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20240809 通院メモ 過剰適応と依存症

今日のクリニックでの疾病理解の内容は、依存について。
依存というのは、何かストレスがあったことに対して、そのストレスから遠ざかるため、避けるためにとった行動が継続的に行われるようになったことをいう。
依存には、手っ取り早く1人で乗り切ることの方法であることが多く、誰にも悟られない状態で行動することが多い。
依存症について困っているのならば、依存の元となるストレスや辛さというものが何なのか?というところを見つけて言語化して、理解する必要がある。

自分の場合、YouTubeを見続けてしまうところがある。
最初の休職の時は、ゲーム依存もあった。
仕事を持ち帰って、気分転換のためにツムツムをやり始めると止まらない。
仕事に支障が出るくらい、なかなかストップが止められない。
こうなると、依存からくる障害とも言える。
自分の場合お酒を飲む依存にはならなかったが、父はアルコール依存症になって仕事に影響を出していたから、かなりのストレスが大きかったのだろう。
元々アルコールに弱いから、アルコールを飲む方が辛いというのもある。

では、自分の依存の元になるものは何だったのか?というところを見ていかなければならない。
その答えの一つとして、今日のテーマである「過剰適応」があったのだということに気づくことができた。

過剰適応とは、自分が置かれた環境に合わせようと、自分の考えや行動を合わせすぎてしまう状態のこと。心理学では自分の都合よりも周りを優先させて、無理しながらもがんばっている状態を指す場合もあります。
過剰適応を起こしやすいのは、「人に良く思われたい」「認めてもらいたい」といった承認欲求が強すぎる人。このような人は本来の自分の性格よりも他人からの目を優先してしまい、過剰適応に陥る場合があるのです。
しかも一度人から認められると「もっと認められたい」とさらに承認欲求が高まり、過剰適応が習慣化しやすくなります。
また人から物事を頼まれると断りにくいと感じる人や、うつ病・パニック障害など精神疾患に陥りやすい人も、過剰適応を持ち合わせている傾向にあるのです。

これ、自分の同業者で心身の調子を崩す人にたくさん見受けられることの一つではないか?と思い当たる節がたくさんある。
過剰適応になりやすい人には、自分のことを認められない、自己肯定感が低いなどといったことがある。
過剰適応になってしまうと、他者との感情の交流が途絶えやすい。
我慢してしまう。
そうすると、アウトプット、言語化ができなくなってしまう。
これには、「もうこれ以上傷つきたくない」というところが、精神的な重しになっていることもある。

これを乗り越えるためには、やっぱりアウトプットが必要。
親友、家族など、自分の本音を言える関係を持つことで、心理的な孤立を防ぐ必要もある。
とにかく、本音を話しても認めてもらえるような関係がとても大切。
支援する側は、本音を引き出すことのできる関係を作るというのも必要なのだろう。

また、依存にならないようにするために、対処行動の引き出しを増やすことで、依存にハマらないようになる。
そうした引き出しを持つことが、精神的、肉体的な回復を促すことにつながる。

もしかしたら2020年からの休職期間中に同じような疾病理解の内容を学んでいたかもしれない。
しかし、もしそうだったとしたら、完全に抜けている。
自分に当てはまることなのに。
ストレスそのものや辛かったことをアウトプットしていく必要があるなぁ。

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