見出し画像

書籍『田中一村作品集[増補改訂版]』

大矢 鞆音 (監修), NHK出版 (編集)
判型 B4変型判
ページ数 136ページ




目次

第1章 栃木から東京へ―幼少期‐青年期(0歳~22歳)栃木・東京
第2章 新しい画風の模索―千葉スケッチの日々(23歳~38歳)東京・千葉
第3章 画壇へのデビュー―一村誕生(39歳~49歳)千葉
第4章 和光園の宇宙 奄美作品揺籃の地―旅立ちと新たなる始まり(50歳~69歳)奄美


内容紹介

 2001年に出版された『田中一村作品集[新版]』の増補改訂版。異端の画家・田中一村は、特定の画壇に属さず師につかず、その学びの姿勢は克己と挑戦であった。日本の南画にとどまらず、本場中国美術をも自分のものにし、西洋絵画においてはピカソまで視野に入れていた。
 独学の果てに選んだテーマは「墨画の近代化」。亜熱帯の植物をモチーフに「奄美12か月」を完成させた。228点におよぶ収載作品から、その生涯と軌跡を新たにたどる。

NHK出版公式HPより


レビュー

 田中一村いっそん(以下:一村)の現在販売中の書籍の中では、おすすめ出来る一冊。
 画業全体から作品を選りすぐり、代表作はほぼ網羅され、発色も(価格を考慮すると)及第点に達しているように思われます。

 必要以上のお金にも、名誉にも、権力にも、画壇(集団)にも、一切興味を示さなかった一村。
 その(画の)世界は、澄み渡る空気と詩情に満ち、生命の美しさと活力は、永遠の静けさと、旺盛な命の賑わいとを湛え、鮮やかに、神々しく、そして何処までも水瑞々しく、咲き誇るのでした。


 

田中一村(の略歴)について(田中一村記念美術館 公式より)

 
 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?