物書きはじめ

現実と虚構がせめぎあう

虚構が私を支配する時ほど恐ろしいことがあろうか

この感覚を理解されないことほど苦しいことがあろうか

そして私は、

一番傷つけたくない人を傷つけた。


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この世のものは失われて初めて永遠を手に入れられると思う

壊して初めて永遠になる

清顕は死んだからこそ本多の中で永遠になったし、

溝口は永遠にしたくて金閣寺を燃やしたのだと思う


壊れたからこそ私たちの関係は美しく輝き、

そして永遠になりうる権利を手にしたのかもしれない

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