sotomura

ブランディング会社勤務 メディア編集者

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最近の記事

マイノリティの可能性

子供の頃から、かなりの天邪鬼だった私。 少年野球では、 グローブのカタチが面白いという理由でファーストになり サッカー部では、 一人だけユニフォームが違うという理由でゴールキーパーになりw。 「王道」や「主流」「当たり前」に対して、なぜか抵抗感があり 「マジョリティ」に属すのが、とても苦手でした。 落ち着いて考えてみると、 「自分は特別な存在でありたい」という承認欲求の裏返しかもしれませんし 主役の座につけないコンプレックスから来ているという しょうもない

    • オリジナリティという呪縛からの開放

      先日、あるイベントに参加した際のこと。 スピーカーがしきりに 「日本の起業家はオリジナリティがないけど 海外の起業家は0→1発想でビジネスを創る人が多い。 日本には、”オリジナリティ”がたらーん!」 という話をしておりました。 まあ、これ自体は、よく耳にするフレーズなんですが この“オリジナリティ”ってなんなのでしょうね。 個人的には、本当の無から生まれたものって 今の世の中あるのかどうか疑問です。 基本、私たちは何かを貸し借りしながら アイデアを生み出

      • インナーブランディングによる「差積化」

        コーポレートブランディングについてのご相談を受ける中で、 最近よく聞くのは、同時にインナーブランディングを しっかりやりたいというお話です。 インナーブランディングというワードは、 これまで、そんなに頻繁に耳にするワードじゃなかったんですけど、 最近は必ずと言っていいほど、相手の方からお聞きします。 で、よくよく聞いてみると、 企業にとってブランディングが大事!ということはなんとなく理解して 外部企業に頼んでスローガンとかロゴをつくり、HPをつくり変え、 広

        • 人を見るか、考え方を見るか。

          企業ブランディングをする際 企業理念つくる理由の一つとして 「経営者向かって仕事をする組織じゃなくて、 企業理念に向かって仕事をする組織にしましょう。」 と言うものがあります。 文字通り受け取っても、 それはそれで一つの発見があると思うんですが 個人的に、この言葉には異なる解釈を持っています。 それは、実は大事なのは 「人を見るのではなく、考え方を見るべき」 であることなんじゃないかという解釈です。 これが言うは易しで、実際にはなかなか難しいのです。

        マイノリティの可能性

          プレゼン、教育、ドラッカー。

          年始の緊急事態発生後にもかかわらず 元気な企業は、相変わらず元気。 ぜったい動きは止めないですねー。 おかげさまで、提案が重なる1月前半でした。 感謝です! さて最近、プレゼンの際によく使うフレームがあります。 それがこちらの5ステップ ①企業・組織・商品サービスの使命とは何か? ②その使命を届けるべき真の顧客は誰か? ③真の顧客が心から熱望する価値は何か? ④どうすればその価値が届けられるのか? ⑤価値が届けられたら、どのようなことが起こるのか? す

          プレゼン、教育、ドラッカー。

          AND発想

          この数年で、パーパスブランディングって よく耳にするようになりました。 その内容は、ほんと乱暴に言えば 「企業も存在価値を明確にして、 働く人たちとも共通の目的をシェアしながら 社会のためになることをしていきましょうよ。」 ってことですね。 このパーパスブランディングに関して 経営学者の野中郁次郎さんの「共感経営」という 本の冒頭に面白い話が載っていました。 最近、このパーパスの大事さを掲げたのが、 アメリカの財界ロビー団体「ビジネスラウンドテーブル」。

          AND発想

          東洋的とは?

          先日、鈴木大拙さんという 日本の禅のレジェンドのような方の昔の著書で 禅を通じて、西洋と東洋の考え方の違いを紐解いてくれる 「東洋的な見方」という名著を読んでいた際に ふと思い出したことがありました。 それは、「アメリカ横断ウルトラクイズ」です。 30代の方なら知ってるかもですね。 多分25年以上前?TVで流行っていたクイズ番組です。 思い出したのは、あるワンシーン。 うる覚えですが、決勝戦にほど近い敗者復活戦。 クイズで敗れた人を対象に ピコピコハンマ

          東洋的とは?

          企業理念と就活生

          こんばんわ。 今日は、新しいメディアの設計をする上で 実際のユーザーの声をヒアリングすべく、 大学生の子たちに 就職活動の時にどんな仕事の探し方をしていたか ヒアリングをさせてもらう機会がありました。 面白かったのが、就活生の企業理念の捉え方。 私たちの会社は、 企業理念を軸にした企業ブランディングを生業としているのですが、 今の学生たちの企業理念に対する認識がとても新鮮! そもそも、ちょっと前の就活じゃ 企業理念なんて誰も注目せず、存在さえ知らなかった

          企業理念と就活生

          日本語とリーダーシップ

          こんな時代だから、自分たちの運命は 自分たちで切り拓かなければいけない。 そのためには、良い出会いと 負荷を乗り越えることで得られる自らの成長が必要。 この文脈で、今はあまり調子が良くないですが 自ら機会をつくり、機会によって自らを成長させる。 というリクルートのスローガン(?)は、個人的に好きですね。 つまるところ、運命をひらくために 何が必要かということになると 「オーナーシップ」、「リーダーシップ」ということになるのでしょう。 ただ一言でリーダーシッ

          日本語とリーダーシップ

          技術者は、科学者である。

          仕事で、ものづくりの会社に関わらせていただくことが多い。 自分も手を動かすことが好きなので、割とお話を聞くことが楽しいのです。 特に、エンジニア・技術者の方の、技術以外の話を聞くのが面白い。 本当に一流の技術者の方の話には、思想や哲学があり、 そこには統計学や確率とは相反する一見ロジカルとは思えない要素がある。 たとえば、 一般的に失敗すると言われているパラメーターを さらに超えた先で実験を成功させたり、 混ぜたらいけないものを混ぜたりw。 実証実験を通じて

          技術者は、科学者である。

          読書会のご利益

          去年あたりから、 会社で読書会をやってます。 みんなで読んだ本をシェアする習慣ができつつありますが これが本当に勉強になるんです。 読書会をやってみて気づいたことを、一つ紹介します。 そもそも自分が本当に必要な情報とは 出会いにくいものです。 山口周さんも、松岡正剛さんも言っていたんですが、 例えば、経営の知識を身につけようと 本屋に行って、経営の棚を散策してみても どれもビビッとこないものばかりって経験ありますよね。 それは、自分が本当に必要としているものが 自分自

          読書会のご利益

          noteはじめ。

          今年の目標の一つ、「noteを書いてみる」。  いざ、スタートです。 そもそも、会社で毎日いわゆる日報というものを書いているのですが、 書いている中で、自分はこれを誰に向けて書いているのか ちょっと疑問に思うところがありました。(基本はもちろん社内です。) その日にあったことや読んだこと、聴いたことといった インプットに対して、自分の考えを交えてアウトプットする中で、 もし、他の人にとっても何かしらの気づきや発見になることがあれば 何もこの日報というフレームを

          noteはじめ。