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短歌note/最近のこと

蜉蝣のように消えたいさもなくば、彼方で燃える星になりたい

焼きついた想いは爆ぜてどこまでも恋し太陽系の果てまで

平凡な幸福が好き
夕方にカレーライスを食べてるような


11月の初めに義理のお父さんが亡くなって、
あわただしくお通夜とお葬式が済んで、最近は毎日夕方、家族みんなでお経をあげている。

お経って、節回しが歌みたいだと思う。
心の奥がしんとする。


家族を看取る大変さや、今までの色々なこと、一生って本当に一瞬だから、今を大切に生きなきゃ…などなど、とりとめのないことを色々考える。

休んだ分の仕事が溜まっていて、ひとつひとつなんとか片付ける。
(この先大きな展示があるから、それに向けての準備もしていかないと)


今日は久しぶりに、本にブッカーをかけた。
(ブッカーというのは、本をコーティングするシートのようなもの)

仕事をすると、この頃の気鬱はどんどん薄れていく。移り変わっていく空みたいに。
ますます日は短くなっていて、家に帰る頃には真っ暗になっている。
これから年末にかけて、図書館も忙しくなっていくんだろう。


読んだ本のなかで、素敵な文章を見つけた。
「朝に目覚める理由」(生き甲斐) を、誰でも持っているという言葉。


自分の生き甲斐が何か、あなたはすぐに言えるだろうか。それともこの深遠な目的意識という理想について、まだ懸命に探求している最中だろうか。多くの人は後者だろう。だから、焦る必要はない。生き甲斐とは静止した状態ではなく、自分にもとから備わる可能性を開花させていくゆるやかなプロセスなのだ。

『幸せに気づく世界のことば』



あっという間に11月も過ぎていくだろうけど、
幸せを感じる瞬間を大切にしたい、なんて思う。



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