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20210303 通院メモ 今更ながら自己肯定感の低さよ・・・

昨日のプログラムでストレスサイン表を作成している際、
「根本的に恐怖や不安があり、その気分がいろいろな行動に影響をしている」
ということに気がついた。
今日のリハビリは、振り返りをしてそれをリハビリの先生に話をするのが午前中にあったので、その際にそのことについて話をすることにした。

自分が話をした内容は、昨日のnoteに書いたことが基本だけれど、そのままだと長くなってしまうので、要点にまとめて話すことにした。

・基本的に気分で行動することがとても多いこと。
・気分の一番の根幹のところは「恐怖」や「不安」であること。
・恐怖や不安を解消するために、軽躁のときは「自分に足りないところを学びたい」と思い、思いっきり勉強したり、人に会いに行って話を聞いたり、またSNSなどを通じて情報を得ようとものすごく活動的になり、鬱のときは「自分ができないのは能力がないせいだ」、「自分なんていなくても何も変わらない」とか、「自分がいるせいで悪いことが起こってしまう」などと思い、熱が出たりして引きこもるようなことになってしまう。
・自分みたいに能力の低い人間が仕事をしようと思うと、色々と頑張らないとと焦ったりしてしまう。周りからの苦情に対して、自分の考えであったり行動することに対して学んだ理論に基づいて取り組んでいるということはあったのだけれど、求められることも取り組まなければ認めてもらえないと考えて、あれこれマルチタスクになり、自分の能力の手に負えないくらい負荷が大きくなってしまったこと。
・あまり人を信じられなくて、人間関係が希薄なために、人にどう相談していいかもわからないし、何を話していいのかもわからないようになってしまうこと。妻はソーシャルサポートとして、自分の病状についてであったり気持ちであったりを相談することができるが、それ以外に誰か助けを求められるような人をあまり思いつかない。

こうしたことを話した。

リハビリの先生からは、全体的なことと個々の事についてコメントが有った。

・本来、動物の本能として「恐怖」や「不安」というのがあるので、「恐怖」や「不安」といった感情を持つということについては、いい悪いで判断するものではない。不安があるからこそ、考えて準備をしたり予測して工夫をすることができるわけで、それはあくまで正常のこと。
・双極性障害という性質を持っていることにより、その不安から起こる行動がものすごく過活動だったり、負荷が大きかったり、コントロールできなかったことで今の状況になってしまっただけのことであり、特別それがなにか悪いとかいうことはないこと。活動量をコントロールするのは、モニタリングとセットで練習していることでもある。
・ご自身は苦情に対して何もしていなかったのではなく、しっかりと考えを持って取り組まれていたのであって、苦情を言った人の考えはあくまでその人の考えであるので、そこは問題を分けて考える必要があること。これは、練習をすれば分けることができるようになる。
・ソーシャルサポートを受けるために大切なことは、自ら行動する必要があること。どのように伝えるのか、どんなサポートがほしいのか、そうしたことは、自分の特性をしっかり理解した上で、予め周りの人に話をすることができるようにならないと、サポートを受けることはできない。
また、他人は病気のことについて基本的にわかってもらえないと考えておいたほうがいい。ましてや職場の人間などは、「体調が戻ったなら、給食前と同じように仕事してね」と言ってくるのが当たり前だと思っておいたほうがいい。
職場の人に精神的なことも含めてベッタリと心配してもらうのではなく、物理的な関係、つまり上司などといった職種の関係性においての配慮義務という法律に書かれていることを根拠として、「〇〇な様子が見られたら、一言注意してください。」というようなコミュニケーションを取るなどでサポートしてもらえるようになればいい。これも、リハビリのプログラムの中で練習をしていく。スキルなので練習すればできるようになる。

個々の事についてはこうしたことをアドバイスしてもらう。
そして、根本的なところにも話が及ぶ。

発言の中で「自分みたいな」といったような言葉が随所に出てくる。
ものすごく自虐的なワードが出てくる。
自己の価値がとても低かったり、自信がないところが見受けられる。
「自信」という言葉は、「自」分を「信」用していないと書くわけだが、出来ていないことばかりに目線が行きやすい。
休職したのも、好きで休職したわけではないし、休むことに罪悪感を持つのも違う。
性質や特性から、頑張りすぎてしまったわけで、頑張っていなかったりサボっていたわけでもない。
今、毎日こうしてクリニックに来ることが出来ている。
こうして、モニタリングの中から自分と向き合っていることが出来ている。
モニタリングから自分の課題について考えることが出来ている。
そうやって、出来ていることに目を向けながら、自分を認めていくことを練習していきましょう。
どうしても、当たり前にできることについて自分で自分を褒めるということをしない。9割で来ていて1割で来ていないことが目につくことで、自分を攻めてしまいがちになることもあるが、「気づけてよかった」と前向きな認知にしていくことも大切。
誰もご本人のすべてを理解することは出来ないし、理解できるのは本人が一番できることなので、ご自分に対する認知を変えていき、認めることができるようになっていきましょう。

少し、勇気づけられた気分になった。
話を聞いていて、涙が出てきた。
この涙の意味は、自分でもわからない。
ただ、自分の特性や性質について偏った認知や思考で捉えるのではなく、もっと事実に目を向けていく必要があるということなんだろうと思う。

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