XR・メタバース企業で働きたいと思うあなたへ
本記事は【STYLY主催】XR Advent Calendar 2022 10日目の記事です!
みなさんこんにちは!
株式会社Synamon採用担当のおはる(@spirea_xxx)と申します。
今回テーマが「XR」ということで、XR・メタバース企業に就職、転職したい方に向けた記事を書いてみようと思います。
今回はXR・メタバース業界への就職、転職を目指す人の役に立つことを目標にこの記事を書いていきます。わたしの少ない経験からですが、「XR・メタバーススタートアップに向いている人」の仮説も立ててみたので、思う存分就職/転職活動にお役立てください。
▼採用担当になるまでの話はこちら
では、どうぞ!!!
人事・採用の仕事は、人で人を幸せにすること
まず最初に、採用を担当する人間の(あくまでわたしの…)基本スタンスをご紹介したいと思います。
抽象度の高い質問ですが、みなさん「仕事」ってなんだと思いますか?
わたしの個人的な解としては、「人の役に立つことで、それに応じた報酬を得る活動のこと」。(きっといろんな考え方がありますね)
では、「人事」「採用」の仕事はどんなものなのか?
現時点でわたしが出した答えは、「人で人を幸せにすること」。
ここで言う「人」には2種類あります。前者は人事、採用担当が直接関わる人です。採用候補者はもちろん、経営陣、社内メンバーなどですね。そして後者の「人」は前者の人たちに加え、お客様、VC(ベンチャーキャピタル)等のステークホルダーも含みます。
つまり人事、採用という仕事は、「人」という資源の価値を最大化し、事業を成長させることで、会社に関わる人全てを幸せにするのがミッションなんじゃないかなと。ただ、これってすごい絶妙なラインが必要です。
上記の中間、丁度いいところ(変動する)を組織の状態や事業の状態から探り当て、都度フィットさせていくのが大事なんだな、と最近よく思います。
XR・メタバース系企業に向いている(であろう)人とは
おそらく本題。
このあたりは気になる人も多いところなのか、採用イベントに登壇したときにもよく頂く質問です。
今回はこれに、XR・メタバース企業で採用を1年と少し担当した、わたしなりの解を出していきます。
▼XR・メタバース企業に向いている(であろう)人とは
・XR・メタバース技術が好き / それら技術の未来に本気でワクワクする人
色々考えたのですが、シンプルにこれ1点かなと…!!
個人的に、就職・転職時の志望動機は大きく3つに分類できると考えています。
上記①~③のいずれか、もしくは複数が自分にフィットする!と感じた会社に人は所属し、一緒に仕事をしたいと考えるのではないでしょうか。
この分類で考えた時、「XR・メタバース」という要素はあくまで「やっていること(会社が事業として選んだ手段)」。まあ、やりたいことをやっている会社にはそりゃ入りたいですよね。
ただし、向いているのはあくまで「やっていることに興味がある」だけじゃなくて「好き / 本気で信じてる」人。「やりたい」という思いだけでは、入れても続かない恐れがあることをここで申し添えておきます。
長く続けていくには、どうしても③番、「会社の哲学・文化」に共感・共鳴する必要があると考えます。
端的に言ってしまうと、そこまでXRやメタバース技術が好きでもないしワクワクもしない人(なんか伸びそうな業界だから経験したいとか)はオススメできません。
今XRやメタバースをやっている会社は、引くほど本気です。5年くらい前からXR・メタバースの領域にいますが、「お金になりそう!」的考えの人たちはもうほとんどいなくなり、自分たちの哲学を貫き通す、いい意味でクレイジーな会社しか残ってないんじゃないでしょうか。
「XRやメタバースはいつか普及する!」というのはそりゃそうでしょうが、それがいつかもわからない世界で人生をかけて事業をやっていけるのは、「本気でその未来を見ている」「何なら自分らが作る」という、並外れた感性と覚悟を持っているからです。
そこに「ビジネスチャンス!」「キャリアアップチャンス!」って入ったところで、先の不透明さやモチベーションの違いによるしんどさの方が勝つと思います。おそらく、両者にとっていい結果になりません。
なので、「やりたい」に加えて、各企業の哲学、姿勢に共感するような人はまずXR・メタバース企業に向いていると考えます。
今すぐに一山当てたい人や、がっつりキャリアアップしたい人はおそらく向いていません。ただ、もう少し後(マジョリティに普及&拡大フェーズ)になればそういう方も大活躍できると思いますので、今しばらくお待ちください!がんばります!
(良い/悪いの問題ではなく、単純に適材適所の問題で、今はどうしてもビジョンミッションフィットが高い人が活躍しやすい環境なのです)
▼(おまけ)スタートアップに向いている(であろう)人とは
XR・メタバース企業にはスタートアップやベンチャーも多いと思うので、そういう会社を目指す方向けに「スタートアップに向いている(であろう)人」3選も載せておきます。
カオスを楽しめる人
人のせいにしない人
「まあ、人生こんなもん」と思える人
カオスを楽しめる人
規模にもよりますが、スタートアップはカオスの宝庫です。
うまくいくことなんてほとんどなくて、大抵大きな課題に向き合ってうんうん唸っています。そういう状況でイライラせず、「あ~wやること死ぬほどあるな~!!ww」ってテンション上がっちゃう人は多分スタートアップの環境を楽しめると思います。人のせいにしない人
規模の小さいスタートアップは特に、個人の動きが組織や事業の成長にダイレクトヒットします。そして、大抵の事業も組織も綺麗に成長しません。そんな時に、「わたしは悪くないし…会社の戦略が…」みたいな思考になってしまう人はそこで成長が止まってしまうので、高確率で会社や周囲の成長についていけなくなります。自己正当化するよりも、前向きに成長することを圧倒的に求められます。「まあ、人生こんなもん」と思える人
これ結構大事だと思うんですけど、スタートアップが成功する確率って圧倒的に低いんです(9割は失敗するとも)。
スタートアップで働くということは、そんなチャレンジに人生の時間と熱量をつぎ込むこと。代えがたい経験は自分のスキル・糧にはなるでしょうが、対外的なキャリアとしてはうまみが少ないです。
全力でやれることやるのは大前提ですが、過度な期待をせず、自分で自分の人生に責任を持てる方の方が向いているかなと思います。
これらは先日参加したイベントで起業家の皆さんが話されていた内容にも大分影響を受けています!良いお話だった…。
「向いていたら入れる」というわけではない
ここまで向き不向きについてわたしの所感で語ってきましたが、「これらに当てはまるので入れる!」というわけではない、ということもお話させてください。
冒頭でもお話した通り、採用担当は「人」という資源を扱い、事業を成長させることをミッションに置いています。
そして、事業成長のために必要なスキル、マインドセットというのは事業や組織のフェーズによって大きく変化するものなのです。
なので、タイミングによっては「すごく自社に向いていそうだけど、今入社してもらうのはフェーズ的に厳しいぞ…」という判断になることも決して珍しくないのです。
わたし自身、わたしみたいな人間が今応募してきても採用できないと思います。当時はたまたまタイミングが合って、アルバイトができて、契約社員になれて、正社員になれただけだと考えています。
なので、もし勇気を出して応募したのに見送られても、どうかそこでめげないでください!
求人票の内容と自分のスキルを見比べて足りなさそうなところがないか見てみて、スキルの問題がなさそうであれば長期的にチェックして再度申し込みしてみても良いと思います。
(おまけ)Synamonの採用スタンス
1年やってみてたどり着いた個人的な結論は、「採用活動はファンづくり」ということ。
結局社員も「共創したい!ここで働きたい!」と思ってくれたファンの集まりですし、社外で出会ったファン(ビジョン、ミッションに共感してくれる方)は皆さん未来のメンバー候補、兼、今同じ夢を追う仲間として、大切にしていきたいと思っています。
もちろん、無理に「オラ!入社しろ!!面接受けろ!!」とか言わないです。お互いにその時一番良い関係(入社するしない)を模索していく、そのために常日頃からコミュニケーションを取っていく。これが一番しっくりくる採用スタイルでした。
このあたりの話は候補者の皆さんというよりは採用担当者向けだと思うので、また別の機会にお話します!
XR・メタバース企業で働きたいと思うあなたへ
みなさんにとって参考になる部分はありましたでしょうか?
XR・メタバース企業の人事、採用担当の方、皆さん本当にいい人ばかりです。なので、ぜひ恐れず門を叩いてみてください!!
最後に、改めてぜひ一度考えてほしいのが、「XR・メタバースで何をしたいのか?」「何が成されてほしいのか?」ということ。
志望動機の3分類で言う③番の、あなたバージョン。「あなたの哲学・文化」は何ですか?これが一番大事です。
XRやメタバースって、技術として魅力的だから一人歩きしてしまうんですが、そもそもは目的ありきの技術なんです。
Synamonなら、「バーチャル体験の共創で、熱狂を拡張」したい。その先で、「BE CREATIVE, MAKE FUTURE」な世界を実現したいという想いがあります。
各社、会社の目指す先を「ビジョン」「ミッション」という形で言語化しています。なので、ぜひそこを見ていただき、共感できる会社を選んでいただきたいです。
極端な話、どの会社もXRやメタバース大好きで、普及してほしいって思ってるはずなんです!!wwずっと憧れていて、ずっと大好きなんだから。大前提の話なんです。
そんな中、一緒に働くのであれば、「なぜ目指すのか」「どんなルートで実現しようと考えているのか」に納得できるかどうかがすごく大事だと思います。
XR・メタバースが当たり前の世界を前人未到の山だとしたら、XR・メタバース企業は生きるか死ぬかギリギリの登山隊のようなもの。
どのルートから、どんな装備で、どんなメンバーで登って、登山途中はどんな景色が見たいのか?自分はチームの中でどんな役割をチームを支え、どんな体験がしたいのか?
ぜひたくさん考えて、「これだ!」と思うチームの門を叩いていただきたいです。決して優しい世界ではないけれど、わたしは毎日楽しく働いています。
XR、メタバース業界で、あなたのチャレンジをお待ちしております!!
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