チップ文化(チェコ/プラハ、マロストランスカー駅)no.3

 ジリジリと肌を焼く陽射しが痛い。地下鉄やトラムを乗り継いで、マップ上に広がる広場に着いたからといって、そこが目指していた目的地だとは限らない。途切れることのない道と、有限の時間を、どういう心持ちでいれば、今歩く道だけを楽しむことができるのだろうか。
 2019年6月20日、チェコ、プラハ。今日、茣蓙を広げたのは、プラハ城というチェコ共和国においてトップを争う観光名所の最寄り駅だった。さまよった挙句、たまたまたどり着いた場所がそこなのだから持っている男だと思う。

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