秋冬の雰囲気漂うビンテージ生地とは！？
昨日とは一転、今日は気持ちの良い秋晴れでしたね
朝晩は冷えますが、寒い時期の朝晩の空気感は結構好きですね
さて本日はお客様からこんなご相談をお受けしたのでご紹介いたします。
「緊急事態宣言が明けたが、在宅ワークは継続中。出勤するのも
週に1、2回なんだけどその出勤するときくらいは気分の上がる洋服が着たいんだよね。ただ会社の服務規定も大分カジュアルになりつつあるから、上はニット＋シャツ、そこに合わせるスラックスで何かオススメある？？？」
このニュースでも分かるとおり、この冬場はさすがに在宅を継続する企業も多いでしょうね。
また変に増加して再再々くらいの緊急事態宣言になってしまったらちょっと困っちゃいます
実際、当店のお客様でも今まではスーツが基本だったけど、割とカジュアルよりになっている方や、ジャケパンスタイルに切り替える方などビジネススーンにおける新しいファッション観が生まれてきていますね
①ビジネスとカジュアルの境
この仕事をしているとファッションをビジネスとカジュアルで分けることが多いですが、ここ2年でその棲み分けが曖昧になり、ある意味かなり多様性が高くなってきているのかなと感じます。
そうなってくると選ぶ生地の基準も少し変化していてビジネスでも着れるし、オフにも使えるものの比重というかニーズが高まっています。
実際、BEAMSさんが半年に一度発行している「Mr.Beams」の今季号も完全に大人カジュアル傾向にシフトチェンジしていてその時の時世を表していてとても面白いです。
②ビンテージ生地風？
そんなオンオフ兼用可能な生地のご紹介です。
4PLY Vintage Archiveシリーズと名付けられている本作は、実は隠れた名品で僕も私物で何着か仕立てているくらいお気に入りの生地です。
四つ杢糸のブレンドからデザインされた、レトロモダンなコレクションです。重さも軽すぎず重すぎずな330g/mなので変にチクチクもせず着心地抜群なのです。さりげない起毛感もビジネスとカジュアルのちょうど中間くらいの雰囲気にもぴったりです。
ホームスパン風の無地シリーズは全7色あり、気分に合わせて選べるバリエーションも魅力的です。
杢糸が持ついい意味でレトロ感のある風合いは、昨今大人気のニットアイテムとの相性も抜群で、シンプルなグレーとは違って少し表情があるのがオススメポイントです。
スーツにするとこんな感じです。
ゴツすぎないホームスパンのスーツぽくて、まさしく日本の特に東京の気候にはベストマッチですね。
③仕上がりご紹介
足自体の長さがとても長く、モモ位置〜膝位置〜裾幅位置のそれぞれの距離が長いので既製品のパンツでは必ずどこかに不具合が出てしまうというのがお悩みでした。
腰回りには表情がつくように、１プリーツを少し深めに入れてます。
座り仕事の人には腰回りがとても楽なのでオススメの仕様です。
もちろんシルエット自体はすっきり仕上がるようにしているのでいわゆるおじさんパンツには仕上がりませんのでご安心を！
裾口はダブルに仕上げました。股下の長さ的にあまり靴に乗って欲しくない方が多いので、ハーフクッションくらいで仕上げています。
雑誌などでも取り上げられているアンサンブルコーディネート。
同色の色味でレイヤードすることで、纏まり感とちゃんとしている感が出せるのでオススメです。
ハイゲージのニットは、やはり定番の黒は外せませんのでそうなってくるとこの杢糸グレーの表情が良いコントラストを生み出していますよね。
定番な色合わせでも、ちょっとした一捻りを入れると一気にこなれて見えますのでぜひこの秋冬のスタイルの参考にしてみてください。
Nさん、ご注文いただきありがとうございました！！
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