できる理由が1つでもあるなら
できる理由が1つでもあるなら、それはできることなのだと思う。
やりたい理由が1つでもあるなら、それはやりたいことなのだと思う。
できない理由は沢山ある
私は、海外で一人で屋台をやりたかった。
当時は人に説明できるほどの言語化された理由もなかった。
ただ屋台をやる自分を想像したら、すごく楽しそうに見えたのだ。
でも同時に、できない理由は沢山あった。
まず、英語が話せない。
私はTOEIC 300点という、名前を書けば取れるような点数の持ち主だ。
次に、やり方がわからない。
はじめ方がわからない。買い方がわからない。海外に住んだこともない。
そして、やりたいけどそれだけの覚悟がない。
挙げようと思えば、いくらだって理由はある。
どの国でやるのがベストかわからないとか、お金がない、時間がない、自由がない、親不孝かもしれない、友達に白い目をされるかもしれない、変な奴だと思われるかもしれない、レールを外れてしまうかもしれない、もう普通に戻れないのかもしれない、誰からも何も理解されないかもしれない。
そうやって、一歩も動けないまま月日が経った。
できる理由が1つでもあるなら
そんな私を突き動かしたのは、やっぱり自分の気持ち。
「屋台、やってみたい!」という、純粋なワクワク感。
そして、運命的なタイミングでの屋台引き継ぎ手募集のツイート。
強い思いは本物を引き当てる力に変わるのだと思った瞬間だった。
チャンスを掴める人であれ
屋台をやりたい私と、屋台を譲りたいハルさんが出会える確率は何分の1だろう。
そのチャンスを逃したら、もう一生屋台をやるチャンスは巡ってこないような気がした。
そしてその勘は、恐らく間違いではないのだ。
少しでも「これはチャンスだ! 」と思うことに巡り会った時は、迷わず掴み取ってみてほしい。
そこにはできない理由なんて要らない。
仮にできない理由に立ち止まるのであれば、むしろ無理にやらないほうがいい。
そして、「できない」のではなく、「やらない」類いのものなのだと思えばいい。
本当にやりたければ、できない理由なんて全部投げ出して熱狂できる。
そういうものなのだと思う。
ご静聴、ありがとうございました。
いただいたサポートは、執筆時のカフェ代に充てさせていただきます!ありがとうございます☕️