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秋保カナダ~インターン日記#8ボランティア活動編~


「あきうおんせん」のことを「あきゆおんせん」と今まで言い続けていました。
どうやら「あきゅうおんせん(秋生温泉)」が変化した結果という説もあるようですが、地名についての由来は諸説あるようで難しいですね。

はじめまして。インターンの佐々木です。今回は、滞在している秋保カナダにて、ボランティア活動の一環として行ったリフォーム作業についてのレポートを書いていきたいと思います。

Steveさんのインタビュー記事で、3つのコンセプトを持っている、また日本の若者に柔軟性を持った、あらゆることに対応できる人間になってほしいという思いがあるということを紹介しましたが、今回このお手伝いをすることになってその思いをひしひしと感じました。

インターン生は皆、普段オンライン授業を受けて、MAKOTOキャピタルでフルリモートのインターンシップを行っているため、コンピュータでの作業や座学は比較的得意だと思います。

その一方で、道具を使って工作したり、なにかを作ったりすることは非常に少なく、得意ではないと思います。そのようなことをSteveさんも知っていて、こういうことを手伝って欲しいと言われたときにいつも言われていたのが、人間はいつ予期できない状況に追い込まれるかわからない、何が起こるかわからないんだ。だからこそ、やったことのないこと、あまり得意でないことをやってみないかと。

この作業を行っているときは、特に意識していなかったのですが、文字に書いているとそのような思いがあったのだなと感じました。

ー修築の様子

前置きが長くなってしまいましたが、今回は使われなくなった客室を、ペットも遊べるバーやカフェに作り替えるための修築作業に携わらせていただきました。

この部屋はSteveさんがこの土地を受け継ぐ前に、経営されていた方が下に水が溜まったまま、床材を入れ客室として利用していました。そのため床下の湿気が部屋まで上がってきて、床下材が腐ってしまい、また温泉成分により壁も溶けてしまい今では地面に染み込んだ雨水が流れこんでいます。


このことは、Steveさんが受け継いだ後、床をはがした際に気づいたそうですが、他の部屋の改修が急務だったため、今日まで手をあまり付けられていなかったそうです。ですので、蜘蛛の巣も張り、壁にはカビのような白い付着物がありました。

以下が床をはがした際の様子です。

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そしてこちらが作業前の様子です。

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まず、壁の汚れやカビを濡れ雑巾で拭きとり、窓も拭き、そして床下の完全に腐食し、土のようになった部分を取り除きました。
腐葉土は葉っぱが腐った土だとは知っていましたが、木材が腐っても土のようになることは今回の作業で始めて知りました。よく考えれば当たり前のような気がしますが、興味を持って作業することができました。

存外、壁の白い跡は水拭きするだけで綺麗になりました。
それなりに壁には高さがあったので、脚立を使って四苦八苦しながら清掃しました。

茶色く濁った泥水が溜まった浴槽も清掃しました。大体深さは60cmほどだと思います。
最初はホースを使って、サイフォンの原理を利用して効率良く水を抜いていましたが、高さが足りなくなったため、手作業でバケツを使用して水抜きを行っていました。


お風呂場に使われるようなタイルがあったのですが、長年の泥と湧き水の成分で茶色に変色してしまっていたので、それを擦り落としました。
水を抜いてばかりいると、腕が筋肉痛になってしまうので、擦り落とすのと水抜きを交互に行いました。

水を抜いていくと、どうやら湧水が出ているであろう蛇口のようなものが出現しました。雨水だけが溜まっていると考えていましたが、どうやらこちらの湧水と雨水が両方溜まっていたようです。

さらに水を抜いていくと、どうやら底に傾斜があるようだと言うことがわかり、その後排水溝だったものらしき箇所が出現しました。しかし、奥の方まで泥が詰まっており、取り去るのは不可能でした。

こちらが水抜きが終わり、一通りの清掃が終わった際の様子です。

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ちなみに水を抜いた釜の中には魚が5匹おり、排水溝の中にはドジョウもいました。どこから流れてきたのかはわかりませんが、秋保カナダの敷地内にある別の溜池に移動してあげました。

湧水も本来は透き通った色だったのでしょう、写真ではわかりづらいですが、透明な水が脚立の一段めほどまで溜まっています。
こちらの浴槽は、金魚の鑑賞に使用することを考えているそうです。

清掃が終わったら、次は写真の左側をカフェスペースに修築するとのことでしたので、どのようなデザインにするかSteveさんのイメージを聞いた上で、考え、必要な木材のショッピングリスト作成のための採寸を行いました。ある程度、強度計算を行う必要があるのかと思い、Steveさんに相談しましたが、お父様やご兄弟が大工であり、自分もある程度の経験と知識があるから、その必要はないとのことでした。

その後、ショッピングリストを作成し、一緒に買い物に行くはずでしたが、民泊の予約の関係で、一緒には行くことができませんでした。

買い物に行った結果、お目当てのものが手ごろな価格でなかったため、秋保カナダ敷地内にある木材を活用することになりました。
まだ、釘を打ったり、接着は行っていませんが、完成イメージはこのような感じです。
この上に、椅子やテーブルを置いたり、窓側にカウンターを作ったりすることを考えているようです。

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以上の作業を行った期間はちょうどお盆の時期であったこともあり、Steveさんは忙しく、完成させることはできませんでしたが、良い経験をさせていただきました。

完成したら是非拝見しに行きたいと思っております!

次回の秋保カナダシリーズの記事も是非お楽しみに!


佐々木
2021年8月30日
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