Ghostの囁き【cyberxpunker vol.2 寄稿コラム】
2022年もあとわずか。
今年一年どうでしたか?
大きな変化のあった方も大勢
いらしたことと思います。
私もいろいろ大きな流れの中に
ありましたが、その中でも
コラムを書かせていただいたことは
大きなイベントでした。
AKIRAや攻殻機動隊、マトリックスの
あの世界観、空気感をさまざまに
表現するサイバーパンク業界の
新しい動き、
【cyberxpunker】という雑誌に
元巫女・霊能をしている立場から
コラムを書かせていただきました。
題材は攻殻機動隊で度々出てくる
【Ghost(魂)の囁き】についてです。
魂とはなんなのか?
草薙素子はどのような状態を
そう呼んでいたのか?
について私個人の思いを書いています。
有料の雑誌ではありますが
コラムについては掲載の許可を
いただいたのでたくさんの方に
読んで何か感じていただけたらと
思い投稿します!
掲載そのままを載せるので文の初めが
少しおかしいですがご容赦ください。
このコラムを通して様々な
エネルギーの交換のありますように。
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ご紹介いただきました秋津安紀です。
その人の本質を視る「メンタルが死ぬ占い」やサイキック能力を使ったリーディング・ヒーリング、自宅のパワースポット化も行う占い師・ヒーラー兼風水師をしています。
幼いころから霊感があり、見えない存在からのコンタクトを受けてきました。また18歳で修行として山に籠り、教育を受け神主の資格を得ています。
魂についてですが、教義によっても捉え方、表現は様々です。
魂は真我、神、ハイヤーセルフなどと表現されます。
他人は自分の鏡だという話を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、「かがみ」に写る自分の「が(自我)」を取ると「かみ(真我、神)」となり、人は皆神であるという教えが神道にはあります。分霊をいただいた私達一人一人も神であるという意味です。
この神というのは内在の神であり、外在の神ではありません。
東洋では内在の神の信仰があり、西洋では反対に外在の神にフォーカスが当てられますが、それはどちらも鏡に相対した時の目線の差によるものです。
さて、私達人間は自分の魂というものを感じることはほぼありません。そして自分の魂、他人の魂というものも厳密に言えば本来はありません。
では魂とは何なのか。それは器である私達に意識拡大、アセンションを促すよう働きかけてくる存在であり、その本質は光です。
私達が魂を感じることができない大きな理由の一つは自分自身に心があると思い込んでいるということです。
私達の生活は錯覚に満ちてるということにお気づきでしょうか。
私達は目に見えていることがすべて正しいと思い込み、そして思考し選択しているのが自分の心であると信じてやみません。
しかしそのほとんどは機械と同じで反射的行動であり、低次元な快か不快の判断で物事を認識していることが多いのです。
意識を持って過ごしているようで実際は堕落しきり、欲や感情、利己的思考で動いています。目覚めているつもりで妄想に耽り、夢の世界で生きています。そういった点では映画マトリックスの設定と同じですね。
魂はそのような状態からの脱却を常に叫んでいますが、自ら意識、思考、行動しない人には次元が離れすぎていてその声に気づくことができないのです。
魂の意識・声は潜在意識の範囲にあるので普段の顕在的意識では聞くことができません。
トランス状態に入り意識をあえてぼかすことでその意識に近づくことが可能です。
実際に私のセッションでも私自身がトランス状態へと入り、自らの顕在意識から離れて魂へと繋がることでクライアントさんの想念や魂の記憶、声をリーディングしています。
トランスに入る時、私は自分の身体がこの世から霧散して消える感覚を覚えます。
常識や偏見、先入観などを消し去りまっさらな状態へと入っていくのです。
エゴがあると見えるものにも自分のエゴが転写されます。自分の問題が相手の問題として出てくるのです。魂と接する時はそのようなアストラル的、感情的なものは一切排除する必要がでてきます。
そして魂の声を曇らせているのは私達の顕在意識だけではありません。厄介なことに過去世で私達の解消し切れなかったエゴや強く残るアストラル的感情がカルマとして魂の器であるコーザル体に残るということです。
輪廻転生で肉体を脱ぎ捨て幾度もこの世に誕生をしても、潜在的カルマが今世へと影響を及ぼします。
そのような欲求、感情、思考、潜在的意識が人格や性格などを形成し私達に対して自分と他人とを区別する分離意識を生じさせます。
分離意識こそ魂と最も離れる意識ですが、私達はそこから統合へと向かう経験を得るために現在この3次元に生まれてきているので当然であるとも言えます。
さて、魂/Ghostに触れるとは何か。
それは上記のような人間的エゴを脱ぎ去り直感を下すということです。
草薙素子は常に自分とは何者なのかを問いただしてきました。目の前に立ちはだかる感情や理屈をいくつもねじ伏せて、答えの出ないささやかな夜明けを迎えてきたのでしょう。
そのように正しく厳しく自己と向き合い、問答を重ねた彼女は自分が何をするか、何を考えるかよりも「自分がどう在るか」という人間の本質的で重要な境地へと至ったのだと思います。
魂からの囁きは常識を逸していようとも、それに素直に従う。そうすることでパイプが通りやすくなり、さらなる声が届く。
声といっても、それらは声、音というよりもっと感覚的であり、聴覚以外の五感で違和感としてやってくることもあります。
そしてそのメッセージを完全に正しく表現することは不可能です。なぜなら自分への純粋なメッセージだとしても、ひとたび自分の肉体を通して言葉や文章、動きなどで表現をしようとするとエゴ的表現となり歪められてしまうからです。
つまり本当の魂の声は自分で聞くしかなく、それに気づけるかはどれだけ日々自分を注意深く見ていられるかにかかっています。
今こうしている間に、あなたにも魂/Ghostは囁きかけてきています。
普段の自分にフォーカスしてください。
自分の問題と他人の問題を意識的に分けてください。
自分のあるがままを認めてください。
一瞬一瞬のエネルギーの変化を感じてください。
それを受け取るも受け取らないもあなた次第なのです。
(以上)
お読みくださりありがとうございました!
素敵な年末をお過ごしくださいませ♪
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