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レビュー(舞台、イマーシブシアター)

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ネタバレも時々あります。
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#エッセイ

公演前日に出演決定。演技未経験の人間が俳優になった日。

公演前日に出演決定。演技未経験の人間が俳優になった日。

前日、3/15当日きたお客さんの中から一人を舞台に上げてショーを行う。主催者はこの企画を行うのは3度目だが、即興のため共演者とは当然初めてになる。
セリフも台本もない。打ち合わせも、ない。
どんな事を考えて結末に向かうのか?

そんな挑戦を見たかった。見るだけのはずだった。

が、前日に事態は思わぬ展開を見せた。

3/15、公演前日。Twitterのスペースにて。

「台本がある舞台は起承転結が

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画面越しの再会in本多劇場

画面越しの再会in本多劇場

2015年に上演された作品の再演。5年前の作品であるにも関わらず、この時期を待っていたかのようなストーリー。

東京で一人暮らしをする女性と、宅配便の男性との
いつも通りの日常になるはずだった一日。

誰が、何がいけなかったのだろうーーーーーーーーー

「演劇って魔法みたいですよね」
彼は笑っていたものの、泣き崩れそうな顔に見えた。

きっと俳優にとって拍手とは、人の存在とはなくてはならないものだ

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夢を持つ少年

夢を持つ少年

いまはこの本を読んでいるんです、と俳優は語った。
迷うことなく本棚に手を伸ばし、すぐにカメラに見せる。

「裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち」
著者:上間陽子 が握られていた。

来年の新作の参考にしてるんです、と語る目には希望がうつっていた。

(6/7アナログスイッチのツイキャス、ゲスト出演時より)

彼の名は、小沢道成。

(鶴かもしれない2020より)

お姉さんの影響で小劇場に魅せら

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劇場の再開

劇場の再開

4ヶ月ぶりの観劇でした。
以前に公演した衣装と椅子、ラジカセで遊ぶ演劇。

1週間ひらかれるうちの2日目。

夢のあと

劇場の売店で働く、おばちゃんの物語。

左上に表示される「Live」
だんだん増えていく観客の人数を見ていたら、開場前のドキドキした感覚を味わえました!

この時期でなかったら、生まれない物語だったはず。
感謝して、今日からまた進みます。
#エッセイ #エンタメ #本多劇場