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ゲーム業界の職種について知ろう

前回の記事では「未経験でゲーム業界に転職することは可能か」「転職に必要な最低限のスキル」について書きましたが、今回は「ゲーム業界の職種」についてまとめています。

ゲーム業界にはいくつも職種があって、年々新しい職種が生まれています。それだけゲーム業界は競争が激しいともいえます。未経験から転職できるものもあれば、キャリアアップでしか就けない職種まで様々。今回はそれぞれの職種について、簡単にご紹介したいと思います。

●ゲーム開発職

プログラマーやデザイナーなど「ゲーム開発」と言われて一番最初にイメージする職種が開発職。専門的な知識が必要であったり、経験を求められることもありますが、いくつかの職種は未経験からでも転職可能です。

▼ゲームプログラマー

仕様書にそってプログラムを組み、別のクリエイターが作ったキャラクターや画像、音楽などをゲームの中で動くようにするのがゲームプログラマーの仕事。未経験者でも狙える職種です。ずっとゲームプログラマーとして働く人は少なく、将来的にはゲームプランナーやゲームディレクター、ゲームプロデューサーなどにキャリアアップしていくのが一般的です。

また、開発といっても「ハード」と「ソフト」の2パターンがありますので、自分がどちらを担当したいかを先に決めておくと転職がスムーズに進みます。

・未経験からの就職:可能
・必要スキル :c#
・未経験転職可能な年齢目安: 30歳

▼ゲームプランナー

ゲームプランナーの仕事はゲームのプランニングを行い、クライアントや社内のスケジュール管理、仕様書の作成など様々な業務を行う仕事です。単純に作りたいゲームを考えるだけではなく、実際の制作現場の管理も行うことが未経験者のイメージとの違いになるかと思います。

未経験からなる場合は新卒採用が一般的です。転職の場合は経験者優先で採用されます。もしゲームプランナーを目指すのであれば、ゲームプログラマーやデザイナーから目指しましょう。

・未経験からの就職:可能
・必要スキル: コミュニケーション能力
・未経験転職可能な年齢目安 :新卒

▼ゲームディレクター

プロジェクトの総括(現場メイン)を行うのがゲームディレクターの仕事。ゲームプランナーやゲームプログラマーなどスタッフ全体の指揮を執り、ゲーム完成へと進めていきます。全体を把握するスキルが必要となるため、未経験から転職することはありません。プログラマーやデザイナーなどで経験を積み、そこからキャリアアップを目指して行きましょう。

・未経験からの就職: 不可
・必要スキル: コミュニケーション能力、マネージメント能力
・未経験転職可能な年齢目安 :–

▼ゲームプロデューサー

現場の総指揮を執るのがゲームディレクターであり、プロジェクト全ての総指揮を執るのがゲームプロデューサーです。具体的には予算やスケジュールの管理、スタッフの選定、販売促進の計画なども仕事内容となります。ゲームディレクターからのキャリアアップでなるのが一般的ですので、転職で就くことは珍しいです。

・未経験からの就職: 不可
・必要スキル: コミュニケーション能力、マネージメント能力
・未経験転職可能な年齢目安: –

▼ゲームシナリオライター

キャラクターの設定や物語の内容を考えるのがゲームシナリオライターの仕事。RPGやシミュレーションゲームなどゲームの分野も幅広いですので、自分の好みの分野に特化してシナリオを作るのもおすすめです。未経験からでもなることができ、専門学校で勉強するか未経験OKの会社に転職して経験を積ませてもらうのがゲームシナリオライターへの道となります。

・未経験からの就職 :可能
・必要スキル :面白いシナリオを作る能力
・未経験転職可能な年齢目安 :–

▼サウンドクリエイター

ゲーム内のBGMを作ったり、効果音を作成するのがサウンドクリエイターの仕事。作曲能力やアレンジ能力、DTMを操作できることが必要なスキルとなります。未経験からの転職は可能で、学歴なども特に必要とされません。大きな会社であれば専属のサウンドクリエイターとして所属することになりますが、フリーランスとして活躍する人もいます。

・未経験からの就職 :可能
・必要スキル: 作曲能力
・未経験転職可能な年齢目安 :–

▼2DCGデザイナー

その名の通り2DCGのデザインを担当するのが仕事。最近ではソシャゲの需要が高まっていることもあり、2DCGデザイナーの需要も高くなっています。学歴は必要ありませんが、デッサン力やPhotoshop、Illustrator等のグラフィックソフトを操作できる能力が必要となります。

・未経験からの就職 :可能
・必要スキル :デッサン能力
・未経験転職可能な年齢目安: –

▼3DCGデザイナー

3DCGデザイナーはデッサン絵を元に3Dモデリングを行うのが仕事。必要に応じて動きや光源、エフェクトなども追加していきます。2DCGデザイナーと同じく学歴は必要なく、実力だけで就職が可能となります。基本的には経験者を募集している求人ばかりとなりますので、未経験可の求人を効率よく探すためにエージェントを活用して方がいいでしょう。

・未経験からの就職: 可能
・必要スキル: 3Dデザイン能力
・未経験転職可能な年齢目安 :–

▼UIデザイナー

UI(ユーザーインターフェース)のデザインを行うのがUIデザイナーの仕事。具体的にはゲーム画面内で「どこを押せば何ができる」ということを分かりやすくデザインするのが仕事です。特に最近ではソシャゲのように限られた画面内に多くの情報を表示する必要があるため、ユーザーが以下にストレスなくプレイできるか?ということでUIデザイナーの需要が高まってきました。

・未経験からの就職: 可能
・必要スキル :UIデザイン能力
・未経験転職可能な年齢目安: –

▼ネットワークエンジニア

最近ではオンライン対戦やスマホゲームの需要も高まっており、ネットワークエンジニア職の求人も増えています。ネットワークやサーバーなどの運用を行うのが仕事。機材や回線のメンテナンスだけではなく、さまざまなツールの開発やアクセスログの集計など技術的な分野を幅広く管轄します。

・未経験からの就職 :可能
・必要スキル: ネットワーク機器の専門知識、通信技術
・未経験転職可能な年齢目安: –

▼イラストレーター

ゲームや雑誌、ポスターなどの挿絵を描くのが仕事内容。こちらもソシャゲの影響にあり、求人はたくさん見かけることができますし、未経験からでも十分就職が可能となります。ただ、基本的にフリーランスとして雇われることが多いため、続けていくためにはしっかりと経験とスキルを積んでいくことが大切です。

・未経験からの就職 :可能
・必要スキル: イラスト能力
・未経験転職可能な年齢目安: –

●非開発職の職種

▼宣伝

消費者に商品を買ってもらうために商品の魅力を伝える役目を追うのが宣伝の仕事。私たちがメディアで「宣伝部」や「プロモーション企画部」「企画部」などで目にする部分が宣伝職の人が行っている仕事です。テレビCMや雑誌の特集ページなど各メディアの担当と打ち合わせを行い、いかに多くの場所で露出(宣伝)できるかが重要になってきます。

少し語弊がありますが、専門的な知識が必要ないため「開発職は難しそう」という方は、こちらの仕事に応募するのがおすすめです。

・未経験からの就職 :可能
・必要スキル :–
・未経験転職可能な年齢目安: –

▼広報

自社ニュースの発信や、マスコミ・投資家からの問い合わせ、社長などスポークスパーソンへのインタビュー対応から不祥事のケアまで、会社の社会のコミュニケーションを統括するのが仕事。宣伝は自らアピールする側ですが、広報は受け身の対応が主な仕事となります。会社のことをある程度知っておかなければ務まらないため、未経験から就くことはほとんどありません。

・未経験からの就職 :不可
・必要スキル :–
・未経験転職可能な年齢目安: –

▼法務

法務部は著作権や技術的な特許に関係する仕事を行います。最近では各社とも、積極的に自社技術の特許を取るようになっているため、即戦力を求めて特許事務所などから中途採用をする場合が多いです。

・未経験からの就職: 難しい
・必要スキル: 法律・特許関係の知識
・未経験転職可能な年齢目安 :–

▼営業

セールスから販売企画まで、自社商品の販売、およびそれに付随するすべての業務に携わるの営業の仕事。たとえば、ゲーム売り場などにある新作ソフトのポスターを店内に貼ってもらえるように交渉するのも仕事の一つです。ゲームを販売するお店も利益が出なければいけませんので、売れるゲームを見極める力も必要になります。

・未経験からの就職 :可能
・必要スキル: 特になし
・未経験転職可能な年齢目安 :特になし

▼ライセンス担当

ゲームキャラクターを他商品に使う場合や、逆に「龍が如く」のようにゲーム内に既存のメーカーの看板やお店を出す場合の権利関連を担当するのがライセンス担当の仕事。こちらも法律関係の知識が必要になるため、法律職経験者の中途採用が多いです。

・未経験からの就職 :難しい
・必要スキル: 法律・特許関係の知識
・未経験転職可能な年齢目安: –

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