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映画の話271 祈りの幕が下りる時(新参者)

 父と娘の、あまりにも重く、あまりにも温かい絆が描かれます。『砂の器』を彷彿とさせる内容だと思いました。また、舞台では違う人生を歩む、という演技者というものについて考えさせられました。
 時として、真実は、あまりにも残酷な事実を明らかにしてしまうということがよくわかりました。
 殺人に倖せな死があるとは思いたくありませんか、この映画に限ってはそういう死もあるのかもしれないと思いました。
 子への親の無償の愛と、子から親への無償の愛が、究極の悲劇としてよく描かれていると思います。素晴らしい映画だと思いました。

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