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20211202 通院メモ もし、ここまで治療してきた中で得た知識やスキルを持って、しんどかった頃の職場で働いていたとしたら・・・

今週も、あっという間に木曜日。
この一週間は、リハビリの中で仕事のことをテーマにした感じで考えることが多かった。
というのも、いよいよ復職まで4ヶ月を切り、順調にいけば2ヶ月後にはリハビリ出勤が始まる。
そして、職場に戻るに当たり、精神障害者保健福祉手帳を取得して、職場の管理職には合理的な配慮をお願いすることにもなる。
そうすると、どんな仕事については配慮してもらうのか、そうしたことも詰めていかないといけない。

そんなことを考えていたからなのか、今週は若干下がり気味。
軽躁寄りの混合状態になっている。
日常のルーティンの中で「めんどくさいなぁ」と思う様なことが、度々出てくる様になってきている。
思考も、ちょっと勢いをつけないと回り始めない。

そうした状態だったからか、復職したときのことについて、かなり吹っ切れていたところがあったのに、他人目線で自分を評価しようとしている自分がいるのに気付く。
そうした思考の時は、自分に対しての評価や価値が低めになる。
自己肯定感が低い。
ただし、いつもと違うことがある。
それは、生活のリズムが整っているおかげで、体調自体はそんなに悪くは無い。
だからというのもあるのだろうが、結構自分をモニタリングして客観視できているものがある。
だからこそ、鬱のスパイラルへと落ちていかない。
自分の思考も、とにかくキーワードの羅列でも良いからと思ってノートに言語化して書き出していくことで、一旦おいておくことが出来る。
さらには、勢いで書き出したことがどんな風につながっているのか、客観的に分析することも出来る。
自分の思考を疑うという言い方はおかしいが、自動思考が自分を苦しめていないかどうか、確認しないとまずい感じはある。

そうした中で、一つ自分を苦しめていた大きな「価値観」が見えてきた。
この価値観については、
「職場の人は、自分の考え方や価値観は話してもきっとわかってくれない」という自動思考がある。
職場に戻る際、これまではここのところの絶望感がすごくあった。
しかし、自分が自分の特性や障害と言われるところを受け入れることが出来たことにより、
「自分の考え方については、受け入れるか受け入れないかについては話を聞いた側の問題であり、自分の問題では無い」
と考えられる様になったことで、すごく気持ちが楽になった。
ただし、当然こちらも言葉にするときに、アサーティブな言い方であったり言葉を選んで話すという必要はある。
そして、自分の中でこれまで以上に大切にしようと思っていることは、
「健康に仕事を続けられるかどうか」
という価値観になってくる。
そのためには、仕事を削るということを躊躇せずに選択することも出てくる。

自分の就いている仕事について、特有の考え方や価値観があるのはわかっている。
だから、その考え方の立場に立つと、自分みたいな考え方は
「ありえない」
と、思われてしまう可能性をすぐに浮かべてしまうのだ。
ところが、先日相談した前の職場の同僚は、自分の価値観をよくわかってくれた。
だから、「ありえない」と思う人もあれば、実は「そうだ」ときっちり納得してくれる人も居るというのが事実でもある。

自分の中で起こっていたことは、こうした考え方についての視点が自分なのか他人なのかという揺らぎだったんだなと理解できた。
揺らぎが有るということは、まだまだ仕事に対しての準備が足りないということ何だと思う。
準備をして行くためには、仕事の中で問題だったことやストレスになっていることの仕分けをして行かないといけない。
その仕分けをするのに、どんな視点が要るのかアドバイスを求めたところ、次の様な図を見せられた。

仕分けをするのに持っておくと良い構造

問題や課題に直面したとき、それがどのようなものなのか、仕分けをするためには、上の表の様な所に当てはめることで、対応を考えやすくなるとのこと。
問題には内的要因と外的要因があり、それぞれについて自分でコントロールが可能なのか不可能なことなのかがあるとのこと。
自分が持っている特性というのは、内的な要因ではあるがなかなか簡単にコントロールすることが出来ない。
それを努力や工夫ということでコントロールすることはできるかもしれない。
しかし、やっぱり根本的な特性はコントロールできないものだったりする。
他人の問題を自分の努力で何とかしようと思っても、他人はコントロールすることは難しいので、こうした問題が解決できないときに自分の努力不足を責める様な状態になると、自己肯定感の低下や劣等感、悲観的な考え方へと至りやすくなる。
だからこそ、この構造についてよくよく理解し、目の前の問題を当てはめて考えることが大切だとリハビリの先生からは言われる。
そして、仕事上の課題として自分が解決できるコントロール出来るところに集中するだけでも、パフォーマンスは上がるだろうとのことだった。

これも、目の前で起こった刺激に対しての認知のあり方なのだろう。
しっかりと仕分け作業をしていければと思う。

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