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20210220 通院メモ 軽躁状態の特徴や言動を目の当たりにする・・・人の振り見て我が振り直せ

今日の午前はクリニックでの集団認知行動療法。
グループワークの席に座るとき、どの席に座ろうかといつも悩んでしまう。
長い間クリニックに通っていると、どうも「苦手」と思うような人にも出会ってしまう。
それがなぜなのか?というところをモニタリングしていけば良いのだろう。
おそらく、人と合う合わないというストレスに対しての対処を練習することにもつながるはずだから。

それにしても、今日のグループワークでテーマを出された方は、すごかった。
何だろう?
同じグループで意見を言っている人たちが、どんどんと意見を言うのを諦める空気感。
こういうことは、滅多にない。
というか、クリニックに通い出して7年になるが、こういうのを経験したのははじめてだった。

テーマを出された方は明らかに軽躁だった。
というか、いろいろな人が質問していく中で、
「軽躁状態をキープすることを目指している。軽躁状態が仕事をする上で一番パフォーマンスが高いから。」
との発言があり、そこから意見や質問が一気に出なくなってしまった。

ただし、この感じ。
どこかで経験している。
そう、自分が軽躁状態の躁がかなり高い時にそっくり。

自分の場合、軽躁状態になると自分の考えや意見が絶対的な感じになってくる。
誰かに質問をしようとしていることも、既に答えを持っていて、その答えをいかに論理的に構築したもので説明できるのかということに意識が向く。
自分の考えが正しいと思っていて、疑わない。
ちょっとその考え自体に疑問があるような話題を向けられると、癪に障る。
自分の考えをものすごくしゃべる。
相手が諦めて黙っていることに気付かない。
優先順位が自分の考えたこと以外だと、受け入れられなくなってしまう。
柔軟性がなくなる。

今日のグループワークに参加していた人たちは、その躁の高さに誰もが心配している様な感じだった。
これは、まずいんじゃないかなぁと。

多分、自分もそんな感じだったんだろうなぁ。
ただし違うところは、クリニックの中での話ではなく、社会の中で自分がそういった状態だったこと。
社会の中でそんな振る舞いは、当然人間関係や信頼関係が壊れてしまう。
そうやって、壊してしまった人間関係がどれくらいあるのだろう?
想像するだけでも、気が滅入る。

そうした過去は取り戻すことができない。
仕方がないことではあるが、今後出会う人たちとの人間関係をよりよくしていくしかできない。
そのために、自分がどんな状態であれば良いのかというところが大切になってくる。

第一は、当たり前だけど健康であること。
どこか身体に不具合があると、どうしても思考の柔軟性はなくなっていく感じがある。
その辺は、健康を取り戻してきた中ですごく実感している。

だから第二としては、健康を維持するための方法をしっかりと実践することになる。
食事に関しては、手を抜きながらも自炊することが当たり前になってきた。
どうしても外食が増えると、体重が増えてきてしんどくなる。
健康が食事からというのを実感している。
そして、運動。
年末から、ずっと毎日30分程度の運動を欠かさず行うことができている。
負荷の大きい小さいはあるけれど、毎日続けていることで身体の調子が良いのを実感できる。
特に、身体のバランス感覚が向上している感じがあり、ふらつくことがものすごく減った。
また、もともと若干斜視の傾向があり、めがねで修正はしているが立体的な距離感がつかみにくいというのもあって、平らなところでも躓くことが多かった。
しかし、それも圧倒的に減った。
となると、怪我をする確率も自ずと下がる。

そして、第三は自分をモニタリングして状況を把握し確認すること。
このときに、感覚ではなく客観的なデータに基づいて把握できなければいけない。
なぜなら、感覚は軽躁だったり、混合状態だったり、鬱だったりで変わってしまうから。
だから、この間のクリニックでのリハビリで作成していくことになった、自分の状況を把握する表が必要になってくるし、毎日とり続けている体重や体温、血圧などといった数値で見えるものの特徴をつかんでおくことが必要になってくる。
自分の場合、これがまだまだ甘い。
特に前者の部分。
今、ここをものすごく練習しているところではある。

そして第四が、自分でコントロールして行くこと。
ADHDの性質を持っているため、衝動的に動いてしまうところがある。
しかし、そこでワンクッション。
その行動を取ることがどんなことにつながるのか、その行動は軽躁状態ではないか?などといったことを自問自答して行動に移すことができる必要がある。
衝動的に動くことが多くなると、それは軽躁状態が強いことから、その後必ず落ちていく状況へとつながりやすい。
第三段階から第四段階にかけては、本当に課題が大きい。
おそらく、これができるようになることが再発しないということに結びつくはず。

トータルして共通しているのは、どんな状況に置かれていても自分をコントロールすることができる
自己調整力
なんだと思う。
これを身につけていく練習を仕事を休んでしている。

多分、まだまだ時間はかかりそう。
今日は、
「人の振り見て我が振り直せ」
をまざまざと実感したクリニックでのリハビリだった。

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