ありのままの“好き”を表現したマガジン風手書き加工が大ヒット!モデル兼クリエイティブデザイナー・natsumiさんにインタビュー
こんにちは!若年層研究ユニットSpark! (以下、Spark!)のなったんです。
普段はディレクター兼プランナーとして、SNSを中心としたブランディング支援・コンサルティングなどを行っています。
Spark! では、若年層研究の一環としてSNSを中心に活躍中の人気クリエイターやインフルエンサーへインタビューを行っています🔎
活動の想いやご自身のSNSの使い方などを知ることで、次世代の若者カルチャーのヒントを探っていく「ネクストスターインタビュー」という企画。
今回は第3弾として、モデルをしながらイラストレーターとしても活躍中の瀬川菜摘さん(以下、natsumiさん)にお話を伺ってきました。
■natsumiさんってどんなひと?
▲natsumiさんのInstagramアカウント
――今日はよろしくお願いいたします!まずは簡単に自己紹介をお願いします!
natsumiさん)普段は事務所に所属してモデル活動をしています。最近はInstagramのアカウントを見てくれる方が増え、デザインやPRのお仕事にも携わっています。個人的にももっとクリエイティブ活動に専念していきたいと考えています!
ちなみに、上京してまだ3年目です。以前は名古屋にいたのですが、その時は某大手アパレルショップで働いていました。
――デザインやPRのお仕事はInstagramからお問い合わせがあるのでしょうか?
natsumiさん)そうですね。Instagramの投稿を見て依頼いただくことが多いです!反応の良い投稿に関しては、1投稿のリーチが約200万ほどなので、インサイトの開示をした時にSNS運用などSNSのデザイン制作以外のお仕事をいただくことも多いです。ただ、現状は運用案件を受けておらず、自分が得意分野とするデザイン制作のみ受けるようにしています。
▲natsumiさんの色んな顔が見られる人気投稿
■約半年でフォロワー18,000増!?真似できないマガジン風加工のヒミツ
――弊社でも、SNS運用の実績がたくさんあるのですが、natsumiさんのフィードを見ていると他では見られないような手書きコンテンツ多くてさすがだなと。
natsumiさん)実は、今年の1月くらいまではフォロワーさんが3,000人くらいしかいなかったんです。現在は約2.1万人の方にフォローいただいているのですが、そのきっかけは「gyoza magazine」という餃子に関する投稿です。今ではシリーズ化しているのですが、12月に1回目の「gyoza magazine」を投稿し、そこから多くの方に見てもらえるようになりました。
▲「gyoza magazine」 vol.1
――なぜ、gyoza magazineを始めようと思ったのですか?
natsumiさん)「gyoza magazine」も最初は遊び半分でした。友人から何事もなく「餃子食べにいかない?」と誘われたところから始まったんです。モデルの仕事をしていると、あまり口を開いて食べられないなど、食べ方一つでも気を使います。友人と餃子を食べに行った時の私は、今まで人に見せていなかった表情が多くて。それとなくマガジン風に編集してInstagramで投稿してみたものです。そうやって、好きなコンテンツを投稿いこうと思ったときに、アカウントも伸び始めました!それまでは文字入れ投稿はしておらず、仕事やモデルの写真データを中心にフィード形成していましたが、最近ではほとんど文字入れをしたクリエイティブ投稿にしています。
▲文字入れ以前の投稿
――「gyoza magazineをつくろう!」と思って投稿したわけではなかったのですね!
natsumiさん)そうなんです!私は目標を立てることが苦手で、どちらかというとその節々で出会った人や見たものを通して流れをつかんでいくタイプ。コロナ禍になってできないことが増えた状況下なので、余計に思い立ったらすぐ行動しないとだめだと思いますね。
――今後も文字入れ投稿に注力していく予定ですか?
natsumiさん)クリエイティブデザインとなると、前後の色合いやトンマナにこだわりがあって。1回作って、並べて「白が多いな」「もっと違う色を付け足そうか」など、微調整が大変です(笑)
デザインには終わりがないので、気づいたら何時間も経ってしまいます…でも自分の好きなことなので楽しくて、今後も続けていく予定です!
――考え方含め、とても勉強になります! natsumiさんは何かを発信する際、心掛けているモットーはありますか?
natsumiさん)良い意味でも悪い意味でも、自己中に投稿しています。フォロワーさんにウケそうだとか人気だからとかではなく、自分がどうカタチにしたいかを考えるようにしています。
まさに、「自分のスケッチブック」みたいな感覚でやっています!
■有名アパレルブランド、世界中の応募の中から抜擢!?活動のルーツに迫る
――多くの活動をする中で、特に思い入れのある出来事はありますか?
natsumiさん)一番は某アパレルブランドで働いていたときの、上京するきっかけとなった出来事です。
働いているブランドで、ある商品を使ったムービーの公募企画があったんです。全世界で3人のみ受賞することができるのですが、選ばれるとオリジナルのバッグを作れるという特典がありました。期限はたった4日ほどだったのですが、参加してみることに。どうせ応募するなら、誰もやらないようなことにチャレンジしてみたいと思いました。友達が最近ドローンを買ったことを思い出して、すぐに「明日飛ばしてみない?」って連絡して(笑)、即席ショートムービーを作りました。シースルーの服で冬の海を走ったのは良い思い出です(笑)
結果的に私は全世界の3名に選ばれて、世界に1つのオリジナルバッグをつくることができました。その時、はじめて接客以外の観点で自分が認められた気がしました。それと同時に社長が「東京に行ったらもっといろんな人がいて、才能がある人に出会えるぞ」と教えてくれて。それから3週間後に上京しました(笑)
・・・そんな出来事が転機になっています。募集期限は短いし挑戦しなくても良かったけど今やらないとだめだと思ったんです。たまたま作品を手伝ってくれる友人もいて、今だと思ったときに行動するって本当に大事なんだな、と思いました。
――素晴らしい行動力…!とてつもない実績をもたれているのですね…!
natsumiさん)私は誰もやったことがないことに興味があったので、それが活きたのかもしれません!良い意味で尖っていたいと思っています(笑)自分にしかない出来事や過去がほしいですし、それに価値を感じます。
上京してから、より出会いやタイミングが大事だと思いますし、今はその開拓が楽しいと思っています!
■今後目指したい活動は?
――好きなことをとことん理想的な形にしていくスタンスなんですね。今後やっていきたい活動はありますか?
natsumiさん)一番は、個展を開くことです。空間を自分で全てディレクションして、世界中から販売品を集めたセレクトショップなどもしたいですね。あとは、「gyoza magazin」を手元で見ることのできる小冊子にしたいです。今はInstagram上でしか見ることができないので。
――素敵ですね、私もぜひ手に取らせていただきたいです!お話を伺う中で、感性豊かだなと感じるのですが、natsumiさんはどこからインスピレーションを受けていることが多いのですか?
natsumiさん)日常的にお花を見たり、歩いている人の洋服を見たり。あとはふらっと入店したお店の壁柄をみたりと、日常の中でインスピレーションを受けている気がします。
――最近は特に誰でもインフルエンサーになれてしまう時代なので、ディレクション、デザイン、モデルと多種多様な能力をもっているのはとても強みですね。
natsumiさん)そうですね。これからも人としての価値や魅力を高めていきたいと考えています。
――ちなみに、natsumiさんが目標にしている人はいらっしゃいますか?
natsumiさん)渡邉香織さんです。
▲渡邉香織さん
自分をしっかり持っていて、自身の世界観が作品にも響いていて、個人的にリスペクトしています。
――自分をキャッチコピーだったり、何かに例えると何だと思いますか?
natsumiさん)一言でいうのは難しいですが、友人には「私の3ヶ月がなつみの1週間」と言われます(笑)友達に話すと、「いつの間にそんな出来事があったの!?」と言われることが多くて…!行動力は人よりあると自負しています。怖いものなしで、なんでも飛び込んじゃいますね!(笑)
■natsumiさんの好きなもの・ことについて
――行動力の賜物ですね。インタビューもそろそろ終盤に近付いていますが、ここでnatsumiさんが今ハマっていることについて語ってください!
natsumiさん)ひとつのモノから、何パターンかの展開を考えることです!お花の包み紙ひとつにしても、本やワインを包むブックカバーにしたり、ちょっと切ってお手紙を書いたり。「ただの包み紙」という1つの活用方法で終わらないように模索するのが好きです。
▲natsumiさん作:drawing paper💐
――プロダクトの物語を複数つくってあげるイメージですね。SDGs的な観点でも素敵です。少し質問の方向性が変わりますが、 物を買う時の視点について、natsumiさんが良く買ってしまうものの共通点やよく見ているSNSについて教えていただけますか?
natsumiさん)共通項としては、一点物やヴィンテージ物が好きです。今は売っていない昔の物に惹かれます。一つひとつ柄が違う、染めスカーフなども興味深いですね。
具体的なアカウントを出すと、「週一回だけ開く古物店」というアカウントは定期的に見ています。
▲週一回だけ開く古物店さん(@hystshop)
■インタビューを終えて
natsumiさんにしか作ることのできないようなマガジン風加工。配色や色遣いもデザイン科出身ならでは。独特なデザインで、多くのファンを獲得しています。
「自分がどうカタチにしたいか」を常に考えながら活動する姿がとても印象的でした!
natsumiさんの個展で、人気コンテンツ「gyoza magazine」を手に取って見られる日が楽しみですね!
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natsumiさん、この度はありがとうございました!
写真提供:瀬川菜摘さま
インタビュアー:升屋奈々、舩山なつみ(byトライバルメディアハウス)
※本インタビューは2022年9月29日時点の内容です。
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