アラサー女 GOGOバー体験記inバンコク
去年友人とタイに行ったんですが、1週間何してたの？と聞かれ夜な夜なゴーゴーバーを巡っていたとしか答えられなくて恥ずかしかった。いや、他にも色々なことをして遊んだよ（別記事参照）
タイでしか見れない過激なショーがみたい〜！という旅の目的の一つでしかなかったけど、行ってみたら性のオープンさに驚いたりはしゃいだりときには憂いたり、思いのほか感情盛りだくさんになってしまい旅行記とは別で書いておこうかなと思いました
世界は広い
＊
ネオン煌めく歓楽街
バンコクに到着し夕飯食べたあと初日からホテル近くの歓楽街、パッポン通りに向かった。派手なネオンと看板が密集し、サイケなビジュアルにテンションが上がるね〜！とはしゃぐ我々
キャッチおじに捕まり案内される最中「money money♪」とニコニコしていた。金ずるって言われてない？？？？？？？
ピンポン球で産卵
女の子がいるゴーゴーバーに連れられた。
観光客がいないせいか女子も入れるようでお立ち台で腰をくねくねしながら踊る女の子にウインクされヘラヘラしてしまいました。みんな本当にかわいい
我々もあそこで踊っていい？って聞いたらいいよ！って、踊らないけど
しばらく眺めてるとボーイからおもむろに渡される卓球ラケット。ゴーゴーガール（？）の股からピンポン球が飛んできた
というかガールじゃなかったです。ほぼ生まれたての姿でお立ち台の下をうろうろしてたおばさまが分娩台のような椅子に寝そべり股を布で隠してポン！と産卵のように球をとばしてくる世紀末遊戯が開幕。打ち返すとチップを払わされる
なんちゅうことしてるん、体は大丈夫なんですか！？？？と心配になったけど余計なお世話でしかない
マッチョバーの理想と現実
次に連れられたのはマッチョバー。
ブーメランパンツに虎の被り物をした男の看板にドン引きしながらも、ハンサムマッチョがいるかもという淡い期待と怖いもの見たさで足を踏み入れた先にいたのは
おじ…？おじマッチョ….？
彼らに罪はないのでとりあえずドリンクを１杯頼み着席。簡単な英語で適当に会話してたんですが気がついたら3人のマッチョがそれぞれ私の足、腕、肩をマッサージしてた。友人も同様
我々の周りに6人のマッチョが群がっていた。なぜ？？？？手を股間に当てられてる気がしなくもないが気のせいと思うことに
退店時、抱っこで出口まで連れてかれ（謎システム）黒人マッチョに顔をガシッと捕まれキッスされたので、笑いながらハンケチで拭った。インフルエンザの時に見る夢か？？？
友人「それ悪夢ってことじゃん」
そうだよ
ビジネスゲイと推し
後日訪れたNew Twilight Man Club。
キャッチのおじたちがみんな連れてこようとしたけど休みだったので別日に行ってみた。過激なショータイム…と友人ともにワクワクしてたが、ドラッグクイーンによるソフトSMや歌謡ショー、若い男の子たちのヒップホップ、ブレイクダンスなど思ったものの5000倍健全なショーにニッコリ
ダンサーの青年たちが色白ハンサムタトゥーのイケマッチョだったのでだれがいいかで盛り上がりました
ショータイムと交互に出てくる、突っ立てるだけで何もしない青年たち。いわゆるゴーゴーボーイと呼ばれる売り専で、指名で横に座らせたりお持ち帰りできるよう
通ってる美容師（推し）にドチャクソ似てる男いるなあ…
目合うたびにウインクしてくるし指ハートでアピールしてきて推しにファンサされてるようで楽しくなってしまったのですが他の客に指名されてしまい泣いた。行くな…
ゴーゴーボーイの何人かに熱烈なアピールをいただいたのですが、ビジネスでゲイをされている(日本語あってる？)ボーイたちも半分くらいいるようで女の子が来ると彼らは歓喜するらしい。ホス狂の女たち、いますぐ歌舞伎町よりタイに来て
困り顔のゴーゴーボーイ
ダニエルラドクリフに似た青年が気になり過ぎて困った。地味で物静かだが異様に金払いよいアジア系おじいさんの横に座り手を繋いでいた
眉毛をハの字にし困ったような顔で笑いかけてくれたので「私に力（金）があったら…ぴえん」と思ったけどお金があっても彼の人生を背負えるわけじゃないので忘れることに。でも気になって見ちゃうから目があって悲しい
外に出ると二人がタクシーに乗り込んでいくのが見えたので、彼の今後の人生に幸あらんことを…と願った。
おじは全部のショーで全員にチップを払い、その度に舞台の端からダニエルが演者たちに渡しに行ってたので今晩は彼にも大金を積んでやってくれよなと思いながらその場をあとに
過激なショータイム
にっこりショータイムも良いけど、あの噂の非現実を味わいたいという俗な欲望を叶えるため、最終日にもう一度歓楽街へ向かった（アホ）
入った店は小さめだけどゴーゴーボーイも客も多くて人口密度高く熱気に溢れている、期待できそうな雰囲気。
めちゃくちゃモテた。眼力で人殺せそうな青年に一生見つめられたり、ヒソヒソしながらこちらをチラチラ伺っってくる青年たち、指でハートを作ってニコッと笑いかけてきたり。（かわいい）
ブーメランパンツからブツをだして席を回る時間があり、前の席の青年たちは何かを確かめるように触りチップを払っていた。なるほど（なにもわからない）
ショータイムは過激な盛り上がりを見せた。
泡に包まれたマッチョが互いの体を洗い合い、SMプレイで屈強なメンズが喘いだり、最後に出てきたふたりがステージの上で合体なさった。
繋がったまま客席を回ってきたのでキャーキャーいいながらチップを払うと、受けのゲイの方が両手を合わせチャーミングな笑顔でお礼をしてくれた。
目の前で派手に喘ぎ（サービス）「わ〜サービス精神旺盛」とはならなかったけど、すごい世界だな…としみじみし、帰る時もみんな笑顔で手を振ってくれて優しかった…
「最終日に予定ねじ込んで来てよかったね〜」と嬉々とする私たち、友人は帰り際に腕をホールドされアフターをせがまれていた
＊
タイの性に対するオープンさに驚きました。開放的で鬱屈としてない…
それでも青年の複雑な表情が焼き付いてしまって居た堪れなくなったりカルチャーショックを受けたり（遊びにきといて複雑な心境になるのやめろ）
友人が女子向けにタイのゴーゴーバーめぐるツアー作ったら需要あるんじゃないと言っていたので天才？と思った
ホストにお金かけるよりタイに来て彼らと英語で会話した方がみんな幸せになるじゃん
世の中には変えられることと変えられないことがあるので、グレーな感想になる前にここでおわります。アラサー女子はゴーゴーバーに訪れてみるのも、世の中を知るきっかけになってよいと思います～！(無理やりなまとめ)
完
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