Gen4 Noiseless pickup Fender テレキャス改造 ギター塗装物語
夏休みのものづくり宿題として、ギターリメイクを思いつき実行。激安Fenderテレキャス がそれっぽく復活しました。
AmazonとYoutubeを駆使すれば、今時なんでもできちゃうのね。新品購入も良いがオリジナルのハンドメイドは良いもんです。
DIYは幸せになれる!ということで、テレキャス の改造記です。
Fenderテレキャスター改造:元のギター素材
夏の暑さでひび割れたので、再度塗装します。と、同時に、せっかく中身を開けるので、ピックアップも変えます。
Fenderテレキャスター改造:ギター改造後
改造後はこのようになりました。
このアイアン感たるや。テレキャス が蘇りました。
Fenderテレキャスター改造:ピックアップ
ピックアップは様々な音をYoutubeで聞き比べし、Fender Gen4 4世代目Noiseless Telecaster Pickup に決定。
最後まで迷ったのはFender Twisted Tele® Pickups, Black/Chrome。自分には Fender Gen4 4世代目Noiseless Telecaster Pickupの方が、Telecaster 特有のギャリって聞こえたから。
Fenderテレキャスター改造:電気回路配線と半田付け
はんだごてのセットは今時こんなに安いのか。色々なものが作れる道具で2000円はお買い得。今後はアンプでも作ってやろうか。自分がエンジニアだった頃はもっと高かった気がする気のせいか。
一応、電気回路の配線も写真で押さえておく。
大した回路じゃないから自分で調べれば分かるが一応配線の状況を iPad Pro と Apple pencil で写真の上にメモしておく。
Fenderテレキャスター改造:解体作業
全ての部品を取り外し。塗装を剥がします。
ギターの解体にはネジが様々あるため、多機能で、豊富なドライバーピットがあるドライバーセットを買わないと、1つのネジだけ開けられないなど起こりうるので準備が必要。
弦を切ったりするためのニッパーは買い合わせで安かったから併せて導入。
塗装剥がしに利用したのはこれ。ググったところ、塗装を剥がすのに、アイロンをかけて塗装の接着剤を剥がす工程を見たが、自分の場合効果なし。塗装にも種類があるわけだ。
刷毛でガリガリ塗装が取れるかと思ったが、あまりうまくいかず。
結局マイナスドライバーで細かく削るのが一番はやかったが、慣れるまで長時間かかる。ここで本当にドライバーセット買っておいてよかったと実感。
コスパと、ビット数が一番よかった。
ここまで削る、まさに。ケズルTV
と、ここで気がつく。
このまま僧侶宜しく削ってると、日が暮れちまうから
溶かそう。。。。
ググった結果、これなら溶かせそうということで、
塗り塗りして、待つ。結果、
塗ったり買ったり、いろいろ無駄になった。。。
異臭で騒ぐも、マジ効果なし。。
高校のモル(Mol)で勉強を諦めた程度の化学知識の自分は、相当ケミカルに弱い・・・。
物理ができるからと言って化学を疎かにしたつけが回ってきました。
結論:化学の勉強はした方が良い。
結局、削るTVに戻り、6時間でスッキリ!!
木目がかなり傷ついているので、ヤスル。ヤスル。ヤスル。
今度はヤスルTV.
本当は電動サンダーが欲しかったが、集合住宅だとムリ。。。
ヤスルには静音モデルのマキタが超評価が高い。
クリスマスにはこれを買おう。自力ヤスルTVは相当時間がかかる。。
家で電動サンダーは使い難そうで、都内に木工・金属加工DIYラボを探したが存在しない。(コーナンなどのDIYショップ併設店舗は郊外。山手線圏内のDIYラボはどニッチなビジネス機会。都内ライブハウスの防音設備に換気必須でどうかしら)お勧めDIYラボがあれば知りたい。
類似コンセプトのファブラボなら半蔵門にあった。今度行ってみよう。木材の曲線出し、彫り・穴あけがしたい。
Fenderテレキャスター改造:金属のサビ取り
金属もせっかくなので磨こうと思い、ぐぐる。
匂いは嫌だが、サビはかなり落ちるからオススメできる。
黒いのが全部サビ。かなり落ちてピカついた。これでも取れないのは交換した方が良いかも。
Fenderテレキャスター改造:木工パテ
ヤスルTVでヤスリ続けたが、人力の限界があり、傷は埋まらない。恋と一緒だ、一度傷つくと、傷は埋まらない。
そこで、木工パテで心の隙間を埋めてやることにした。
これが最高に良い、木工パテを化粧のファンデーションやクレープよろしく、綺麗に塗りたくり、乾燥させる。
ヌリヌリ。
ヌリヌリ。
乾燥も1時間くらいですぐに乾く。木工パテが良いのは「木工用」なので、削る・ヤスルが容易。
本来は住宅の壁の補修などに利用されている。
で、再度削る。ヤスル。からのヤスルTV。
傷ついた木が
こう
1時間近くヤスルと、かなりツルツル。
ピックガードの下はパテらなくてOK
Fenderテレキャスター改造:塗装
木工パテの上から、素人でも再現性が高いと評判の良い、アサヒペン 高耐久ラッカースプレー 300ML ツヤ消し黒で塗装。
面面が乾いたら、裏面もスプレー。
30分位乾燥させて、三度ぬり位した。
結果、ピックガードの下部分は木工パテしてないのでボコボコ。
▼ブリッジの隣辺りは、かなりヤスったけど、多少パテ感が残った。
この上からニスを塗ろうと思っていたが、路線変更で、塗装条件を変更。
▼様々悩んだが、この上から、アイアンペイントで塗装することに決定
アイアンペイントは、何に言っても金属のような見栄えになるというミラクルな塗料。
テレキャスターをアイアン製にしてやろう。
これで、俺のテレキャスターからは、
金属音するはずだ。 It should sound like iron metal (意味が違う)
塗り塗り、ヌリヌリ。ヌリヌリ。ヌリヌリ
裏面もヌリヌリヌリヌリヌリヌリ
▼乾燥前の全体像はこんな感じ。
▼乾燥後、見よ!この金属感。粒々の感じがリアルガチ、アイアンです。
アイアンペイントは、ボコボコを隠し、金属ザラザラ感を演出。
誤って手につけても水ですぐに落ちる。見た目との演出費用対効果、最強。
木材でも金属に見える。元は傷ついた木だからね▼
▼ブロンズグリーンの色も、格好良さそう。これでストラト 作りたいな。
Fenderテレキャスター改造:ピックガード
最近驚愕したのはギターのピックガードが1000円台で買えること。
Amazon 恐るべし。
元々はクリーム色のピックガードだったが今回はパールホワイトに変更。(ブルーパールも迷った)
昔持ってたストラトもこの色の組み合わせだったので自分の好みなんだろうな。
ピックガード見すぎて、途中から、仮面舞踏会の鉄仮面に見えてきた
ギターを再度復活させるので、絶対にギターの弦も必要になるから、併せて事前に調達しておくこと。
Fenderテレキャスター改造:組み戻し
まずはピックアップのケーブルを穴に通して、配線とピックアップを元通りに配置。
半田付け開始。
ピックアップからの信号を配線。Fender Gen4 4世代目Noiseless Telecaster Pickupの中には配線図があった。
▼うる覚えだったグランドの配線用に便利だった。
▼半田付け完了
▼ネジを元通りにクルクル
▼Mustangとテレキャス を並べてみる。Mustangのラインも格好良いからテレキャス に書いてみようかな・・
このあと弦を張りました。
Fenderテレキャスター改造:コーティング
弦を貼ってから気がつきましたが、木材に黒ラッカー塗装し、アイアンペイントを塗っただけなので、多少傷付き易い。
そのため、ニスでコーティング加工をすることに。(弦を貼る前に塗ればよかった・・。これはミスった)
そこでまず試しに塗ったのが、つやありのニス。
これを塗ったら想像以上に、テカツイテしまい、断念。
まじでケミカル系に弱い・・・
ああ、、Molよ、、モルの呪いよ・・・。
アイアンペイントがかなりマットで良い感じだったので、その上からコーティングだけしたいと思い、艶あり(というか標準)を塗ったら、テカテカに光ってしまう。
本塗りではなく、試しぬりでサイドを少しだけに留めておいてよかった。。
結果、艶消しニスを買い直し再度コーティング。
▼これだとわかりにくいけど、艶のないまま、良い感じのアイアン感を残したままのマットに仕上がりました。
▼スマホでなく、一眼カメラで撮影するとわかりやすく、良い感じの輝きと重厚感がみて取れる。よしよし。
Fenderテレキャスター改造:コツ
ここまで読んでくれた方へ、この研究結果のコツを共有しておきます。
1:環境構築と部品・材料調達は事前に一気に行う。
場所や環境確保をしっかり考える。(部屋も汚れないように先に準備(段ボールや、透明ゴミビニール、手袋など)必要部品・材料調達もボトルネックになり工程遅れで休暇がなくなるので事前準備が大事
2:ケミカルは慎重に
変なガスが出たりしないように、屋外でやること。都内でのDIYは本当に難しい。塗装やコーティングは絶対に試し塗りをする(当たり前をさぼらないことが大事)特にデザイン上大切な場所を塗る場合は慎重に。
WEBデザインのように、間違えたら戻るとかすぐにできない!
3:やりながら学ぶ・ログる
YoutubeとAmazonで大体は解決するが、自分の環境とは違うので成功も失敗もありうる。記録しておくと後から振り返れるので便利。困ったから東急ハンズのおじさんに聞けば、なんでも材料や工具を教えてくれる。
Fenderテレキャスター改造:まとめ
集合住宅を気にした制作の環境づくりや、動画撮影、写真撮影などをしながらだったので、随分と時間を要したが満足。
新品よりも愛着が湧いてしまった。良い音するなぁ。
結局は、電気回路のピックアップがどういう鳴りなのがでギター本体の音が決まり、あとは、木材とか部品の積み上げで色々音色が変わるんだろう。そこをやりだすとキリがないので、今回はやらない。
それよりも、ギターの出力以降の加工・エフェクター、アンプをどうするかが、今後の課題だ。まさかゼロからは作り上げないが、良い趣味が復活してきた感じ。
回路設計を仕事にしていた頃は全くわからなかったが、世界がもう一度広がった。マーケットを見た上で、ビジネスを考えてのものづくりは面白い。
自分の成長を物理的(製品が出来上がるので)に満足でき、道中での試行錯誤でスキルも付く。
満足感+成長=幸せという最強の趣味になる。これがビジネス化すると良いものづくり会社になるんだなと改めて実感。バタフライボード 株もそういう会社で居続けよう。
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