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小説で「言う」「こと」をどれだけなくせるか

こんにちは。
作家デビューを目指しながら、音楽活動なども頑張る、欲張りな椿雪花(つばき・せつか)です。

アガサ・クリスティー賞に出す小説の推敲(二巡目)をしています。 

推敲していて気付きがあったので、わたしの成長記録と思って、書き記します。

推敲をすると、自分の癖が見える


これは、本当にそう。
書き方の癖が、よくわかる。

わたしの場合は(今回の小説の書き方──一人称視点だと)

「思わず」
「〜のくせに」
「〜のような(に)」
「〜だろう」

が、よく出てきます。

特に気になったのは、
「〜のような(に)」
ですね。

比喩表現が多いのだと思います。
にしても、「〜のような(に)」を書かなくても伝わる表現でも、書いている……!! くどいよ……。

流石に、三行の中で二回も使われてると、気になって仕方がない。
「〜みたい」で誤魔化してる時もあるのだけど、それでも駄目だ。多過ぎる。

見つけたら、削除するか、別の表現に変えるかをしています。
いや、本当に、客観的に読むって大事だね……!

「言う」「こと」は撲滅したい。


撲滅は……無理ですけどね。笑
「言う」はできるかも。

「言い張る」「言い寄る」とかは別として。

「○○は言った」
は、無くせるだろうと。

「話した」
「主張した」
「口にした」

とか、置き換えられる表現は、いくらでもあるはず。
(その人が言った、という表現自体をしなくても良いし)

そして、「こと」
こいつが結構、難しい。

「こと」をなくすのには、苦戦しています。
すべてを消さなくても良いのですが……「極力なくして」と、先生から注意されています。

「こと」ではなく、具体的に表す言葉を使いなさい。

とのこと。
(こういう「こと」は良いと思うよ!)

確かに……「こと」以外で表せられる「こと」って、多いよね。

「〜したこと」

「〜した経験・記憶・覚え・事実……etc」と、場面に合わせた言葉に置き換えられる。

そうなの。
そうなんだよね……!!

置き換えられるんだよ!
具体的な言葉に!

なのに、わたしはしていなかった。先生にご指導いただくまで……!

道理で、プロの作家さんの文章と比べた時に、妙な違和感を覚えるはずだよ。
何か、こう……稚拙? というのか、もったりとしていたり、すっきりしなかったり。

多分、今回の推敲で気付いた癖とか、「言う」「こと」を、どれだけ使っているのか、とか。

そういう点で、文章の美しさやまとまり、わかりやすさが違ってくるのかなあ、と思いました。

紙に印刷して推敲するのが良い

今回の推敲で、
「紙に印刷して確認する」
のが重要だと気付いた。

前々から、紙で読むほうが良いな〜と、ぼんやりと思ってたのですが、余裕がないと紙になんて印刷していなかった……。

でも、PCの画面と紙で読むのでは、気付き方が違う。

PCやスマホの画面で推敲している人は、紙でもやってみてほしいなあ。
わたしは、PCだと、誤字脱字も見逃しちゃう。

投稿サイトに出している完結作品は、推敲できていないのですが(推敲しろよ!)……紙に印刷して推敲したら、進みも良さそうだし、大きく変わりそう。

長い作品なので、章ごとに区切って、紙に印刷していこうかな……。
頑張れ、わたしの激安プリンターよ……!!
インクと紙は既に用意した!

結論:推敲って大事だね!!

大事だよね〜。

「ここって説明不足だな。文章を足そう」
「助詞が抜けてる」
「同じ表現が何度も使われている」
「何言ってんだこいつ」

など、気付きは多い。
書いている時には気付けないんだよね……。

アガサ・クリスティー賞は、二月末締めなので、もう少し、ギリギリまで、推敲を頑張ります。

公募勢よ……頑張ろうな……っ(´;ω;`)

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