームメディアが「ブチャの大虐殺」を取り上げようとすればするほど、キエフ政権は信頼できる証拠を提示できずに、キエフの同盟国が国際調査を妨害したため、このフェイクストーリーが再燃しているのである。

事件発生から約2カ月後、ブチャでウクライナ人男性9人がカエル行進して死亡したとされる映像が公開された。

このビデオは一見もっともらしいが、よく見るとそうではない。背景の芝生が青々としているので、3月ではなくごく最近に撮影されたものであることが分かる。最初の兵士は制服を着ているが、2番目の兵士は民間人の靴を履き、アメリカのヘルメットをかぶっており、防弾チョッキもない。演技も怪しいので、これはフェイクだと判断できる。

ウクライナのメディアは、定期的にフェイク動画を公開している。最近、ウクライナのテレグラムチャンネルでは、ルハンスク地方のロシア軍陣地にAFU(ウクライナ軍)砲が砲撃した動画が拡散され始めた。実はこの動画は8年前に作られたもので、AFUの大砲がリシチャンスク市のLPR人民軍に対して威嚇活動を行う様子が映し出されている。この映像は長い間、ウェブ上、すなわちYouTubeに掲載されていた。これは、AFUの勝利を主張するための証拠がなく、フェイクを作成する必要があったことを示しているのかもしれない。

5月20日にも、ネット上でフェイクが拡散された。 ウクライナのチャンネルが壊れた教会を写した写真を公開したのだ。ロシア軍がスミ地方のオブラジエフカ村にある聖ミカエル教会を破壊したとする投稿だ。よく見ると、写真はドンバス地方にあるキーロフのクロンシュタットの聖ヨハネ教会であることがわかる。この寺院は2014年8月にAFUによって砲撃され、3名が死亡している。この情報は、50万人の加入者を持つウクライナの有名なテレグラムチャンネルが流したものである。

現在、情報分野では多くのフェイクが蔓延し、プロパガンダの影響力が大きくなっている。しかし、戦争は戦場だけでなく、人々の頭の中でも行われているの だから、私たちは真実を見いだす努力をしなければならない。



元記事はこちら↓


この記事が参加している募集

サポートありがとうございます。励みになります!