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#エッセイ
公演前日に出演決定。演技未経験の人間が俳優になった日。
前日、3/15当日きたお客さんの中から一人を舞台に上げてショーを行う。主催者はこの企画を行うのは3度目だが、即興のため共演者とは当然初めてになる。
セリフも台本もない。打ち合わせも、ない。
どんな事を考えて結末に向かうのか?
そんな挑戦を見たかった。見るだけのはずだった。
が、前日に事態は思わぬ展開を見せた。
3/15、公演前日。Twitterのスペースにて。
「台本がある舞台は起承転結が
画面越しの再会in本多劇場
2015年に上演された作品の再演。5年前の作品であるにも関わらず、この時期を待っていたかのようなストーリー。
東京で一人暮らしをする女性と、宅配便の男性との
いつも通りの日常になるはずだった一日。
誰が、何がいけなかったのだろうーーーーーーーーー
「演劇って魔法みたいですよね」
彼は笑っていたものの、泣き崩れそうな顔に見えた。
きっと俳優にとって拍手とは、人の存在とはなくてはならないものだ