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新しい"祭り"が始まった【AMEFURASSHIライブレポ】

2022.07.03 AMEFURASSHIアメフラっシのワンマンライブ「梅雨祭ばいうさい2022」1部公演に参戦しました。

本当は2部も見たかったけど!!!
この日は先にエビ中の春ツアー川崎公演のチケットを取っていたため、泣く泣く1部のみ参戦しました。
1部だけでもとても濃く楽しいライブだったので、少し時間経ってしまいましたがレポを書きます。

セットリスト

01.Rain Makers!!
02.DROP DROP
03.グロウ・アップ・マイ・ハート
04.BAD GIRL
05.ミクロコスモス・マクロコスモス
06.Blue
07.梅雨前線停滞中(市川優月ソロ/鈴木萌花&小島はなバックダンサー)
08.Over the rainbow
09.Lucky Number
10.SENSITIVE
11.轟音
12.メタモルフォーズ
13.ARTIFICIAL GIRL
14.Drama
15.MICHI
<アンコール>
EN1.Staring at You
EN2.UNDER THE RAIN

ライブレポ

上手側最前でした。先着チケット発売頑張って良かった〜!

愛来がお団子2つのパンダヘアだったのめちゃくちゃ可愛くて沸いた。ここ最近見たライブの中で一番好きなビジュアルだったかもしれない。
(特典会いけなかったのつらすぎる……)

あとゆづが色素薄めのカラコン&ツインテールだったのもすごく可愛かった。
光の当たり方によって、↓のツイート画像よりも色味薄く見えるときが度々あって、それがフランス人形っぽさあって良かった。

先週の「SONG & DANCE Vol.1」が挑戦的なライブだったので、今日の「梅雨祭」はいつも通りなAMEFURASSHIらしいライブになるのかなーと思ってた。
が、それをいい意味で裏切ってきたライブでした。私が見たのは「"新しい"AMEFURASSHIらしいライブ」だったように思う。

というのも、AMEFURASSHIといえば誰が見ても『メタモルフォーズ』以前と以降で楽曲の方向性が変わっていて、名前も英語表記に変わって、ライブも『メタモルフォーズ』以降の曲が中心になっている。
Dropツアーではアルバムのセトリ順にパフォーマンスしたということもあって、神田公演では前半がアルバム曲、後半がメタモル以前の曲中心、というライブ構成になっていて、新曲は新曲/旧曲は旧曲で固められていた。

それを今回の梅雨祭では、"あえて"新曲と旧曲が互い違いにセトリに組み込まれていて、新旧の化学反応を起こすというか、方向性の違う楽曲が混じることで「新たなAMEFURASSHIらしさの確立」を目指しているように感じられて、なんだか大きな実験を見ているような感覚になった。

ツアーを終えて、「Drop」楽曲の魅せ方がしっかりと定着した今だからこそできるセトリなんだろうなと感じた。

中でも私が好きだったセトリは以下の3つ。
①『DROP DROP』→『グロウ・アップ・マイ・ハート』→『BAD GIRL』
②『ミクロコスモス・マクロコスモス』→『Blue』
③『轟音』→『メタモルフォーズ』

①『DROP DROP』→『グロウ・アップ・マイ・ハート』→『BAD GIRL』
ここ半年くらい、『DROP DROP』→『BAD GIRL』の並びは鉄板だったように思う。私は去年の秋ツアーでこの並びを見てからずっとこのセトリが好き。何とも言えないシナジー性があって、そのカッコよさにゾワゾワと興奮する。
そんな2曲にあえて『グロウ・アップ・マイ・ハート』を差し込んできたもんだから、本当に驚いた。『Rain Makers!!』→『DROP DROP』→『グロウ・アップ・マイ・ハート』ときたから、うわ、これ次もしかして『BAD GIRL』やるんじゃないか、って思ってたら本当にやったから笑った。挑戦的なセトリ来たな、と。そういうセトリ意図が分かって楽しくなった。
『DROP DROP』と『グロウ・アップ・マイ・ハート』って両方盛り上がり曲だけど盛り上げ方のタイプが全然違う。前者はクールに、後者は激しく。
だけどそんな2曲をあえて繋げて、さらに太鼓で和のアレンジも加えることで、全然違和感なく、ガッツリ盛り上がって楽しむことができた。

和太鼓コラボ、本当に迫力あってカッコよくて良かったね。それがあったからこそここの繋ぎがグッと親和性増してたと思う。
『DROP DROP』の重低音響かせる感じがめちゃくちゃ好きで音響良いライブハウスだと足元からズンズンくるのが特に好きなんだけど、今回はそれが和太鼓の振動に置き換わってたのが絶妙だった。
『DROP DROP』と和太鼓、こんなに相性良いんだ、って驚きだったなぁ。

その後は『BAD GIRL』で、クールダウンするんだけど落ち着きすぎない感じ。緩やかに盛り上げる。
『DROP DROP』→『BAD GIRL』の流れも失わずにこの3曲を繋げられたの、すごく楽しくてセトリ実験大成功じゃんって思った。

②『ミクロコスモス・マクロコスモス』→『Blue』
そんな『BAD GIRL』で落ち着いたところに『ミクロコスモス・マクロコスモス』→『Blue』で魅せる2曲。
5月28日のツアー神田公演で『Blue』を見たときに
背景ビジョンの映像も相まって『ミクロコスモス・マクロコスモス』的な世界観になってるなぁ、と感じてた。歌詞とか曲調は全然違うんだけど、漂う空気感というか雰囲気に、共通するところがあるなぁと。
だから今回この2曲でセトリで繋げて見たときに改めて2曲の近しさを実感したし、その私の感覚が勘違いではなく公式と解釈一致だったことがすごく嬉しかった。

前4曲がフロアと一体になって盛り上がる曲であるのに対して、この2曲ではガラリと雰囲気が変わって世界観に入り込んで魅せていたのがとても素晴らしかった。
『ミクロコスモス・マクロコスモス』をライブで見るのはすごく久しぶりだったけど、今、メンバーの表現力が磨かれたことで、この曲の魅力もものすごく増していた。
特に、ラストをソロで歌う愛来の視線は圧巻だった。

もしも カラダが 脳内物質 遺伝子
制御できない 乗り物だったとしたら

『ミクロコスモス・マクロコスモス』

まっすぐな目、けどどこを見てるのか分からない、凍てつくような視線。その状態で、微動だにせず歌う姿にゾクゾクとした。
普段、愛来は表情豊かで、視線の動かし方一つでもいろんな感情を乗せることに長けた人だ。よく動く人、だからこそ、「動かさない」ことがこんなにも美しい表現になる。
歌い終わりに目を閉じる。その姿もまた、美しかった。

③『轟音』→『メタモルフォーズ』
これはむしろ「なんで今までこの並びでやってなかったのか?!」と驚くくらいベストマッチだった。
いや、なんでかっていうと、たぶん、めちゃくちゃ疲れるからだよ。笑

そもそも私は『轟音』大好きオタクなので『轟音』が始まった時点でめちゃくちゃアガったし楽しんだし、普段センターにいる愛来が今回はずっと上手側でほぼ正面にいたのでそれもまた興奮材料だった。
はちゃめちゃに楽しんでたら愛来からも楽しそ〜な笑顔のレスたくさんもらった。最前最高。めっちゃ飛んだ。
そんな感じでほんと終始ニッコニコで飛んで拳上げて楽しんだ『轟音』。
曲が終わって「はあー楽しかったあ」と息をついた、その瞬間に「テッテッテッテレ……」って『メタモルフォーズ』のイントロがかかったから「まwwwじwwwかwwwよwwwww」「ねぇ待ってwwwww無理wwwww」って変な笑いが止まらなくなっちゃった。
隣のオタクと顔見合わせて笑った。ほんと不意打ちすぎた。
先週の「SONG&DANCE vol.1」もかなり激しく踊って動いて汗かいたライブだったけど、瞬間最大風速で言えば梅雨祭の『轟音』→『メタモルフォーズ』の方がはちゃめちゃ動いたしめちゃくちゃ息上がったし汗ダラッダラだったし汗と体温でマスクの中やばすぎた。
それでもめちゃくちゃ頑張って『メタモルフォーズ』飛びました。楽しかった。
最後はフラフラのヘロヘロだったけども。

いやほんと最高だったので、夏フェスでは『轟音』→『メタモルフォーズ』をガンガンやって客席みんなぶっ倒れさせてほしい。

ちなみにこの日は冒頭書いたようにエビ中春ツアーに行く予定で「まあ梅雨祭は先週のSONG&DANCEより汗かくってこともないだろうから、荷物減らしたいし春ツアーTシャツ着ていこー」と軽装で行ったの、めちゃくちゃ後悔しました。
SONG&DANCEでは着替えなかったけど梅雨祭は着替えたかった。ほんと汗だくになった。
そして翌日、ライブの疲れをかなり引きずっててたぶん軽い熱中症だったと思うんだけど、それは絶対轟音メタモルのせいです。
ほんと舐めてました、ごめんなさい。

セトリが特に良かった①〜③以外の曲の感想も書いてく。

梅雨前線停滞中』はゆづソロ曲で「梅雨祭」というテーマドンピシャ。来年以降も梅雨祭が続いていくならゆづソロは確約なんだろうか。
それに加えて、今回はもえちんとはなちゃんがバックダンサーとして傘を使ったパフォーマンスをしてた。
傘を使った演出、2020年11月の2周年ワンマンでも同じような演出あったなぁと思い出して、そういうところでも過去を踏襲して新しいものを作ろうとしているセトリ意図を想像したりした。

ARTIFICIAL GIRL』は先週のSONG&DANCEでしこたま踊らされた甲斐あってだいぶ踊れるようになってて楽しかった。
「気持ちはもう ARTIFICIAL GIRL」のとき愛来と目が合ったの、気持ち繋がった感じがしてめちゃくちゃ嬉しかった〜。

アルバムでもツアーでも1曲目に置かれていた『ARTIFICIAL GIRL』だけど、SONG&DANCEと梅雨祭では中盤~後半の配置。
この曲もまた今後いろんな使われ方、魅せ方をして、ますます楽しい曲に成長していくんだろうなと感じた。

Drama』のもえちんが愛来を指差す振付のところは、2人がわちゃわちゃアドリブをし合うのが恒例になってる。
今回は、もえちんが愛来のお団子を掴む→愛来が驚く→もえちんがそのお団子を食べる素振り→愛来がちょっと引き気味に笑うという感じ。
もえちんはアドリブ苦手なイメージあるけど、ここのパートでは結構もえちんから仕掛けてることが多くて、見ていて楽しい。

本編のラストが『MICHI』っていうのも新しい感じがした。アドリブパートは和太鼓コラボにあやかって
愛来「ドーン!」
ゆづ「ドンドーン!」
はな「ドンドンドーン!」
もえちん「ドンドンドンドン!」
って増えてくやつ。アドリブじゃなかったね。

ラストは一彩さんも一緒にメンバーに混じって踊ってて楽しかった。
一彩さんが不安げ?な感じで踊ってたの可愛かった笑
それなのに、アンコールで出てきたときはバチバチのブレイクダンスをキメてて「さっきと全然違うじゃん!?」って驚いた。
なにあれ!ギャップ萌えかよ!(好き)

アンコールは『Staring at You』。
その前にやる恒例のコール&レスポンスのコーナー、前3人が規定通りやってるときに愛来を見たらちょっとニヤついてて、「あ、これはまた何かあるぞ……笑」と察した。
最近はステージ袖から物を持ってくるパターンが多い(チキンとかお米とか)のだけど、今回も自分の番になった途端ダッシュで下手側後方に走って行ったからそのパターンか!と思いきや、愛来が向かったのは一彩さんのいる和太鼓ブース。
驚く一彩さんにぶつかりかけながら、太鼓を乗っ取ってあちこちバチで叩く愛来。めちゃくちゃ悪い顔してる笑

愛来の行動を察してからのゆづはなのブーイングも早かった。笑
やいのやいの言ってるメンバーの言葉も気にせず好きに太鼓やらシンバルやらを叩いて満足して戻ってきた愛来、タイトルコール『Staring at You』をバチッとキメてドヤ顔するつもりだったと思うんだけど甘噛みしててそれも愉快だった。

『Staring at You』の前だけ精神年齢小学生になるヤンチャな推しメン、可愛くて大好き。

最後の挨拶では、一彩さんからは「大人数でのコラボレーションは経験があったが、自分一人、アーティスト一組、という(自分の役割が大きい)コラボは初めてだったので嬉しい」「梅雨の時期は、野外での太鼓は湿気てしまい良い音が出ないので、太鼓のイメージがあまりない。そんな中、梅雨祭でこうして太鼓パフォーマンスができて良かった」という話。

メンバーも和太鼓コラボの感想や「梅雨祭は来年もその先もずっと続けていきたい、AMEFURASSHIの毎年恒例のライブにしたい」という話が中心だった。
ゆづが「恒例のライブっていうのが欲しかったからすごく嬉しい」と言ったり、はなちゃんが「梅雨祭2042とかそれくらい長く続けたい」と言って愛来が「39歳かぁ……」と未来を想像したり。
あと愛来が「梅雨ってジメジメして嫌だって思うことの方が多いと思うけど、それを『梅雨祭があるから、梅雨好き!』って思ってもらえるような、そんな恒例のライブにしていきたい」って言ってたのも素敵な言葉でグッときた。

最後、締めそうな流れ、でもなんだか間延びした空気?みたいなのが一瞬あって、「ん?」って思ってたら喋り出したのは愛来ではなくもえちん。
そのままもえちんが曲振りをして、ラストに『UNDER THE RAIN』があった。
そうだ、この曲をやっていないのをすっかり忘れていた。

「いつか『UNDER THE RAIN』を泣かずに見たい」という密かな(?)目標があるのだけど、今日はだめでした。余裕で完敗。
先週のSONG&DANCEで習った通り、「CRY UNDER THE RAIN」のところで右手を打ち付ける振付をメンバーと一緒にやってると、なんだか気持ちまでシンクロする気がして胸にくるものがあった。
そこに追い討ちを掛けるように4人の力強い歌声が響くから、そりゃ、泣くよね。

おわりに

最初の方に書いた通り、実験的なセトリであり、今後これが新しい「AMEFURASSHIらしさ」になっていくんじゃないかなって感じたライブでした。
新旧混ぜこぜのセトリで、新しい化学反応をたくさん楽しめた!

セトリの他にもう一つ、「AMEFURASSHIらしさ」を感じた部分があって、それは今回和太鼓とコラボしたこと。
Dropツアーのファイナルで愛来が「私たちは私たちの道を切り拓いていく」と挨拶していたり、「J-POPでもK-POPでもなく、AMEFURASSHIというジャンルをつくりたい」と話していた。
その言葉を体現するライブだったように思う。

AMEFURASSHIの今の楽曲がK-POP系と言われてる中で、あえてその楽曲群を和太鼓とコラボさせてK-POP感を消してパフォーマンスする。
AMEFURASSHIは音楽のジャンルに捉われない」というメッセージが強調されてるように感じた。

けど、こうやってセットリストの組み方や楽曲のアレンジを変えることで新たな魅力を引き出すやり方って、AMEFURASSHIがこれまでずっとやってきたやり方なんだよね。
だって「変幻自在」だったんだもん。"アメフラっシ"ののコンセプト。

Dropツアーで確立された新しいAMEFURASSHIの世界観に、今までの「アメフラっシらしさ」も受け継がれて、新しい「AMEFURASSHIらしさ」が出来上がりつつある。
そんなことを、セトリからアレンジからパフォーマンスから、感じたライブでした。

こうやって見る度に新たな驚きと成長を見せてくれるAMEFURASSHIなので、次の秋ツアーではまたどんな進化が見られるのか、夏も始まったばかりだけど秋が待ち遠しいね。


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