見出し画像

2/2 合併号【Project KGSDGs Vol.107 】& 【童夢 Arts沼 #31 】 コロナ × 部活動 バンド × 文藝部#15

〈1〉コロナ禍 × 文化部部活動#1〜3
〈2〉日本の強みはやっぱりこれ#1〜9
〈3〉新しい仕事のスタイルと社会構造について
  ①パートナーシップ型・プロジェクト解決型が意味するものは?#1〜4
  ②ボリュームゾーンの崩壊
  ③未来の学校はたぶんこうなるから今から準備しておかないとたぶん生き残れない要件
〈4〉未来人たちについて(たぶんこんな社会になるのかな)

〈3〉新しい仕事のスタイルと社会構造について
①パートナーシップ型・プロジェクト解決型が意味するものは?#3

 さて、この「Z世代型(仮)」のビジネススタイルは、今後日本で主流になるかどうかはわかりません。ですから、これを前提に考えていくことはやめたほうがいいです。
 でも、確実にひとつの新しい仕事のスタイルとして、コロナ収束後も持続していくものと考えられます。持続可能といえばこれほど持続可能な仕事のスタイルはない。そして、どんな自分のライフスタイルをどんな感じにしたいかを考えたとき、1つの選択肢になると思います。

 そう考えたとき、最近よく耳にする言葉で、今と、ちょっと先を読み解くキィになるのではないかな、と思う言葉があります。

 それは「マッチング」です。
 よくテレビのCMやバラエティ番組で芸人がプライベートを話すとき、「マッチングアプリ」という言葉が出てきます。男女の出会いの場を作るアプリです。
 一方、例えば「シェアフル」のように、自分の強み(スキル)を登録しておいて、そのスキルを使いたい企業や団体、個人が、アプリで探してその人をちょっと借りて活用する、といった人材活用のマッチングアプリもあります。
 必要なときに、必要な分だけ活用できるので、買い手の企業は社員を教育したり、社員の人生を丸抱えするより圧倒的にコストがかかりません。
 一方、売り手の個人は、一つの会社に拘束されずに、且つ、自分のスキルの部分だけを仕事にできます。イベントの際の会場設営とかビラ配り、取引先への年始の挨拶、毎朝のお茶汲み、机拭き、上司の説教、花見の場所取り、二次会三次会の店探し、朝会で社訓を唱和する、宴席での一発芸など全くありません。収入が不安定になる、福利厚生を受けられない、だまされる可能性がある、などのデメリットと引き換えに、やりたくない仕事はやらないで済みます。
 逆に言うと、「この会社は労働環境が劣悪だ。私はやりたくない仕事はやらない。仕事は私が選ぶ」というご立派な信条を持っている人は、会社なんかとっとと辞めて、そっちの道で自由にやるべきです。その覚悟と、自分を売る自信がない人は、労働環境の劣悪な不条理に満ちた会社におとなしくつながれるのみです。
 今の彼氏がいやなら新しいのに替えたらよい。今住んでいる地域がいやなら住み替えたらよい。日本がいやならどこかの国に行けばよい。
 いくらも選択肢はあります。彼氏も、地域も、日本も、会社も、自分の思う通りになるわけがない。あなたも誰かの思い通りになるなんてまっぴらでしょ? お互い様です。そんなに簡単な話じゃない? それ知ってる。当たり前のことです。でも問題を複雑にしているのは、得てしてその問題に直面している本人だったりします。現代文と同じです。あれを難しいと思うときは、ほぼ100%自分で勝手に難しく難しく解こうとしているだけです。絡まりがちな学者の文章を簡単に単純化していくことが読み解くことです。

この記事が参加している募集

スキしてみて

サポートあってもなくてもがんばりますが、サポート頂けたらめちゃくちゃ嬉しいです。