歩く子供は幸せになる

いつもお子さんとの素敵なエピソードを教えてくれる羊さん。

サッカークラブに来る子供たち。車でやってくるのはもはや当たり前の光景ですが、まれに歩いてやってくる子もいます。それは母親や家族がどうしても送迎できないという家庭の事情があるわけですが ”災い転じて福となす”、彼らはある意味とても幸せではなかろうかと思うわけです。

歩いて来る子供たちに共通しているのは、みんなグングン上達していく。ということに加えて、彼らはとても大人だと感じることです。

歩くことで運動機能が向上し、サッカーが上達するというのは想定内。でも精神的な成長がこれほどというのは、予想の遥か上を行っていました。

彼らは総じて自分の意見をしっかりと持ち、時にはこちらが驚くような正論をぶつけてきます。そして同時にこちらの言葉にも素直に耳を傾け、自分に取り込もうとする力をすごく感じます。おそらくそういった精神的な成長がプレーの上達に大きく貢献しているのだと思います。

心は子供でも精神的には大人。だから彼らはたいていチームのキャプテンや中心選手となって、他のみんなを引っ張っていく。

地域事情、家庭の考え方などで、子供の歩く時間が減りつつある現代社会。そんな中で、子供たちの歩く機会を増やしてあげることは、彼らの未来を豊かにすることなんだろうなと。そんなことを改めて感じました。