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先生とのボタンの掛け違い

先日、息子の担任との個人面談があった。

昨日のつぶやきでは「ヤバい先生だった」と書いた。
なぜか。
生徒を伸ばそうと思う気持ちが強すぎて空回りし、
なおかつ減点方式で罰を与えるタイプの先生だったのだ。

息子はおそらく学習障害がある。
現在2年生で、学習障害の判断をする年齢には達していないとのことで
「学習障害疑い」という状態だ。
幼稚園でも字の読み書きがなかなかできず、
発音も「さ行、た行」がうまく話せず療育センターの言語訓練を受けていた。
他の子が幼稚園でお手紙交換をしたりする中、
息子は絵すらほとんど描けなかった。

現在も毎週末に出るノート1ページ分の日記の宿題を
1、2行書くのがやっとである。
その数行を長い時間をかけてようやく書く。

先生はそれに丸をつけない。

2年生の普通級に出される国語・算数の宿題のプリントも
まだ習っていない漢字を「自分で調べてやりなさい」という。
プリントには書き順も載っていない。

息子は一応やってはみるものの、もちろんできるわけがなく
泣き出してしまう。

放課後デイサービスの先生や精神科医と相談して
キャパオーバーによる不登校を防ぐために
週1回のお休みをとることに決めた。
その日の状態で不規則に休むのではなく、
ルールを作ってメリハリをつけるのも目的の一つだった。
これまで3週、計3回のお休みをとっているが
そのおかげで行き渋りもなくなった。

でも先生は息子にカレンダーを渡し、
休んだ日を赤色で塗らせる。
出席した日を塗る加点方式ではない、減点方式である。

計3回のお休みのうち、
1回は怪我による病欠である。
それは先生も知っている。
しかし先生はその1回の病欠の日にわざと授業を進めて(飛ばした?)
戸惑う息子に「お休みしたからでしょ」と言った。
先生の言葉そのままで書くと
わざとショックを与えました
とのこと。
休んだら授業が進んでしまうのは仕方ない。
自分一人の都合で社会は動いていないことを
先生は伝えたかったのだろうが、他にやり方はなかったのか。
傷つけるやり方を選ぶのはなぜか。

授業中に立ち歩く。
やりたくないとごねる。
鉛筆を折って帰ってくる。

どうやら先生の目には
学校を休みたいが為にわがままを言い、
やる気がなく不真面目で勉強をサボっている子

と映っているらしいことが面談で話しているうちに感じられた。
息子は一見、『普通』なので
先生としては「もっとできるはず」と負荷をかけてしまうようだ。

親の目から見れば
合わない課題に苦戦して先生の理解も得られず、
学校が苦痛の種になっている子

である。

立ち歩きも、ごねるのも、鉛筆を折るのも
息子からのSOSである。
去年は離席もなく、波はあるものの楽しく勉強に取り組めていた。

これでは個別支援級にいる意味がない。

普通級への参加を増やそうとしたが、
すでに国語と算数以外のほとんどは普通級に行っているし
学習障害で勉強が遅れているため難しい。

先生がとても熱心にご指導くださっているのは
面談でよくわかった。
その点についてはとても感謝している。
しかしながら前述の通り先生の根本で「サボり」という認識がありそうで
なおかつびゅんびゅん空回りしているのだ。
(これまで2度も学級崩壊をまねいているというのは
そういったことも関係していたのかもしれない)

先生とのボタンの掛け違えを修正するしかない。

意を決して特別支援級の主任の先生に相談した。
私の苦手な電話で、しかもろくに話したこともない先生だ。
上手く話せた気がしないが
とにかく困っていることだけは伝わったと思う。

これかどうなるか、不安だ。


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