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最新のエビ中が最強で最高のエビ中【ライブレポ:大学芸会2021 day1】

2021.12.27 「私立恵比寿中学 大学芸会2021~Reboot~」に参戦しました。

今年の5月5日に新メンバーが加入してから8か月弱。9人フルメンバーが揃ったライブはダンスなしのライブ「ちゅうおん」のみ。
私は幸運にもその「ちゅうおん」には参戦したけれど、フェス等の「歌って踊るエビ中」は見れておらず、今日が念願の一発目。この日を指折り待っていました。

ライブレポを書くときはいつも、MC中とかアンコール中とかライブ終わりにメモを取るんですけど、今回はライブの余韻に浸っていたらメモ取る気にならなくて、全くメモを取ってません。
そんなわけで、いろんな記憶が曖昧だったり何がどの曲で起こったんだったか覚えてないことだらけですが、ナタリーのレポが爆速で上がってるのでそれを見ながら記憶を掘り起こしつつ、感じたことをつらつら書いていこうと思います。

あ、前提として、私は安本彩花風見和香ののか推しなので、ほとんどその2人のことしか見えてません。

セットリスト

オープニング映像
00.ebiture
01.イヤフォン・ライオット
02.Family Complex ※新メンバーの歌詞追加
03.ちちんぷい
04.オメカシ・フィーバー
05.SHAKE! SHAKE!
MC
06.頑張ってる途中
茶番幕間映像「新メンバーに試練を与える」
07.サドンデス
08.イエローライト
09.君のままで(安本・風見)
10.フユコイ(真山・星名・小林・小久保)
11.アンコールの恋(柏木・中山・桜木)
12.EBINOMICS
13.イート・ザ・大目玉
14.HOT UP!!!
幕間映像「あなたにとってエビ中ファミリーとは?」
15.YELL
16.スーパーヒーロー
17.星の数え方
幕間映像「あなたにとってエビ中とは?」
18.仮契約のシンデレラ
19.スターダストライト
20.感情電車
21.ジャンプ
22.なないろ
MC
エンディング映像
<アンコール> ※アンコールのみバンドセット
EN1.シンガロン・シンガソン
EN2.自由へ道連れ(バンド紹介)
EN3.響
EN4.Anytime,Anywhere
MC

ライブレポ

オープニング映像は、学校で制服を着たメンバーがそれぞれのメンバーカラー衣装に出会うシーン。
フリフリの衣装がどれも可愛くて、これから始まるライブへの気持ちが昂る。

1曲目は新体制始まりの曲、『イヤフォン・ライオット』から。
始まった瞬間から泣いてた。泣いてたけど、とにかく楽しかった!それに尽きる。
曲も歌声もダンスも笑顔も、とにかく明るくて可愛くて楽しい。エビフライダンスをフリコピするのは初めてだったけどめちゃめちゃ楽しかったな。
彩ちゃんの見せ場「君らしさ なんだった?」からのサビは再び泣きパートですよ。
ただもう、そこに存在してくれることが嬉しくて幸せだ。

Family Complex』の歌い出し、

狂い咲く光の花
この身体に流れる血が語りかける

「くる……」って聞こえた時点で「うわー!!!」ってなった。
慌てて緑のペンライトを前へ伸ばす。
旧体制、彩ちゃんが不在で柏木ひなたがそのパートを歌っていた時でさえ、このパートでは緑のペンライトを掲げていた。緑の歌声に向かって緑のペンライトを掲げることができたのは、いつ以来だろう。

開幕2曲目にして、涙と楽しさとで感情がぐちゃぐちゃだった。
それでも楽しい気持ちの方が勝って、ペンライトも振ったしジャンプもしたしブヒブヒもした。
「ファミコン」が「スーパーファミコン」になって、どこで新メンバーの歌割りが来るのかと、右手の白いペンライトをいつでも掲げる用意をしていたのだけど、曲は「ファミコン」と変わらず進んでいく。
そして、誰もが待っていた、その瞬間がやってくる。

疲れて休もうと思ったこともあったけど
「ま、山あり谷ありか」ってひとりごと零しながら
頭の中で何度もシュミレーションしたんだよ
ここから見える景色は家宝にするね
諦めるなんてNO!NO! 空回ったってやるしかないじゃん
きっとここなら大丈夫 思い出は今
色濃く僕らの心に刻み込もう

綴られた歌詞はギターに乗せて響け
あなたはわたしの虜

メンバーの名前が入った歌詞。その真ん中に、新しい3行が加わった。
一瞬のことだった。歌詞を読み込む暇もなく、曲は進んでいく。ひなたとりったん(中山莉子)のパワフルな歌声が胸に打ち込まれる。

そんなオタクの心情を察して歌詞を載せてくれる岡崎体育、信頼しかない。最高の歌詞をありがとう。最高だ。

ちちんぷい』『オメカシ・フィーバー』はもうただただ踊り狂って楽しんだ。涙が吹き飛んだ代わりに、汗が全身から噴き出した。
そういえば、今日は寒くてエビ中パーカーの下にセーターまで着込んでいたことを思い出した。そりゃあ汗も噴き出すわけだ。2曲の合間に急いでパーカーとセーターを脱いだ。

『オメカシ・フィーバー』の「ナナタイム!」の1回目が和香ちゃんパートになっていてブチ沸いたし、2回目の「ナナタイム!」が彩ちゃんパートのままだったのでブチ沸いた。
上着を2枚も脱いだのに、汗がとめどなく溢れていた。

『オメカシ・フィーバー』でクラップをしていたら、りったんが怒り出した。クラップの音が弱くてご不満らしい。
必死に手を叩きつけてる。大きくなったクラップを聞いて、りったんが機嫌を直してくれた。楽しい茶番だった。

SHAKE! SHAKE!』ではゆったりめのクラップで楽しみながら息を整えた。
ここが『SHAKE! SHAKE!』じゃなく『放課後ゲタ箱ロッケンロールMX』や『HOT UP!!!』だったらハイになりすぎて命が燃え尽きていたので危なかった。

自己紹介は短く、出席番号+名前のみ。
新メンバーの自己紹介がどうなるかなって期待していたので、「あれっ?やらないんだ?」と少し肩透かし食らった感じ。いつか見たいなあ。
ライブの意気込みを聞かれた和香ちゃんから緊張が伝わってきて、その初々しさが堪らなく愛おしかった。
ライブの意気込み、桜木心菜ちゃんと和香ちゃんだけ聞かれて柚乃ちゃんは聞かれてなくて、なんとなく小久保柚乃ちゃんがソワソワしてるように見えた。可愛い。

そんな初々しさの後に見る『頑張ってる途中』はキラッキラで眩しくて可愛かった。新メンバー3人だけでなく、9人全員がフレッシュさ溢れてるってどういうこと?
私は8人体制以降のエビ中しか知らないけど、それよりずっと前の、「キングオブ学芸会」だった頃のエビ中ってこんな感じだったのかなあって思ったりした。
先輩メンバー2人が新メンバー1人を挟んで愛でまくってたのもこの曲中だったっけ。撫でたりハグしたりとにかく可愛がってた、可愛がられてたの全部可愛くてずっと見てたい光景だった。

顔の下半分+腕組み+ボイスチェンジャーで喋る男の映像。
「これ絶対校長じゃん」って思ってたら真山りかが扉蹴破って入ってきて「校長なにやってんの?」でゲラ笑いした。
「と、とにかく!新メンバーには試練を与える!」
で、『サドンデス』がスタート。茶番最高!

真っ先に倒れる小久保、安本。
彩ちゃん、新体制になっても倒れるの早くて笑った。
そして新体制でも「ダンスバトルに興味がない!」りったんも草。
和香ちゃん「ギリセーフ」で沸き散らかした。
最後に和香ちゃんとひなたが2人残り、倒れる和香ちゃんに「あなたたちはもう立派にエビ中の一員よ」と声を掛けるひなた。泣くオタクわたし。
上手側では星名美怜ちゃんが心菜ちゃんに手を伸ばし、続けて柚乃ちゃんにも手を……差し出した手を引っ込めて、「えー、どうしよっかなー」とイタズラっぽく笑う美怜ちゃん。
りったんの「立ち上がれ、私立恵比寿中学ー!」パートは何て言ってたか忘れたけど言い回しが変わってて、前向きなメッセージに胸が熱くなったのを覚えてる。

イエローライト』は去年の大学芸会でもパフォーマンスを見ているはずなのに、9人で歌われると別物のように見えて驚いた。ダンスの振り付けが違った気がする。気のせい?
りったんパートの

もう せかせか世界を
分かってはいるんでしょ?

りったんにしか出せない世界観というのか、ここのフレーズがとても好きで耳に残っている。

『イエローライト』が終わって、暗転。
そして、安本彩花が1人で、『君のままで』を歌い始めた。

いつか語り合った想いを抱え
約束の場所たどり着くまで

その隣に現れた、風見和香。
「マジか」と思いながら、反射的にペンライトを掲げる。

強がるほどに涙は溢れ
永遠じゃない今が始まる

マジか~~~~~~~~~。
もう、言葉にならなかった。最初から最後まで泣いた。
良かった。ただただ良かった。
安本彩花と対等に渡り合おうとする風見和香と。

止まらないで 胸の奥
しまいこんだ 色とりどりの光
忘れないように進めばいい

風見和香に対して遠慮なし・容赦なしにぶつかっていく安本彩花が。
歌を通して、高め合っていく2人が、あまりにも良かった。

一生懸命に、でも笑顔を絶やさず歌う、風見和香。
心の底から楽しそうに笑う、安本彩花。
大好きだ。
この2人を推してて本当に良かったと、強く強く思った。
右手には白、左手には緑のペンライト。それを交互に、2人に、捧げた。

ラスト、風見和香の「Say Yeah」の合間に差し込まれる安本フェイク。
その素晴らしいコラボレーションの、最後の最後に。
風見和香が、安本彩花のフェイクに、ハモった。

あの瞬間、あの光景、あの歌声。一生忘れたくない、美しい世界だった。

続く『フユコイ』『アンコールの恋』は、『君のままで』の余韻が大きすぎてあまり覚えていない。
『フユコイ』はちゅうおん衣装で、「忘れないで」が柚乃パートだったこと。
『アンコールの恋』はファミえん衣装で、3人のダイナミックなダンスが映えていたこと。
そのくらいしか。

ライブを終えてから、振り返ってみて思うのは、『君のままで』は歌、『フユコイ』は表現力、『アンコールの恋』はダンスが印象的だったなと。
つまるところ、
風見和香=歌
小久保柚乃=表現力
桜木心菜=ダンス

が、3人の個性であり強みであり今後期待する役割でもある、ということなんだろうな、と。
(余談だけどこうして書いていると3人のバランスの取れたバラバラ具合はポケモンの最初の3匹みたいだなと思った)

3年後くらいに、全く同じ編成で『君のままで』『フユコイ』『アンコールの恋』が見たい。そんな明るい未来を夢想するユニットブロックだった。

ていうか、『サドンデス』よりこのブロックの方がよっぽど試練のブロックでしたね???
茶番じゃないやつ。本当に素晴らしかったです。

全員ファミえん衣装に着替えて、ソロダンスパフォーマンスからの、『EBINOMICS』。
『EBINOMICS』が始まる前のひなたの圧倒的な存在感、バチバチにカッコよかったな。あれはまさしく「BOSS」でした。笑
4本の弦のような光を弾くと音が鳴って、それを繋げると『EBINOMICS』のイントロになる演出、憎たらしいほど楽しかった。ワクワクした。

『イート・ザ・大目玉』からの『HOT UP!!!』はもうね。もうさ。
安本彩花、イケ散らかしてませんでした???ねえ???
いや~~~もう堪らんすぎるでしょあんなん。イケ本彩花にしか目がいかない。申し訳ないけどこの2曲中は和香ちゃんのことも他のメンバーのことも見えなかった。
イート・ザ・大目玉』のラスト、りったんとのハモが最高でしたね。スクリーンに映された2人、何故か髪が風に靡いていて、ますますイケメン極まってて、最高でした。最高すぎて笑っちゃった。

HOT UP!!!』はもうさ~~~~~、大好きな光景、もうずっと見たくて見れてなかったその姿を久しぶりに見ることができて、胸が苦しいほどに嬉しかった。
『HOT UP!!!』のイケ本彩花が各メンバーとハモって絡む瞬間にしか摂取できない栄養素があるんですよ。曲中ずっとブチ沸いてました。
ファミえん衣装で『HOT UP!!!』、完全に今年のファミえんを取り返した。

彩ちゃんとひなたが固い握手を交わしたのは『HOT UP!!!』のときだったんですね。記憶が飛びすぎてて、あやひなの握手を見て「戦友!!!!!!」ってブチ沸いた記憶はあるんだけどそれがどのシーンだったか全く覚えてなくて。
ナタリーレポに写真付きで上がっていて感謝しかない。
前回のちゅうおんレポで「あやひなは親友というより戦友という言葉が相応しい」と書いたんですけど、もうこのガッチリ固い握手が完全に「戦友」が交わすやつだったので、解釈一致すぎて最高でしたありがとうございましたご馳走様でした。

あ、あと今思い出したけど、『HOT UP!!!』の最初のクラップのとこで、上のスクリーンにメンバーの顔が映ってるんだけど、クラップの「パンパンパパパン」の音に合わせて顔が増えてくのジワジワ楽しかった。笑

幕間映像「あなたにとってエビ中ファミリーとは?」では、和香ちゃんが「犬の散歩」、彩ちゃんが「元気の源」と答えてた。
和香ちゃんのワードは一見「ん?」てなるけど、その後の理由が最高だった。
「犬の散歩は、私が犬を散歩させてるように見えるけど、犬が散歩してくれないと私も散歩ができない。それと同じで、私がファミリーの皆さんに元気を与えているように見えて、私もファミリーさんから元気をもらってるんです」(意訳、うろ覚え。違ったら教えてください)
そして彩ちゃんの「元気の源」もやっぱり、「ファミリーから元気をもらっている」という意味で、推しメン2人が同じこと言ってるのめちゃくちゃ嬉しかった。

心菜ちゃんが「加入した頃は歌が苦手だったけど、ファミリーのみなさんが私の歌を好きって褒めてくれて、自信がついた。だからファミリーのみなさんは、私を高めてくれる存在です」って言ってたのが胸にジーンときた。
その言葉を聞きながら、ちゅうおんの心菜ちゃんソロの『深夜高速』がめちゃくちゃカッコよくて最高だったのを思い出してた。

ひなたの「ファミリーは私にとって太陽です。でも、私もファミリーにとって太陽でありたい」って言葉もめちゃくちゃ良かった。
いやもう、あなたもう、とっくの昔から、太陽ですけど!

エビ中とファミリーは元気を与える存在であり、元気をもらう存在である。その双方向性を確認してからの『YELL』はさあ。
タイトル通りの、応援歌。涙腺に来すぎるよ。
ライブ前に見た「シンEP」で『YELL』の振り入れしているシーンを思い出して、さらにエモくなってた。

歌いだしの和香ちゃんパート、

坂道を 息切らし
きのうとは 違う日が始まる

がもう「朝!」って感じの明るい声で、YELLの爽やかさにぴったりだったから胸がキュンキュンした。

そしてここから、怒涛のクライマックス。
何回、「あぁ、もうライブの終盤、クライマックスだ……」って浸ったか覚えてない。
『スーパーヒーロー』『星の数え方』『感情電車』『ジャンプ』『なないろ』……クライマックス全部盛りすぎるだろ!!!!最高か!!!!!
そのパフォーマンスの強さに圧倒されてさすがに細かいところの記憶がほとんど残ってないんですが。

スーパーヒーロー』のユニゾンが力強かった。「今ここがスタートライン」の歌詞に泣いた。

星の数え方』で2編成に分かれたメンバーが美しくハモっていた。ハモる心菜ちゃんの一生懸命な表情にグッときた。彩ちゃんが心の底から楽しそうな表情で歌ってた。

メンバーの直筆メッセージがスクリーンに映し出されてたのも、『スーパーヒーロー』のときだった、らしい。(記憶がない)
公式Twitterにも既に載ってるけど、和香ちゃんの「エビ中とファミリーのみなさんでもっと高いところへいきたいです!」の言葉が、まっすぐで、堪らなく嬉しかった。

幕間映像、今度は「あなたにとってエビ中とは?」。
「家族」「学校」「生活」「人生の分岐点」……それぞれの答えに「うんうん」って頷きながら見ていた中で、ぽーちゃん(小林歌穂)の「幸せになってほしい人」は尊みが過ぎるというか、「本当にもうみんな幸せになってくれよおおおお……」って胸がきゅっと締め付けられた。ぽーちゃんのあたたかい人柄がよく分かる言葉で、本当に素敵だった。

仮契約のシンデレラ』では「私と契約してください!」が3か所とも柚乃パートになっていて愉快だった(配信ライブとかで見知ってたけど、ライブで見ると一層愉快だった)。
ラストの彩ちゃんの台詞「はい、お疲れちゃーん!」が歌詞変えて「初心を忘れず頑張って行こうー!」(うろ覚え、ニュアンス)って言ってたの、直前の幕間映像からの流れも汲んでいてとても好きだったし、初心に帰ったところで『スターダストライト』に繋げるのもめちゃくちゃ良かった。

曲が始まった瞬間の、キラキラピカピカした光景が、あまりに綺麗だった。
私がアイドルに求めるもの、アイドルの好きなところ、その彩鮮やかな9色の光が、そこにあった。
私は過去の9人時代を知らないので、その頃の『スターダストライト』は見たことがないけれど。そんなオタクにも、新しい9人の『スターダストライト』は眩しく、美しかったよ。

『スターダストライト』だけじゃないんだけど、今回のライブの照明が9色をたくさん使っててカラフルな綺麗な照明が本当に「THEアイドル」って感じで可愛くて大好きだった。

『スターダストライト』の2番のどこかだったと思うんだけど、彩ちゃんと和香ちゃんがハイタッチするシーンがあって沸きました。キラッキラな推しメンたち、最高~~~~!

感情電車』は2番の

あかねさしまつのはあさのにわ

が和香ちゃんパートになっていた。松野莉奈の名前が入ったパート。これまでは、彩ちゃんパートだった。
そういえば、『仮契約のシンデレラ』の「見た目は大人だけど!中身は子供だよ!」パートも、りななん、ぽーちゃんを経て、和香ちゃんに受け継がれていた。
和香ちゃんが大切なパートをもらっているの、とても嬉しい。
推しメンだから贔屓的な部分もあるけれど、それだけじゃなくて、「エビ中の歴史」を新メンバーにも背負わせるというか、そういう部分も含めて「これまでのエビ中とこれからのエビ中」が繋がって、続いていくと思うから。

ぽーちゃんの「その空」は今日も胸に響いてきて、美しかった。スクリーンに映された表情もまた美しくて、カメラワークも最高だった。

間奏のウェーブのところ、振り付けが以前と変わってた。『感情電車』だけじゃなく、他にも「あれ?この振り付け初めて見る気がするぞ?」って曲が結構あった。
新メンバー3人だけじゃなく、先輩6人も「新生エビ中」として進化し続けているの、とっても好き。

ジャンプ』は今日、一番見たかった曲だった。
ずっと待っていた曲だった。

3年前、秋冬ツアーの神奈川公演後のツイート。
神奈川公演で初披露された『ジャンプ』は彩ちゃんフューチャー曲であるにも関わらず、彩ちゃん不在での初披露となった。
私が初めて『ジャンプ』の彩ちゃんの歌声を聞いたのがこのツイートの通り、ライブ後の場内BGMとして流れた『ジャンプ』音源だった。

それ以来、ライブで『ジャンプ』を見る度、涙を流し続けてきた。
第一回スタプラフェスで5人で歌った時も。去年のやついフェスやソロコンを配信で見た時も。6voicesで歌われた時も。
良くも悪くも、感情を揺さぶられて泣く。そういう曲だったのだけれど。

9人、新体制で初めて歌われた『ジャンプ』は、泣かずに見終えることができた。

感動しなかったわけじゃない。ユニゾンの「もう一度愛を込めて」も、ソロの「もう一度愛を込めて」も、それ以外のすべても、素晴らしかった。
けど、なぜか、涙は出なかった。
ラップパートで緑をぶん回して、サビでフリコピをした。他の曲と同じように、楽しんだ。楽しかった。
何がどう違ったのか、は分からない。

本編ラストは『なないろ』。
りったんが「9人の9つの色を見てください」と言った言葉がジンときて、私はカバンから3本目のペンライトを取り出した。
青も振りたい、けど緑と白も絶やしたくなかった。だから3本振った。それだと10色になるけど。笑
みんな好きな色を振ったらいい。何色なにいろだって、何色なんしょくだって、「なないろ」だ。

『なないろ』のラスト、彩ちゃんのアカペラ。
同じパートを、涙で歌えなかったライブのことを思い出した。今日の歌声は、空高くどこまでも響いて、どこまでも届く歌声だった。
空に虹がかかるように。霧が晴れたように、世界が明るくなった。カラフルな世界が美しかった。
その真ん中にいる彩ちゃんは、主人公のようで勇者のようで強くて美しかった。 

エンディング映像は、スタッフロールの文字を1人ずつ書いていく映像。最後に「エビ中ファミリー♡」の文字を書くメンバー。みんなわちゃわちゃしてて可愛い。和香ちゃんが「♡」書いてて可愛い(贔屓目)。

エンディングが流れたからアンコールはやってくれないかもしれないと思いつつ、ふとステージに目を向けると暗がりの中にデカい機材が見えた。
……ん?え、いや、うそ、もしかして。
規制退場のアナウンスもない。手拍子をする。
見間違いでなければ、そこにあるのはバンドセットだった。
そんな贅沢なこと、ある?アンコールだけって!
でも、見たい。見たい!
ワクワクして、ライブメモ取るのも忘れてアンコールの手拍子を続けた。

そして本当にやってくれました、バンド編成でのアンコール!
衣装がオープニング映像の制服姿になっててめちゃくちゃ良かった。
カッコいいエビ中も大好きだけど。今日は可愛くアイドルらしいエビ中がたくさん見られてとっても良かったな。
仮契約で彩ちゃんが言った「初心に帰って」がこのライブのコンセプトの中心なんだと感じた。

シンガロン・シンガソン』はたくさん踊り狂った。「まだまだやれんだろー?!」的な煽りを誰かに言われた気がする。
この曲の中心にも彩ちゃんがいて、今日のライブを通してずっと主人公だった。彩ちゃんのフェイクを聴かないと生きていけない。

自由へ道連れ』はまた以前と印象が変わった気がする。振り付け?フォーメーション?歌割り?分からないけど。
振り付けが定まってなくて自由に動いてた頃も良かったけど、9人同じ振り付けをバチッとキメてる姿もカッコいい。

ひなたの「道連れしちゃうぞ」は、過去イチカッコよかったですね???
いや、わたしには安本彩花というガチ恋相手がおりますけども(後述)、それにしたってあの瞬間のひなたはバチイケすぎてクラッときました。「道連れ」にされてしまった……。

えんじ色の制服姿、短髪グリーンのボーイッシュヘア、そして透明感があるカッコいい歌声。
もうあまりにイケ本彩花が爆発しすぎてた。
あまりに好きすぎて、好きすぎて、「あぁ、この制服姿の彩ちゃんがいる女子校で彩ちゃんにガチ恋する女子生徒の1人になりたい」って、そんな世界線を夢想した。

真山が「私たちは9人でこれからも運命と戦い続けます」と言って始まった『』。
今日、やるとは思っていなかった。
だからこそ、今日、やることに強い意志を感じた。

エビ中のドキュメンタリー映像「シンEP」には、6voicesの各公演でのメンバー挨拶の様子が収録されていた。
その中でひなたが語っていたのが、「6人体制最初のライブ、『ebichu pride』が伝説と呼ばれ続けたことが悔しい」「最新のエビ中が最高のエビ中でありたい」と言うこと。
ebichu prideで初披露された、6人体制最初の曲が『響』だったから、『響』はebichu prideの象徴、6人体制の象徴とも呼べる曲だった。
私も、思い入れがとても強いし、そうした背景込みでめちゃくちゃ好きな曲だ。

だからこそ、その「象徴」を今日ここでやるとは思ってなかったし。
だからこそ、今日ここでやることに意味があった。

ここにいるよ 君が存在証明だ
僕は運命と戦うことで
『今』を奏でる

僕はここにいるよ
壊す 明日のノイズ
不確定な未来と踊れ
Orchestration 『今』切り取る

越える。塗り替える。更新する。戦う。
新しいエビ中の色で。9色で。
『今』が最高だって、全身で全力で体現してくれた。

ebichu prideの日、「絶対新曲をやるはずだ」と思っていた。「やってくれ」って強く願ってた。
だから『響』をパフォーマンスしたとき、心の底から嬉しさが込み上げてきた。
「この先のエビ中を見続けたい」と心揺さぶられた。

あの日と同じか、それ以上に。
「この先のエビ中を見続けたい」と心から感じた『響』であり、今日のライブ全てだった。
曲の終わり、9色の光が9人それぞれに差し込んでいて、未来の明るさを予感させた。

あの日を乗り越えて。
あの日とは違って、もう事前に発表されていた新曲がこの日のラスト『Anytime,Anywhere』初披露だった。
半円形の、互いの顔が見えるフォーメーション。
いくつもあったクライマックスの後の、明るく爽やかなデザートのような味わい。
涙を晴らして。笑顔で楽しく、中学生らしく終わる、幸せの味だった。

最後の挨拶、ようやく感想を聞かれた柚乃ちゃんが「あっという間すぎて、さっき『イヤフォン・ライオット』歌ってました」と答えた。
あぁ、それくらい体感秒だったって比喩ね、と思って「うんうん」と聞いてたら、先輩メン(真山だっけ?)が「説明するとね、柚乃がアンコール前の舞台袖でイヤライを歌ってたのよ」と補足してくれて、「比喩じゃなく本当に歌ってたんかーい!www」ってなった。
愉快だった。愉快で、最高じゃん。

この最後の挨拶中、和香ちゃんがほぼ正面の立ち位置(ステージ中央、やや上手寄り)にいたのでずっと和香ちゃん見てたんですけど、
和香ちゃんが一度、こっちの方に向けて👀👌←ももクロの怪盗少女の最後のキメポーズみたいな感じで「見つけた!」って感じの動きをしてた。
遠かったから「目が合った」なんて確証はないし近くに関係者席があったから家族を見つけたとかそういうことかなとも思うし勘違いだろうけど勘違いでもいい。レスは勘違いしたもんがちだと思うから。
それでも、嬉しかったから、沸いた。
たくさん白いペンライト振った1日だった。
バルコニー席から見たアリーナ席は白ペンラがあまりに少なく見えて少し悲しかったりもしたから、人一倍振ったつもり。
それが少しでも和香ちゃんに届いてたらいいな。

3月発売の新アルバムの発売日と、そのタイトルが『私立恵比寿中学』であることが発表された。
どんどん、最高を更新してくれる。
『イエローライト』で「最高だよって笑うため わたしは足踏みしたりするんだ」と歌ってた、その足踏みを終えて、ようやく進んでいく。それを実感できることの喜びがあった。

挨拶の締めは、センターの彩ちゃんに振られた。
挨拶をして、あちこちに手を振って、また9人で集まって、今度はマイクなしの肉声で「ありがとう」を伝えてくれる。
上手側の端っこで、和香ちゃんがマイクを入れるのかどうか悩んで少しワタワタしていたのも、私は見逃さなかった。

おわりに

ひなたに言い訳させてほしいんだけど、私はebichu prideが最高のライブだったなんて思ったことない。常に最新が最高だった。それは嘘じゃない。
でも、彩ちゃんのいないエビ中、美怜ちゃんのいないエビ中を「最高だ」と呼ぶことに躊躇があったのは、本当。
「今日のライブは最高だったけど、6人揃ったら、もっと最強で最高になったはずだ」って、思ってた。
それがひなたにとって、6人にとって、プレッシャーであったことは申し訳ないな、と思う。

と言うのが、シンEPを見ての感想。
でも、今はもう、自信を持って言える。

今日のエビ中が最強で最高だった。
9人、めちゃくちゃカッコよくて、めちゃくちゃ可愛くて、めちゃくちゃ強くて、めちゃくちゃ熱くて、めちゃくちゃキラキラしてて、最高だった。

ライブ前、電車が人身事故の影響を受けて止まったり混み合ったり予定とは違うルートで行く羽目になったりと散々な思いをして、会場着いた時点でだいぶグロッキーだったんですけど、ライブ終わってみたら疲れるどころか元気いっぱいになってて本当に犬の散歩でした。元気をもらいました。

28日、行けなくて本当に悔しくて悲しい! 仕事嫌い!
『えびぞりダイアモンド!!』で風見和香が「ダイアモンド!!」パート言ったって何?! 生で聴くまで絶対死ねない!! 一刻も早く聴きたい!!!

2022年、FCイベントもアルバムもツアーもその先も全部全部楽しみだ。幸せだ。推しがいるライブって本当に幸せだ。
心の底から「応援したい」「たくさん見たい」って気持ちが溢れてくる。

2021年、最高の年納めになりました。
2022年も、最高になる予感しかない。

おまけ

ライブが終わり、規制退場のアナウンスを聞きながら息を整えていたら、隣の席のオタクに声を掛けられた。
「あの、すみません。和香ちゃん、好きですか?」
「えっ。は、はい。好きです……」
急に冷静になって、声が小さくなる、気弱なオタクわたし。あまりに周りを見ずに沸いてたので、迷惑をかけていたらどうしよう。(幸いにも通路側の席だったので、人とぶつかることはなかったけれど……)
と思っていたら、「和香ちゃんの生写真いりますか?」と言われて、再び「えっ?」となった。
「え、いいんですか?」
「はい」
そう言って、見ず知らずのオタクは和香ちゃんのサイン付き生写真をくれた。

実は、風見和香ちゃんのサイン、手にするのはこれが初めてです。
イヤライのキャンペーンは彩ちゃんにサインをもらったし、生写真のサインは当たったことなかったし。
本当に本当に、ありがとうございます。
一生の思い出と共に、一生の家宝にします。

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