マガジンのカバー画像

短歌・詩・俳句

169
短歌・詩・猫を中心とした川柳などを掲載しています。
運営しているクリエイター

2022年7月の記事一覧

僕はきっと生きていていい

僕はきっと生きていていい

寂しさはさびしくもどこかあたたかくブナの若葉に木洩れ日は揺れ

僕はきっと ここにこうして生きていて いい 夏 清冽に 風がゆく空

暑い日が続いています。ただ、夏らしい青空が戻って来て、暑いけれど、澄み渡った空気と青空が、気持ちを爽快にしてくれます。
そんな肯定感を歌にしてみました。

ただ僕は、夏より冬の方が好き。海より山の方が好きです。旅に出るなら北を目指します。典型的に「寒冷」を求める人種

もっとみる
野良・地域猫みたいな飼い猫と大暑

野良・地域猫みたいな飼い猫と大暑

ご興味はないと思いますが、ウチの猫の話です。夏になって冬毛が抜けるとこんな感じで全体が白っぽくなります。お尻の方はまだまだですが。

冬は、こんな感じ。

この間(見えにくいかのしれませんが)耳に切れ込みがあるのを見つけました。

て「もしやこれは避妊手術の印?」と思ったのですが、カミさんに聞いてみたところ、「あれは、よその猫とケンカしてできた傷。避妊手術はしたけど一応、飼い猫で、地域猫じゃないか

もっとみる
あぢさゐ

あぢさゐ

僕がただ生まれて死ぬという ただそれだけにすぎないんだが

何だかわからないけれど何かを待っている雨の午後

ただここにこうしていたい 降る雨にただ濡れている紫陽花

字足らずのつぶやきでした。

樹

雨後の野に幹黒々と濡れてゐる一樹しづかに死を待つかたち

立ち尽くす樹の哀しみを吹き抜けて風吹けば風輝く日照雨

自由とはこの樹のやうに天を指しやがて朽ちゆくことかもしれぬ

暑い日が続いています。雨が抜けたと思ったらかんかん日が照って。
雨上がり、「樹」を歌ってみましたが、僕が歌を作るとどうしてもこんなふうになってしまい・・。

こちらの方の「樹」は素晴らしいと思い、僭越ですが紹介させてください

もっとみる