見出し画像

Day1. はじまりの記憶をめぐる旅│大塚国際美術館 Ⅱ

Feb.2023

イタリアのことを書くだけで、楽しくていくらでも書けてしまう。ルネサンスだけでなく、バロックのこともゴシックのことも、その先のほかの国の芸術のことも書きたいけれど、思い出を綴ろうとすると終わりがない。

現地で観た絵画だけでなく、日本にやってきた世界中の絵画と、ここで再会することができたのも嬉しかった。「あの展覧会で観た」とか「あの子と一緒にみて、二人とも好きな絵だった」とか。そんな思い出もたくさんある。
とくに印象派以降の絵画は、展覧会として日本にやってきたものも多く、「この10年で、本当にたくさん美術館に行ったんだなぁ…」 と、なんだか感慨深くなった。

ロンドン・ナショナル・ギャラリー展(2020)


美術にまつわる思い出はたくさんあるけれど、イタリアにまつわる記憶をもうひとつ書いておきたいと思う。

当時、現地ではまったく目にすることも、ましてや存在さえも知らなかった、イタリアの古代都市・ポンペイ のことである。

ここから先は

1,256字 / 15画像
この記事のみ ¥ 300

この記事が参加している募集

404美術館

旅のフォトアルバム

お読みいただき、ありがとうございました。 あなたにとっても、 素敵な日々になりますように。