自力で行動できない子どもが育ってしまう理由
「今の子どもは・・・」って言われるのが嫌だったのに、「今の子どもは」って書き出しにしたくなってしまった。
ずーっと受け継がれていくワードなんだろうな。
それはさておき。。。
今の子どもは(今日は使ってしまう。。。)、与えられる事に慣れてしまってると思う。
自分達でアップしよう。
自分達でストレッチしよう。
自主練の時間にしよう。
そう投げかけても中々動き出す事ができず、とりあえずやった感じに仕上げてしまう。
おそらく、アップにしても、ストレッチにしても、自主練にしてもやるべき内容のストックはあるはずなのに、
自分達でやろうとする時、変な躊躇がはいってしまう。
具体的に、「これとこれをやって」と言うとさすがに自分達で動く事ができるけど。
こうなってしまうのには2つの原因があると思う。
①答えが常にある環境
②周りと違う事が否定される文化
どうやら、「今の子どもは」と言ったものの、その原因は大人にあるようだ。
色んなものが便利になり、答えがすぐそこにある事で食いついてしまうのが、まず大人。
勉強させたいなら塾に放り込む。
サッカーをもっと上手くさせたいならスクールに放り込む。
別に、それが悪い事とは思わないし、自分でやるより効率的で確実とは思うけど、
とりあえず感が出てるのは何か違う気がする。
自分でできるための一歩目の手助けとしてだったり、本人の意志があればいいんだが、
少なからず、動けない原因は、ただただ答えを与える環境を大人が準備してあげる事にあるように思う。
こうしなさい。ああしなさい。
ではなくて、こうやってみれば?くらいのニュアンスで放り込む感覚がないといけない。
答えにすぐありつく環境でとりあえず安心させるようでは、思考はストップしてしまう。
要は、答えが常にある環境を上手く使いこなすために与える側が一工夫しないといけないという事だ。
変に満たされる感覚になる事さえ避ければ、子ども達は思考する事を止めない。
便利だったり、効率的だったりする事が確実に子ども達のプラスになるはずだ。
また、周りと違う事が否定される文化についてだが、これは今に始まった事ではない。
自分達の子どもの頃の方がむしろ酷かったように思う。
だから、この原因については、「今の子どもは」と言うより、「今の子どもも」と言うのが適切なんだろうが、
まだまだ、周りと違う事=駄目な事
という認識が大人自身にあるんだと思う。
この文化は早くなくさないといけない。
機械的で忠実なまま大人になってしまい、自らの力で動けなくなってしまう。
会社に入って言われた事さえやってればいいという時代は確実になくなる。
周りと違う事をやりなさいとは言わないが、
周りと違ってもいいんだよ。しっかり自分の思った事をやりなさい。
そんなスタンスで、認めてあげる事が必要だろう。
まとめると、いずれにしても、どうやって子ども達自身に考える機会を与える事ができるかが大事になる。
その仕掛けを作ってあげるのが大人の役割。
大人自身が、答えにすぐ飛びつかないで思考する。周りに同調する前に思考する習慣が必要だろう。
「今の大人は」って子ども達から言われないようにしないといけない。。。
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