あと10年勤めるのは嫌だと思った理由

会社の早期退職制度を利用して37年勤めた会社を辞めようとしている西島です。

55歳になったので、定年まであと5年。再雇用を希望すればプラス5年。最長であと10年はこの会社からお給料をもらう事ができます。世間的には、いわゆる「安泰」「逃げ切り世代」です。

性別→学歴→上司のお気に入り度、の順で評価が決まるので、高卒の女性で、オジサンに媚びない私は昇進できず、苦々しい思いをした時期もありました。が。今となっては、そのおかげで、早期退職する決心がついたので、それも良かったと思っています。（下手に昇進してたら、このままここで、働き続けることになってたよ！）

ここ数年の状況と言えば、自分よりイマイチなやつが、自分より高い給料をもらっていることが腹立たしく。いつもイライラしていて、ストレスMAX。「こんな会社辞めてやる！！」な日々。

その一方で、冷静に考えれば、この会社を辞めたところで他に雇ってくれるところもなく、あったとしても、今ほどの給料はもらえないのは確実（確実）。高卒の平社員に、こんなにお給料くれる会社は他にはない。収入に満足している、それが退職の決断に踏み切れない一番の問題でした。

毎朝出勤して、高校生でもできそうなExcel操作や、パワポの資料作りを2～3時間やって、あとはひたすら時間が過ぎるのを待つ。あまりのムダの多さに、イマイチ君な上司に「その仕事の目的はなんですか？やる必要ありますか？」なんて言うと、うだうだと、なんだかんだ、ウザい言い訳を聞かされて、あぁ、聞くんじゃなかった（ムダに腹が立った）…と反省する日々。会社で上司に仕事の目的を聞いてはいけませーん！！

いやー、こんな簡単な仕事でお金もらえるなんてラッキーだよ♬

そう自分に言い聞かせ続けても、ついに限界が来た。

もうムリ。

イライラして、他人に優しくできない。

口から出るのは、嫌味ばかり。

性格悪くなったなー自分。

吐き気がするほどイライラしながら、ただ、ぼーっと過ごして、じっと我慢してお金をもらう日々。これが生きていると言えるのか！？（大げさ）（生きるのに、お金は必要だし）

こんなの楽しくないな。

辞めよう！
辞めよう！
辞めよう！

辞めるのだ。

辞めるって言うとなんかネガティブなイメージだけど、新しい仕事にチェンジして、細く長く働ける環境を作る。それが退職の目的なのです。

つづく