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縦を横にする(後篇)

①傷つきやすいレタスを24時間収穫し続けるレタス収穫ロボット(イギリス)
②24本の腕でイチゴを収穫するロボット(スペイン)
③マングローブを自動で植林するドローン(ミャンマー)
④かざすだけで穀物や作物の状態を見抜けるアプリ(ドイツ)
⑤ 水に浮かぶ酪農場(オランダ)
⑥循環型農業を行う図書館(ベトナム)
⑦エネルギーを循環させつつ、建物内だけで年間500トンもの食料を生産できる高層ビル(スウェーデン)
⑧海水を太陽光で新鮮な水に変換して砂漠でトマトを栽培するプロジェクト(オーストラリア)
⑨「垂直農業」で砂漠の中でも野菜を育てている農場(アラブ首長国連邦)
⑩農家と小売店を直接つなぐプロジェクト(インドネシア)
11 P2P(ピアツーピア)を利用して貧困にあえぐ農村に融資する出資プラットフォーム(インドネシア)

 もはやドラえもんの四次元ポケット並みの発想で農業のイノベーションが起きていました。個人的に一番すごい発想だと思ったのが⑨の垂直農業です。正しくは「垂直農法」と言います。
 広い土地と豊かな土壌を必要としない農業なんて、とても考えられないことです。それを実現しています。
 それに付近の動物から作物を守ることもできるし水害など天候の影響がほぼない。ということは逆もまた真なりで、付近の動物や自然への影響も少ないということです。まだまだ改良や議論が必要ですが、最初の一歩を踏み出せていることが大切です。
 実現可能性を考えることは大切ですが、「現実的でない」「実現は難しい」から始まると大概のことは「無理」で終わります。でも「無理」という言葉をはずして考え続けて工夫し続けることが一番大切なんですね。
 実現可能性から考えるのではなく、「こうなったらいいな」から始める。そして、実現するかしないかではなく、実現させるにはどうしたらいいかを考える。すると実現できないことは何ひとつなくなるのかもしれません。

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