Pieceofcake

インド在住 カメラ(フィルム とfujixpro2)・ダンス・アート・散歩・カフェ巡り…

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インド在住 カメラ(フィルム とfujixpro2)・ダンス・アート・散歩・カフェ巡り・文化比較・人間観察が好きです。 https://linktr.ee/pieceofcake_camera

最近の記事

消費主義からのギアチェンジ 北東インドメガラヤにて

物や情報が溢れる日本や、お金という物差しであらゆる価値が測られるインドの都市と比べて北東インドは市場に出回る物の種類と数が圧倒的に少なく、便利な生活の代わりに所有や所得とは別の幸せの価値観がある気がした。 今回次の仕事が始まるまでの数ヶ月Workawayというプラットフォームを使ってボランティアをしながらどこかに長期滞在することに決め、インド国内、周辺国合わせ数カ所のプロジェクトのホストに連絡を取ってみた。 結構早めにレスが来たのが、メガラヤ州とアッサム州の境にあるとあるキ

    • インドの会社には社員のエンゲージメントを高めるヒントがたくさんあった

      今の日本の労働環境を完全に把握できている訳ではないが、一旦日本の会社に入ると毎日働き詰めで疲弊→限界を迎える→退職or休職するを繰り返すというイメージがある。 インド人の知り合いで日本のことをよく知ってる人にも、「日本の労働時間ってクレイジーなんだよね?日本人は12時間ぶっ通しでずっと働いているって聞くよ」なんて言われたりする。 そうだね、ここで残業している人たちあまり見ないもんね。 そんな持続性のない日本人の働き方を知っている自分から見て、勤めていたインドの会社は働き方

      • アレッピーで迎える新年

        12/30だけホステルが埋まっていて予約ができていなかった。コチ市内では毎年ニューイヤーズパーティが盛大に開かれ、人でごった返すそうだ。同じホステルに泊まっていたイタリア人の女性にケララで他にはVarkalaかAlleppeyのビーチがおすすめと聞き、コチから近かったAlleppeyに行ってみることにした。 次の日 ホステルで申し込んだカヌーのツアー行ってみる。 こんな元旦からツアー参加するやつおるんかなって思ったけど、普通に人が集まってきた。 ツアーは午前中いっぱいカヌ

        • ケララ・コチでワーケーション

          年末年始。私以外、会社の日本人の方々は日本にたっぷり10日ほど帰国する。お客さんも休暇を取る人が多いので、私もこの期間デリーに残る意味はない。ならば暖かい南の方へ行こうじゃないか。ということで、ケララからのワーケーションを勝手に実施してみた。 フライトでコチに到着。デリーの寒空から一瞬で南国の青く開けた空に変わって、何とも開放的な気分だ。 空港の外にゆっくりと座れる場所があることに驚き(デリーは人とイヌと野良ドライバーでごった返している)、Uberの運転手が流暢な英語を話す

        消費主義からのギアチェンジ 北東インドメガラヤにて

          黄金の街ジャイサルメール

          インドで働きながらさまざまな場所に旅行しているが、全然振り返れてなかったので、頭の中から記憶を引っ張り出してみる。普段旅行中にあった出来事をiPhoneのメモ帳に書き留めているが、誰かと一緒にいった旅行は驚きや喜びを共有できる相手がすぐそこにいるので、記録することがおろそかになってしまい、記憶が断片的だ。そう言う時に、写真がいい仕事をしてくれる。 ラジャスタン州はジャイサルメールの他にもジャイプール、ウダイプル、ジャイサルメールと見どころ満載。 その中でも最西部?にあるジャ

          黄金の街ジャイサルメール

          なぜインド人は仕事ができる人とできない人の差が激しいのか

          インドの会社に就労して、日本での職場と比べ、仕事ができる人とできない人の差が激しすぎることが長らく疑問だった。 他の日系企業の知り合いの人と話していても強く同意してくれたので、日本で就労経験のある日本人なら多くの人が違和感を感じることなんだと思う。 なんだか今日その疑問が少し解けたような気がするので、忘れないうちにメモ。あくまでも自分的考察です。 仕事ができる人とできない人の差が激しい。その理由は、自分の仕事を人に任せない人が多いからだと思う。 日本でも、仕事を人に割り

          なぜインド人は仕事ができる人とできない人の差が激しいのか

          冬は苦手

          寒いのは好きじゃない 冬外に出るのが嫌になる ついでに人と話すのも億劫になる それでも頑張って自分をお尻を叩いて 元気でいなきゃ!って思えば思うほど 下向きになってしまう 明日になったら 暖かくなってきたら 何にも無かったかのようにケロリとしているのに

          仏教発祥の地ブッダガヤと貧困

          スピリチュアルな場所に興味があるという友達と仏教の聖地、ブッダガヤに行ってみようという話になった。 デリーは9月でもまだまだ暑いが、2時間ほど飛行機に乗り到着したガヤは、どんよりとした曇り空で涼しかった。 小さな空港でホテルまでのオートリキシャを捕まえて走ったが、道中目立った建物は見かけることなく、今住んでいるデリー近辺や今まで訪れた観光地と比べると寂しい街だなと思った。インドは州によって言語や食べ物、人の印象がそれぞれだが、州ごとの経済格差も激しい。 ブッダガヤは12

          仏教発祥の地ブッダガヤと貧困

          アセクシャルという言葉に救われた

          私は自分から恋愛感情を人に持つことが(ほとんど)ない。 24歳になるまで人と付き合ったことがなく、恋愛対象として「人を好きになる」という感情もよく分からない。中学や高校で友達と誰と誰が付き合うとか、彼氏が欲しいとかそんな話は周りに合わせるようにしていたけれど、自分も同じように彼氏ができるというイメージが全く湧かなかった。 歌詞や映画、ドラマが恋愛に関することばかりなのが不思議だったし、同僚がパートナーと分かれてショックのあまり欠勤するとか、受け入れてはいたものの、共感はで

          アセクシャルという言葉に救われた

          私的バラナシの楽しみ方

          今まで喧騒から逃げるように旅先を選んでいたけれど、今回は写真と撮るために、よりインドを感じるバラナシに来ました。というか色々行き詰まっていて、今がバラナシに行くタイミングだと思い立ちました。 バラナシの最初の印象は、想像通り「汚い」。 インドは各地で雰囲気や食事、人が違うけれど、日本人のイメージするあのインドはここからきているんじゃないかと確信しました。 けたたましく鳴るクラクション、道路に散乱するゴミ、牛のフン、5分も歩くと汗だらけになる湿気。 ハードコアインドだ。

          私的バラナシの楽しみ方

          インド1年記念

          この1年間思い通りにならないことがたくさんあった。 こんなに怒りとか失望とか嫉妬とかの負の感情が、体の中で沸騰するような経験をたくさんした年はなかったと思う。 ありがたいことにこれまでの人生何かと自分の思い通りに生きてこれて、自分の意思に反してどうにもならない状況というのを経験してこなかったので、次々に試練がやってくるインド生活はそんなに簡単じゃなかったなと振り返る。 インドでは生活の要所要所に何故か壁が立ちはだかるので、生活と仕事に慣れるのは何かと大変だったけれど、そ

          インド1年記念

          ストーリーののった写真

          平凡な写真しか撮れない、もっとダイナミックな写真が撮れるようになりたいと思い、写真のクラスに通い始めた。 カメラの使い方から構図など、体では覚えていることでも 体系的に1から学ぶとまた面白い。 クラスの後半で、こんな課題が出た。 「ストーリーが語れるような写真を10枚撮る」 今まで撮りたいと思う時だけ気ままに撮ってきた。人から与えられた課題に対して、トピックを見つけるのは初めてなので難しい。 でもこの「ストーリーが語れてこそ、写真として成り立つ」というのは人に写真を見せた上

          ストーリーののった写真

          インド女性のおしゃれーファッション・アクセサリー

          インドに来る前、現地の方が日常どんな服装をしているのか想像がつかず、日本で来ていたようなオフィスカジュアル系の服を持っていくべきか迷っていました。みんな職場にもサリーを着てきたりするのかな〜なんて思っていました。 いざ、会社に出勤してみると、クルタなどの伝統衣装を着ている人や、他国でもよく見かけるTシャツにパンツなどの今どきファッションの人もいて、多種多様でした。インドの方はクルタをスーツとも呼び、オフィシャルな場でもクルタを着用します。職場にもクルタを着てくる女性は珍しくあ

          インド女性のおしゃれーファッション・アクセサリー

          人が人を使うインド社会

          インド生活は早くも9ヶ月目に突入した。食事や娯楽などもインド在住日本人の方に色々と情報を聞き、少しずつ自分の心地良い暮らしができるようになってきて嬉しい。 しかし、まだ慣れないと感じることがいくつかある。 これから挙げることは良い悪いと判断しているのではなく、生まれてからずっと日本で生きてきた自分にとって違和感を感じるあれこれだということを先に断っておく。 一つ目、人が人を使うこと。 インドは階級社会。ある程度のお金に余裕のあるインド人であれば、お手伝いさんやドライバー

          人が人を使うインド社会

          ダラムサラ 〜亡命チベット人について考える〜

          今回のダラムサラ滞在では、チベット人僧侶のバックグラウンドについて何人かに話を聞いて、写真を撮らせてもらった。 彼らと話したことと、チベットからの亡命に関する講話から、亡命チベット人のインドでの生活や亡命の背景など考えたことをシェアしてみる。 Dalai Lama Temple辺りにて Dalai Lama Temple近くを歩いていた2人の僧侶に話しかけた。彼らとはコミュニケーションを取れる共通の言語がなく、翻訳アプリもチベット語が無かったため、会話するのが少し苦労した

          ダラムサラ 〜亡命チベット人について考える〜

          ダラムサラ散策とカフェ

          ダラムサラ インド国内様々な場所を訪れてきたが、その中でもダラムサラは一番好きな場所かもしれない。 首都の喧騒から離れたこの静かで落ち着いた場所でゆっくりと休日を過ごすのが好きだ。 ダラムサラは落ち着いてコーヒーを飲んだり、本を読めたりするカフェがたくさんある。 今私が住んでいるハリヤナ州グルガオンという街は、近年急速に開発が進んだ地域で、モールだったり、外資系のお店だったり、おしゃれなレストランなどがあるのだが、全体的にイケイケ、ギラギラとした雰囲気で、物価も他都市に比

          ダラムサラ散策とカフェ