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【実践編】共感を生むジブン語り~真の相手目線とは~

前回は「真の相手目線とは」というテーマで、作成した例文の解説を行い、1文ごとに込められた役割を説明しました。
今回は3記事に渡ってお届けした、『共感を生むジブン語り』の最終話【実践編】として、ジブン語りを書く時の着眼ポイントを解説します。
前回の記事をまだ読まれていない方は、本文を読み進める前にぜひ前回の記事からご覧ください。


問題意識を集める

あなたがそのサービスや情報発信をしたいと思ったきっかけは何ですか?
できる限り具体的なエピソードを思い出してください。
いつ?どこで?誰に?何をされた(言われた)?何をした(言った)?そのエピソードの流れを書き出したら、それぞれ場面で感じた感情や思ったことをエピソードに沿って時系列で書き出してください。
あなたの持っているきっかけとなるエピソードはいくつあっても結構です。たくさんのエピソードがあるほど、共感の可能性が広がります。

エピソードが集まって当時のことをありありと思い出せたら、下のフォーマットに従って、書き起こしていきます。

1、問題提起をする

ご自身がその解決方法に出会う前にどんな欲求があったのか。何をしたい、どうなりたいと思っていたのかを自分の言葉にしてください。
それまで、その欲求に気付いていなかった読者をハッとさせたり、その欲求を抱えている読者の注意を惹くことを意識します。

2、共感できるポイントを探す

共感を得るには解決者目線ではなく、当時の自分の思考から考えることが重要です。その方法の一つとして当時の自分が感じていた「他責」の言い訳を考えてみてください。
「なんで私のことを○○してくれないんだろう」
「私が○○なのは、○○のせいだ」
など、自分の力ではどうにもならないんだという話にすることで、自身を正当化しながら、共感した読者を肯定することができます。
このとき、読者は「わかるわかる」という共感や、「いや、それが理由じゃないだろ!」というツッコミの余地を与えることで共感と親しみを感じてもらいます。

3、憧れの未来を見せる

その課題を解決した先にどんな未来が待っていたと思いますか?ないものねだりが叶うならどんなお願い事をしますか?この未来を読者に具体的に想像してもらうことがポイントです。
ですので、固有名詞(可能な範囲で)や具体的なモノの呼称などを書くと想像がしやすくなります。

4、現実的な解決策を提示する

読者の方は理想の未来を想像しながら、こう感じています。
「憧れるけど、それはムリだろ~」と。
そう、読者は諦めているんです。
そこで問題を解決したあなたが、登場します。
実現可能な解決策を引き連れて。
読者の思考はこうです。
「え?どうやって解決したの?」

5、行動を促す

読者はあなたの持っている解決法が知りたくてたまりません。
そんな方に「こうすれば解決方法を教えますよ」と分かりやすく具体的な行動を示します。知りたい方はその行動をとった上であなたに聞きに来ます。
その行動とは、商品の購入かもしれませんし、会員登録かもしれません。あなたが読者の方に取って欲しい行動を熱が冷める前にわかりやすく案内することが重要です。

以上が、読者の共感を得るジブン語りの構成のポイントです。あくまで一例です。あなたのキャラクターや扱っている商品やサービスなどによってふさわしい形があると思いますので、上記を参考にご自分なりの共感メッセージを探してください。

注意点

ここでご紹介した方法は人をだますためにあるわけではありません。
あなたの経験から見つけた問題意識、解決策を届けてください。
あなたが本当に解決したい、救ってあげたい、という気持ちがあれば、困難を乗り越えたあなたの話は読者にとって非常に貴重で有益なものです。
すばらしいあなたの経験と才能が一人でも多くの必要としている方に届くことを願っております。

【最後まで読んでくれたお礼】
感謝の気持ちを込めて、「スキ」を押すと特選のダジャレを1つプレゼント!
では!

【自己紹介】
みつる 
ターゲットに価値を届ける「キャラ立ちブランディング」について発信したり、相談に乗ったりしています。
東京都出身。大学時代にブランディングを専攻。卒業後は国産高級バッグ、外資系キッチン用品、スキンケアブランドに勤め、全国でPOPUPやイベントの企画・運営をして、製品・ブランドの魅力を発信する活動に従事。
独立後はアパレルブランドや音楽アーティストにロゴデザインを提供するサービスを立上げ、全くのデザイン素人ながら、ブランディングの知識を駆使して、半年でスキルシェアサービスのロゴデザインカテゴリーで1位を獲得。
現在はX(旧Twitter)にてブランディングに関する情報を発信中!https://twitter.com/mitsuru_0729


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