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イベント自粛と緊張感について

ふと、イベントをやる主催者やアーティストにとって、
一番怖いことは
忘れられること」ではないかと
思い始めた。

忘れられることは怖い。お店がなくなって
1週間も経てば、あそこ何があったっけ?
お店を使っていなかった客はこう思う。

それはイベントやライブなども同じであろうし
営業マンも一緒だ。

忘れられること」は本当に怖い。

現在、自粛ムードでほとんど全てのオフラインイベントはなくなってしまった。
営業マンも会わずにテレビ通話だけで商談をしている方も多いだろう。

ただ、メリットもたくさんある。
会場は借りなくても良いし、直接その場までいかなくてもいいことが増えた。
移動時間分がなくなり、他のことができる。
という人も多いだろう。

しかしながら、楽になった反面
難しいことも増えた。

それはイベントも営業も
お客さんの反応をより注意深く見なければならなくなった点だ。

今までだと、会えば
調子が良い、悪いとか、言ったすぐの反応が良くないとか
体の動きや絶妙な表情などでなんとなく肌感ではあるが、わかっていたはずだ。

ライブとか行っているアーティストなら今日は盛り上がったな・・・!
とか、実際のライブハウスだとお客の反応がよくわかるはずだ。

しかし、オンラインになると
機微は言い過ぎかもしれないが、小さな反応が伝わりにくい。

それは逆も言える。
伝える側も伝えたいことが絶妙に伝わらない部分が多くなってくるはず。

例えば、こちらが熱意を持って本気で喋っているのにもかかわらず
どうも目の前にいないからその迫力や気迫がないというか。
本気を出せないというか。

何か伝わらない。
お客さんも何か伝わらない。

これはなんだろうと私は考えたが
緊張感」が足りないのでは。と考えた。

「緊張感」が伝わらない。

そう、これは「緊張感」を「忘れている」のではないか。
と私は思っている。

これはお互いにだ。
営業する側もされる側も
ライブをするアーティストとお客さん

お互いが「緊張感」を持って
初めて生まれる「」はリアルでしか感じられないのかもしれない。

もし、VR技術が発展し、
脳がその「緊張感」を感じれる場をどこでも再現できるようになったら
リアルの現場は減るだろう。

しかしながら、今すぐこの技術は生まれないだろう。

今後、オンラインのイベントや商談が増えていく中で
緊張感を忘れず、今まで通りの自分を伝えることができるだろうか。
どうすれば伝えれるのか。

考えなければならない時が来たのかもしれない。


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