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組織の発酵って?

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人や組織において、なぜ「発酵」が必要なのか、このキーワードに辿り着いた四方山はなし
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#教育研修

発酵と組織の成長に共通する「3M」とは?

発酵と組織の成長に共通する「3M」とは?

お酒など発酵食品の醸造を担う方から、お話を伺うと楽しい。

そこには、先人や偉大なる自然から手に入れた叡智と技術の結晶が詰まっている。そんなお話には、人と組織の成長との共通点が沢山!たくさん!
畏敬の念を持ちながら、ワクワクしてお話を伺っている。

先日、そんな発酵を担う方の声を胸にしまい、ノートとペンをもって、山に籠もった。「組織発酵学」のネタ探し、コンテンツの思考を巡らせに。

山の中の静寂。

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人の成長に欠かせない「発酵・熟成プロセス」は、目に見えにくい

人の成長に欠かせない「発酵・熟成プロセス」は、目に見えにくい

長年、人材育成の世界に携わってきて、1つ確信していることがある。

「一番成長している時は、その成長が見えにくい」
ということである。

何かに気づき、課題や必要性を理解し、腹落ちし
自分の意識も、行動も変わってくる。

しかし、その意識や行動の変容があっても、そこでは、目に見える成果は出ない。それどころか、周囲から見ても、その変容は見えにくい。

もっとやっかいなことは、当の本人でさえ、変化や成

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「組織の発酵」という言葉に辿り着いた「とある企業での新規事業開発プロジェクト」でのエピソード

「組織の発酵」という言葉に辿り着いた「とある企業での新規事業開発プロジェクト」でのエピソード

そもそも、人材育成を生業としている私が
発酵というキーワードにたどり着いたのか?
今日はそんなお話をしてみる。

それは、もう10年近く前になる。
とある飲料メーカーさんでのシリーズ(プロジェクト)型研修。
1年かけて、新商品企画を作っていくプロジェクトだった。

4人✕4チームぐらいで、各班に分かれて毎月ワークショップを実施し、企画や実践、実験を繰り返していくものだ。

集められたチームメンバー

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なぜ、組織は発酵させる必要があるのか?

なぜ、組織は発酵させる必要があるのか?

企業の人材育成に携わって20年弱。
色々な組織の状態や課題を見て、そして成長や変化を見てきた。

「とにかく研修が必要なんです!」
という”実施することが目的”となっているようなケースもあれば
「この課題を解決するために必要なんです!」
と目的や過程が明確になっているケースもありました。

ただ、どの状態、もしくはどんな企画をもってしても、どうしても「人を変える」というスタンス・ねらい、いや、、、

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