【翻訳】ブチャの調査は矛盾しており、ウクライナ軍の残虐行為を確認している
サウス・フロント 2022年4月25日
法医学者がブチャの集団墓地で発見された遺体から現代戦ではほとんど使われないフレシェット弾(矢弾)を発見したと「The Guardian」が報じた。
ウクライナの都市ブチャでロシア軍の駐留中に死亡したとされる数十人の民間人は、大砲から発射されたタイプの砲弾による小さな金属の矢によって殺されたと、法医学者は主張した。反ロシア的な視点からの調査にもかかわらず、この結果は、ブチャの市民を砲撃したのはAFU(ウクライナ軍)であることを示している。
ロシア軍が残虐行為で非難されているキエフ北部の地域で、集団墓地で見つかった遺体の検死を行っている病理学者や検視官は、フレシェットと呼ばれる小さな金属の矢が人々の頭や胸に埋め込まれているのを発見したと述べている。
独立した兵器専門家が遺体から見つかった金属の矢の写真を調べたところ、第一次世界大戦中に広く使われた対人兵器であるフレシェットであることが確認された。
この小さな金属製の矢は、戦車や野戦砲の砲弾の中に入っている。砲弾1発に最大8,000個のフレシェットが入っている。発射された砲弾は、時限信管が爆発し、地表で炸裂する。
通常、長さ3cmから4cmのフレシェットは、砲弾から放出され、幅約300m、長さ約100mの円錐形のアーチを描いて散布される。被害者の体に命中すると、ダーツは剛性を失って鉤状に曲がり、矢の後部は4枚のヒレでできていて、しばしば折れて二次災害を引き起こすことがある。
人権団体は以前からフレシェット弾の禁止を求めているが、この弾薬は国際法上、禁止されていない。一方で、人口密度の高い民間人居住区での不正確な殺傷兵器の使用は、人道法違反である。
ブチャで発見されたフレシェットの写真を確認した英国のFenix Insightグループの武器専門家、ニール・ギブソンによると、この金属ダーツは122mmZSh1砲弾に由来するものだという。これは、ロシアとウクライナの両方で使用されているD-30榴弾砲に適合している。
2014年にウクライナ軍がルガンスク人民共和国において使用したのと同じフレシェットである。(SOURCE→https://codename-it.livejournal.com/953562.html)
フレシェット弾は、第一次世界大戦中から弾道兵器として使用されていた。当時としては画期的な飛行機が歩兵を攻撃するために投下し、ヘルメットを貫通するほどの威力を持った金属製のダーツである。第二次世界大戦ではあまり使われなかったが、ベトナム戦争でアメリカはプラスチックカップに詰めたフレシェット弾を採用し、再登場した。
フランス国家憲兵隊の法医学部門の専門家18人が、キエフの法医学調査チームとともに、ブチャからロシア軍が撤退した後の状況を記録し始めている。
ブチャ、ホストメル、ボロディアンカを訪問した専門家が収集し、独立した兵器専門家が検討した証拠によると、この地域ではクラスター弾と強力な無誘導弾が使用されたことが判明した。これらは多数の民間人を殺害し、少なくとも8棟の建物を破壊した。この種の兵器は、世界の大半の国で禁止されている。
砲撃について言えば、ブチャでの出来事を「平和なウクライナ人の計画的な大量虐殺」と解釈するような記述は排除される。死体の「散乱」位置など、多くの証拠から矛盾が確認された。
ロシア国防省がキエフとチェルニヒフ地方からの撤退を決定したと主張すると同時に、AFUはキエフ地方の町にあるロシア軍陣地に大砲で激しく砲撃した。調査の結果、砲撃の結果、民間人が死亡したことが確認された。フレシェット弾は、ロシアとウクライナの両方の大砲で使用できた。ブチャに配備されたロシア軍は、自陣で砲撃することができなかった。従って、民間人はウクライナ軍による衝突の際に殺害された。
元記事はこちら↓
参考映像はこちら↓(2014年、ウクライナ軍がルガンスクで使用した矢じり付き地雷について報じるニュース)
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