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おんがくをはじめから(楽典)

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難しそうな音楽の理論を世界一簡単を目指して書いていきます。豆知識も入れつつ読みやすく分かりやすく・・・。読者の方からのご質問もお待ちしています!
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#音大受験

4時間目 十二平均律と純正律

4時間目 十二平均律と純正律

ピアノや電子楽器のほとんど全てが実は「音痴」、つまり音が狂っている状態だと言われたらどう思いますか?

音にドレミ・・・やCDE・・・などの名前を付けてきました。が、実はオーケストラや合唱のドレミとピアノや電子楽器のドレミでは音が違うということを知っていますか?

あまり難しい話をしても仕方がないので簡単なご紹介にしておきますね。

1オクターブの中には白い鍵盤と黒い鍵盤を合わせると12個の音があ

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3時間目 歌声の音域と声質

3時間目 歌声の音域と声質

前回予告した通り「音域」について見ていきましょう。

高い声を楽に出していると「すごいなー」なんて思いますよね。
じゃあ、どれくらいの音を出しているのか。ピアノの鍵盤で見てみたいと思います。

こんな感じ。ピアノって音域が広いですね!
実はピアノはオーケストラで使われる楽器の音域をすべてカバーしている唯一の楽器です。もちろんシンセサイザーのような電子楽器ではピアノを超えることは簡単なんですけどね。

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2時間目 音の名前

2時間目 音の名前

んじゃ、とりあえず本当に初歩の初歩から始めましょう。

鍵盤と音の名前

鍵盤でアレルギーとか言わないでくださいね。ギターのほうが分かる!っていう人もいると思うけれど、DAW(パソコンの音楽ソフト)でも「ピアノロール」なんていうのがあるくらい鍵盤を知ってると便利なので是非覚えちゃいましょう!
とりあえず「ドレミファソラシ」って名前と順番は分かると思います。

で、それがピアノやキーボードの鍵盤だと

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1時間目 おんがくの準備

1時間目 おんがくの準備

前回、音楽の国で生きていくためにまずは音楽語を話せるようになろうということで「楽典(がくてん)」という本を紹介しました。

あまり長い記事だと疲れると思うので、これからは細かく区切っていこうと思います。

楽典には何が書いてあるの?一般的な楽典の本にはこんなことが書いてあります。(今回は前回もご紹介した「楽典 理論と実習」(音楽之友社)の目次を基準に書きました)

1.音って何?
2.音楽を書くた

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0時間目 「おんがく」をはじめから

0時間目 「おんがく」をはじめから

音が苦小学生の頃から「音楽」という科目で何となく勉強してきたけれど、多くの人にとって受験に関係ないことから中学、高校と進むにつれてその科目としての位置づけは低くなっていくと思います。

勉強としての音楽という科目は嫌いな人が多いと思っています。
よく「音が苦」とかも言われますもんね。
それでも多くの人は程度の差はあれ音楽が好きなんだと思っています。

じゃあ何が嫌だって…リコーダーだったり鍵盤だっ

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