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作る、食べる、生きる――雑で楽な自炊への道。

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自炊の第一歩を踏み出すために
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作る、食う、生きる――雑で楽な自炊への道。①「自炊」のハードルを下げよう!

作る、食う、生きる――雑で楽な自炊への道。①「自炊」のハードルを下げよう!

 このnoteは「別に料理が上手いわけでもないが、それでもほぼ毎日自分でごはんを作れている」私が、「これから自炊をしていこうかな~」という人へ向けた文章です。あくまでも「私」が基準であるため合わないところや無理なこともあるでしょうが、そこは良い感じで自分にフィットするように調整していってください。
 というか最終的には「自分の生活に合わせていく」というのが自炊/料理において、もっとも汎用かつ基本か

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作る、食う、生きる――雑で楽な自炊への道。その② 「料理」を覚える、三工程

作る、食う、生きる――雑で楽な自炊への道。その② 「料理」を覚える、三工程

 さて、前回(作る、食う、生きる――雑で楽な自炊への道。①「自炊」のハードルを下げよう!)は極限近くまで「自炊」のハードルを下げたわけですが、これは自炊という営みを「継続していく」ためのものです。料理というのは上達するために、反復練習とそれに伴う試行錯誤が必要です……というと面倒な話っぽいですが、要は「ボールをドリブルする」とか「格ゲーのコンボを覚える」といった行いに近いということです。
 
 た

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作る、食う、生きる――雑で楽な自炊への道。その③ 「料理」を覚えるとは何か?……俺たちは雰囲気で料理をやっている!

作る、食う、生きる――雑で楽な自炊への道。その③ 「料理」を覚えるとは何か?……俺たちは雰囲気で料理をやっている!

 さて前回(作る、食う、生きる――雑で楽な自炊への道。その② 「料理」を覚える、三工程)の最後で「次は【調味】を覚える!」と言いましたが、その前にもう少し根本的な話をしましょう。

 それは「料理を覚える」とは何か? ということです。
 
 最終段階をどこに設定するかは個人がどこまで道を極めたいか……によって変わりますが、この『作る、食う、生きる』では最終到達点として(いいですか最終到達点ですから

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作る、食う、生きる――雑で楽な自炊への道。その④たまごを、信じるな。

作る、食う、生きる――雑で楽な自炊への道。その④たまごを、信じるな。

 前々回(その② 「料理」を覚える、三工程)では料理を三つの行程、【切断】【加熱】【調味】に分けることを
 前回(その③ 「料理」を覚えるとは何か?……俺たちは雰囲気で料理をやっている!)はそれぞれの行程で出来ることを組み合わせることで「料理」が完成する、という話をしました。
 
 さて料理を覚える、できるようになるためにはその三工程で「できること」を増やしていくことが必要です。とはいえいきなり全

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作る、食う、生きる――雑で楽な自炊への道。その⑤観察→仮説→実験→考察。

作る、食う、生きる――雑で楽な自炊への道。その⑤観察→仮説→実験→考察。

 おかしい、もっと短く終わるハズだったのに……本当は全3回くらいで終わらせようと思っていたのに、未だ米しか炊いていない体たらくですが、今日こそはおかずを作る。作るのだ。
 
 て、ことで前回は「まず何を作るか?」という部分に「チクワ、カット野菜、冷凍野菜を使う」としました。

 食材を成形する【切断】および食べるための【加熱】を一度棚上げし、【調味】だけを集中的に覚えつつタンパク質+野菜を的確に摂

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作る、食う、生きる――雑で楽な自炊への道。その⑥(終)リアリズムの食卓、参考書籍、追憶と情報。

作る、食う、生きる――雑で楽な自炊への道。その⑥(終)リアリズムの食卓、参考書籍、追憶と情報。

 前回で『楽で雑な自炊への道』自体は終わったのですが、じゃあ「そういうお前の日々はどんな感じなのよ?」という話をしなければならないと思います、思うんです。他人に「やってみろ」と言うからには、自分の生活をあけすけにしなければならない義務があるのでは?という考えがひしひしと感ずるぅ!感ずるよぉ!
 
 だから本来は人様に堂々とお見せできるものじゃないものを貼る。個人的にこういう食事を『リアリズムの宿』

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