エンタテインメントの役割とは
エンタテインメントの真髄は、やはり観客を魅了することでしょう。
かのマイケル・ジャクソンも言っていました。
「現実を忘れさせることだ」と。
みんなそうだと思うのですが、パフォーマーとして観客の笑顔に触れた時の感動って忘れませんよね。
だからやめられないっていうのもあると思うんです。
現実を忘れさせるほど引き込むためには、クリエイターとしてパフォーマーとして、表現するもののクオリティーを上げていかなければならないのは当然のこと。
そしてそのためにどれだけ努力をし、苦労をしたかは言ってはならないし、感じさせてもいけない。
「今日この日のために一生懸命練習しました」というのは、お稽古事の発表会であって、プロとしてのパフォーマンスとは言えません。
プロというのは厳しさが伴うし、孤独でもあります。
エンタテインメントの世界でやっていきたいならここを理解する必要があります。
ネット上でもリアルでも、発表の場が増えたことは素晴らしいことです。
それによってプロとアマチュアの境界線みたいなものも曖昧になったことも事実ですが、これもやがて時間とともに淘汰が進み、本物が残ることになるでしょう。
音楽ビジネスも、どうすれば食べていけるようになるのか、みんな試行錯誤の真っ最中だし、まだ少しの間は混沌とした時間が続くかもしれません。
大事なのは本質を掴み、時代が変わっても変わらないことを理解し、力をつけていくことです。
現実を忘れさせるほど観客を魅了するにはどうするのか。
作品にこだわり、その表現方法であるパフォーマンスのレベルを上げることです。
マネタイズするための仕組みやシステムが変わっても、その取り組みをしっかりやっておけば怖いものはありません。
今やれることをしっかりやっておきましょう。
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